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「シャア専用ザク」が飛び出す年賀状 3次元を再び2次元に落とし込むイラスト風塗装の魅力「いわば、立体ぬり絵」

――SNSにアップされた“年賀状”は、ガンプラか絵か、見紛う程のクオリティーでした。“年賀状”制作のきっかけをお教えください。
シャア専用料理長「シャア専用ザク」をイラスト風に塗装したところ、今まで自分が塗ったガンプラの中で一番「絵に見える」出来栄えでした。
 ちょうどその頃(12月中旬)は、テレビのCMやニュースで年賀状の話題がよく取り上げられており、SNSに掲載する年賀書き込みのネタにちょうど良いと思い作成しました。ちなみに結果論ではありますが、いくつかあるイラスト風模型のなかでも真っ赤なシャア専用ザクは年賀状っぽい色合いになったと感じています。

――どのようなところに気を付けて制作されたのですか?
シャア専用料理長特に陰影を際立たせること、水彩画のような仕上がりを目指して塗装しました。またポーズを変えても、光の当たっている場所に違和感が出ないよう何度も写真で確認し、塗り直したり、光のあたる部分には黄色、影の部分には青や緑などを使い奥深い色合いを表現できるよう頑張りました。
 また“年賀状”にする際は配置や角度を調整しながら撮影し、単に紙の上に置くだけでは見栄えが良くないため、ポーズを取った上で、死角になる背中側に高さを調整する物をおいて角度を調整しています。

――細かいところまで配慮されているんですね。実際にSNSアップ後の反響はいかがでしたか?
シャア専用料理長ツイッターはもちろん、プラモデル系のYouTubeチャンネル「「まる。のプラモ部屋」」の新年ライブ配信でもご紹介頂き、皆さんから「イラスト?プラモ?どっち」や「絵にしか見えない」などのコメントをたくさんいただきました。
――シャア専用料理長さんが考える「イラスト風模型」の魅力はどんなところですか?
シャア専用料理長普通の塗装よりインパクトが強く、見た方からのリアクションが大きいことですね。ツイッターなどでのコメントはとても励みになっています。
 私は普通の会社員で週末を中心に活動しているため、大掛かりな改造や、手間や時間のかかる各種塗装方法はなかなか難しい。それに比べ、筆塗り+油性ペンの書き込みで出来る「イラスト風模型」のほうが手軽だと感じています。
 ガンプラは本来2次元の映像だったものを立体化=3次元にしたものなので、それをわざわざ塗装で2次元に見せるというのは何だか回りくどい作業なんですが、言ってみれば積分と微分のような関係性じゃないかと思っています。光の当たる方向を決める、反対側に影を付ける、ハイライトを入れる、輪郭線や影線を書き込むなどの決まった手順、つまり公式に当てはめれば「イラスト風模型」が出来上がります。感覚的でアナログな部分ももちろんありますが、結構デジタルな作業ともいえます。
 プラモデルの箱絵やイラストをお手本に出来るいわば「立体塗り絵」ですので、皆さんにも一度挑戦して頂きたいと思っています。
――シャア専用料理長さんが考える「イラスト風模型」の魅力はどんなところですか?
シャア専用料理長プラモデルは組み立てたり、塗装するのが目的ではなく、出来上がったプラモで「遊ぶ」ことが目的なので、これからもどんどん制作してどんどん遊びたいと思っています。
 また、ツイッターやYouTubeで、ガンプラの楽しさを広めることができたら良いなと思っています。
■インフォメーション
YouTubeチャンネル「シャア専用料理長」
https://www.youtube.com/channel/UCfo9830TZUAEAGs3fxSeDCA(外部サイト)

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