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17年300回続く『ゲームセンターCX』  YouTube「ゲーム実況」意に介さず「ライバルは『吉田類の酒場放浪記』」

監禁されやらされる「有野の挑戦」 ゲーム好きの「ゲーム実況」とは成り立ちが違う

 こうして確立された番組のスタイルやコアなファンの心情を大切にしているからだろう。菅氏は『VS嵐』(フジテレビ系)などメインストリーム中のメインストリームも手掛けているプロデューサーだが、だからこそ、この番組に関しては「変わらないことがコンセプト」であり、「マイナー界の王者でいたい」と語る。

「芸能界にも海外にもコアなファンがいて、みんな僕に“こっそり”と『ファンです』って声をかけてくるんです。江戸時代の隠れキリシタンのように(笑)。世界中に信者がいて、支持されている気分といいますか。ただ、『踏絵』をしたら踏めるのがうちのファンだと思います(笑)。
 そんなファンに支えられてこれまでやってきたんですが、うちの番組と同じく17年間続いている番組を調べたとき、『ネプリーグ』(フジテレビ系)、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)があって遠い存在だなと思っていたら、『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS)を見つけたんです。『見ている人は見ている』ところや、『吉田さんが酒場を愛していらっしゃる』ところ、『見ているとその酒場に行ってみたくなる』ところがうちの番組に似ているなと思って、すごい友達感を持ったんです。地上波にいったらたぶん今のままのスタイルではやらせてもらえないし、やらせてくれたとしても視聴率はそんなにいかないと思うので、結局、誰も得しませんから、地上波は狙いません。そもそも呼ばれもしないと思いますけどね(笑)」
 ではそんな菅氏は、今、YouTubeをはじめ、実況プレイヤーが増えている現状をどう見ているのだろう。

「みなさん大変だと思います。というのも、有野さんは監禁されて、ゲームをやらされているから、文句も言うし、嫌だとも言う。でもみなさんは、自分から大好きだからやりますと言ってやっていますよね。テレビのバラエティーは基本的に客観だけど、YouTubeなどSNSの実況はオール主観ですから、その分、ハードルが上がってしまうんです。
 あと、うちの番組は編集がうまいととても褒めていただけるのですが、メインストリームのバラエティーも手掛けている演出のプロが10時間以上収録したものを50分くらいに編集していますので、それは当然(笑)。うちの番組を見てゲーム実況を始めたという方も多くいらっしゃいますが、SNSでのゲーム実況やeスポーツとうちの番組では成り立ちが違うなと感じています」

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