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ファミコン芸人フジタが選ぶ「大作に負けない! 隠れ名作ファミカセ」
完全なパクリはNGだが、技術の奪い合いがファミコンを進化させた
「全タイトルを把握すると、『これはあのソフトに似てるな』と感じるものも多いです。『ここまで寄せて、何も言われなかったのかな』と感じるものもありますね。今回ご紹介するのは、そんな大作の面影をどこか感じる3本です」
というフジタだが、大作や良ゲーだけでなく、いわゆるクソゲーでも、開発時に意識したことによって、ゲーム業界の進化が進んだのではないかとも言う。
「ファミコン黎明期は、さまざまなゲームのシステムを研究し、いいものを切り取ってアレンジして取り入れるということはどのメーカーもやっていたと思います。例えば、『グラディウス』の”パワーアップシステム“や、『フォーメーションZ』の”ため打ち”は、のちのゲームに大きな影響を与えたと思います。キャラクターやグラフィックなどの”パクリ“はよくないですが、そういった技術の奪い合いが、ゲームの質を高めていたように思います」
フジタが選ぶ「大作に負けない! 隠れ名作ファミカセ」3選
昔から『ピットフォール』というゲームがあるのですが、この原作は、このソフトと全然似ていないんです。ファミコンに移植する際に、『マリオ』と『スペランカー』の人気に乗じてしまえと、開発者サイドがアレンジしたのだと思います。
日本ではソフト自体はあまりメジャーではなく、日の目を浴びず、一般的にはそんなに評価されていない作品ですね。マップが広大なうえ、難しく、即死トラップもある。個人的にはそんなに悪いゲームだとは思わないんですけど、難易度が高いので、ハードルはだいぶ高いです。