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ファミコン芸人フジタが選ぶ 「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」7選

「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」について語ったフジタ (C)oricon ME inc.

「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」について語ったフジタ (C)oricon ME inc.

 家庭用ゲーム機黎明期に誕生し、今も楽しめる名作から、“クソゲー”と呼ばれる不人気作まで、さまざまなソフトを生み出した『ファミリーコンピュータ』。そのソフトは1000タイトル以上と言われ、誰もが知っている名作から、まったく日の目を見なかったものまで、実にさまざま。そこで、ゲームソフト所有本数3万本、約3000万円をゲームに捧げたファミコン芸人・フジタ協力のもと、“ファミカセ”をさまざまな角度で切り取り、ピックアップ。第8回のテーマは「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」。
※以降の内容は、ゲーム攻略法などネタバレ要素を含みます。閲覧にご注意ください。

“対戦ゲーム”の魅力は皆で1つの画面を食い入るように見る一体感

 いまでこそ、対戦ゲームは珍しいものではないが、家庭用ゲーム機黎明期だったファミコン初期の時代は、そもそも対戦できるゲーム自体が少なかった。なので、本来対戦用に作られたものではないものも、対戦ゲームのように遊んでいたという。

「今回ご紹介する『ファミリースタジアム』のように、1対1で対戦して雌雄を決するもありますが、本来協力プレイをしてゴールを目指すはずのソフトで、お互いの足を引っ張り合って“殺し合い”のようなこともやっていました。あんまりやりすぎて、殴り合いになったり、友達が離れていったりしたことも…。ただ当時はそれだけみんなゲームに真剣でしたね。今はゲーム以外にも、YouTubeをはじめさまざまなエンターテインメントがありますし、Nintendo Switchみたいにオンラインで対戦もできます。でも当時のように、対戦する2人だけじゃなく、周りのギャラリーも食い入るように小さなテレビ画面を見つめて、勝った負けたをみんなで一喜一憂する。その一体感がファミコンの醍醐味かなと思います」

 5本のはずが、絞り切れず7本になったフジタが選ぶ、終わると険悪になるほど真剣に遊んだ“対戦ゲーム”コレクションは以下の通り。
アイスクライマー(1985年/任天堂)
 2Pプレイが可能で、上にスクロールしていくゲームですが、「置き去り」にすると相手は死んでしまうので、必ずといっていいほど“殺し合い”に発展する1本。

 2人でプレイすると、地面→雲のリフト→雲のリフト→地面というところで必ず1人死にます。マリオやロックマンのように簡単にはいかない操作性にクセのあるジャンプに加え、相手のことを押すこともできるので、2人同時に行くことは無理。必ず1人が落ちて死んでしまうような状況に陥ります。

 当時、マリオのように操作性がいいソフトが出ていたのに、このゲームはなぜこんなに操作性にクセがあるんだろうと思っていました。今考えると、メーカー側があえてそうしたのではないかとも考えられます。このジャンプの特性を覚えればある程度戦えますが、久しぶりにやったとしても感覚を取り戻すまでに時間がかかります。

 ちなみに小学生のころから得意だったので、「フジタにやられるならしょうがない」と思われていたようで、このゲームで険悪になることはなかったですね。

【プレイ動画】さすがのうまさ「アイスクライマー」プレイ

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