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ファミコン芸人フジタが選ぶ 「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」7選

eスポーツでやってほしいとフジタが願うファミカセとは?

マリオブラザーズ(1983年/任天堂)
 もともと協力プレイでクリアを目指すものだと思うんですけど、仲間同士が触れると跳ね返ったり、お互いの邪魔ができるので、これも“殺し合い”になってしまうゲームです。実は仲間同士でいがみ合うことを狙ったんじゃないですかね(笑)。

 個人的には、このゲームが幼少期から死ぬほどうまかったんです。自分でプレイするだけじゃなく、他の地域のデパートの試遊台に行って強い人と対戦して腕を磨いていました。なのでファイアーボールがどこから出るとか、押したときにどうなるかとか、踏んだり、ヘディングした時にどう動くか把握しています。以前、やはり「マリオブラザーズが死ぬほどうまい」を自称する『ストリートファイターII』の生みの親の西谷(亮)さんと対戦したんですが、勝ちました。

 実は今回のテーマで一番先に思い浮かんだのがこのソフト。というのも実体験があって、当時、僕の周りは割とゲームがうまい子が多くて、特に真剣にやっていたのがこの『マリオブラザーズ』。中でも、仲間内に僕と同じくらいゲームのうまい川口君という子がいて、あるとき、どっちが強いか決めようという話になって頂上決戦をやることに。

 いざやってみると、一機目は僕の勝ちだったんですけど、川口君の死んだ位置というのが、ちょうど僕にとって都合がよく、半ばハメ技みたいにしてあっという間に残機が減って一瞬で勝ってしまったんです。あまりにもあっさりだったのですが、それで普段泣かない川口君が鬼の形相で泣いてしまいまして。そのあと、「やり直そう」「もう1回やろう」と誘っても聞き入れてもらえず…。そのまま今日まで口をきいていないんです。今回のテーマの通り、険悪になってしまうほど真剣に遊んだゲームですね。今改めて、川口君に「あの時はごめん、もう一回やろう」と伝えたいですね。

 そういう私的な思い出はさておき、1戦の時間的にもちょうどいいと思いますし、eスポーツのテーマになっても面白いと思います。結構いいところまで行く自信はありますよ。

【3分動画】「忖度プレイできずに友達を泣かせた…」死ぬほど強かったフジタが語る、初代「マリオブラザーズ」

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