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ファミコン芸人フジタが選ぶ 「終わると険悪に?あの頃僕らは真剣だった“対戦ゲーム”」7選

“あのキャラ”使用禁止というルールでやっていた?名作マンガのファミコン版

キン肉マン マッスルタッグマッチ(1985年/バンダイ)
 対戦型の格闘ゲームが少ない中、2人で対戦できるゲームとして重宝しました。今考えると大味なゲームでしたが、面白かったのでやっていましたね。

 使用するキャラが選べるのですが、とにかくブロッケンJr.が強かった。途中、ミートくんが必殺技が使えるようになる「玉」を投げ入れてくれるんですが、ブロッケンJr.に「玉」を取られたら自分ではどうにもならなかったですからね。ブロッケンJr.の繰り出す「毒ガス」攻撃はほぼハメ技でした。攻撃だけでいったら、バックドロップなどでアシュラマンの方が強いんですけど、毒ガスが使えるブロッケンJr.が人気でしたね。キャラクター選ぶだけで勝つ可能性が高まりますから。険悪になるのを防ごうと、ローカルルールで最初から「ブロッケンJr.使用禁止」と決めて遊んでいる人もいました。

 ちなみに、僕クラスの上級者になるとブロッケンJr.を使わなくてもなんとかなっていました。でも相手がブロッケンJr.の時は、「玉」を取らせないことに集中して戦っていましたね。

 余談ですが、このソフトの金バージョンは今数百万すると言われています。非売品のファミコンソフトのなかではトップクラスにレアで、非常に偽物が多いソフトです。
ファミリースタジアム(ナムコ/1986年)
 対戦ゲームの王道、野球ゲームの定番です。野球のルールを知っているだけじゃだめで、うまい人と下手な人の実力差が激しいゲームです。特に差がでるのは、塁上に何人かランナーがいるとき。下手の人はどう動かしていいかわからない。うまい人は全部のランナーをうまく動かすんですよね。フライの取り方も打球の伸びを考えないといけないから、コツをつかむまで大変だったと思います。

 また、球の投げ方がキレられる要因になることも。直球とカーブを使い分けたり、魔球的なフォークボールを使ったりすると、初心者はバットに当てることも難しい。

 85年に優勝した阪神をモデルにしたといわれているTチームが強かったですね。全員ホームラン打てる可能性があってよく使っていました。
バトルシティー(ナムコ/1985年)
 このゲームは、戦車を使った戦いのゲーム。2人同時プレイができるんですが、味方を打ってもダメージをくらうことはないんです。なので直接的に“殺し合い”になることはないんですが、打たれた方は動きが止まる。なので、敵にやられそうなときに味方を打って動きを止め、敵に殺させるという間接的な“殺し合い”をやっていました。

 おそらくメーカーサイドは、仲間同士で撃ち合っちゃうと“殺し合い”になるので、そうさせないためにダメージを与えない形にしたんだと思います。ただそうすると、何か現実味がない。だから動きが止まるという形に落ち着いたんだと思います。

 本来2人協力して、自分たちの基地を守りながら攻めるんです。逆に自分たちの基地が壊されたら2人ともゲームオーバー。なので僕にやられた友人は、最後の一機で自分たちの基地をぶっ壊して、2人ともゲームオーバーにしてました。自分の負けを認めるのであれば、2人ともゲームオーバーで…という破滅的な道を選んでいました(笑)。

→次回は「未熟なプレイヤーを危機から救う“マジ助かった”呪文」

【3分動画】野球ゲームの完成形「ファミスタ」をプレイ

◆インフォメーション
YouTube公式チャンネル「channel fujita」
https://www.youtube.com/user/shin19992002(外部サイト)

ニコニコ ハムスターチャンネル「アーケードアーカイバー」
毎週木曜19時〜
https://ch.nicovideo.jp/hamch/live(外部サイト)

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