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ドズルの怒り、シャアへの当てつけが生んだ“白いズゴック” ジオン軍のエース、シン・マツナガ搭乗の結末は?

 ガンプラの楽しみ方は、史実に基づいて忠実に作ることだけではない。武器や防具を強化してモビルスーツの性能を高めたオリジナル機体を作るもの、ジオラマで物語の先を想像するものなど、モデラーの想像力をいかに具現化できるかも、作品が注目されるポイントのひとつ。先日ツイッターで発表されたK1(@K1h0923)さんの作品は、赤のイメージが強いズゴックを白くカスタム。強力な左アームを巨大化させ、注目を集めた。このジオン軍のエースパイロットであるシン・マツナガ専用機誕生の背景には、ジオン軍内の複雑な対人感情があった。

ガルマの弔いとしてシン・マツナガを地上に派遣したら…妄想から着想

――一般的に印象深い赤ではなく、白のボディが注目を集めた『MSM-07S シン・マツナガ専用ズゴック』ですが、どのようなきっかけでこのアイデアが思いついたのですか?
K1昨年より制作し続けているジオン軍のエースパイロットたちをオリジナルの水陸両用機体に搭乗させる「水泳部化計画」というシリーズがありまして、この一環として制作しました。9月に約3週間で制作しました。使用キットはRGシャア専用ズゴックとMGシャア専用ズゴックです。

――面白い企画ですね。だから、今回は“ソロモンの白狼”として名を馳せ、ドズル・ザビの懐刀として活躍したシン・マツナガ専用機にしたんですね。本作はどのような物語をイメージして制作されたのですか?
K1今回はドズル・ザビが、地上で戦死した弟・ガルマの弔いとしてランバ・ラルに続いて、シン・マツナガを地上に派遣したら、という妄想から発想しました。

――水陸両用機ならズゴック以外も考えられると思うのですが、ズゴックにした理由は?
K1戦死したガルマを守りきれず、罷免されたシャアが搭乗している機体で地上戦でのラスボス的な機体でもあることから、シャアへの当てつけとして同じ機体にしました。

――左アームが大きくなっており、パワーアップしたこの専用ズゴックに、シン・マツナガの技量が合わされば、ガンダムたちに大きなダメージを与えられるのではないかと想像できます。
K1そうですね。連邦軍に与えるダメージは大きいと思いますが、決定的とは言えず、特に主人公アムロが搭乗するガンダムには致命傷を与えられず、決戦は宇宙へ持ち越し…と、さらなる展開の余地を残しておきたいと思います。モデラーとして宇宙での決戦用機体もたくさん制作したいので(笑)。

なぜ片腕を巨大に?ズゴックの象徴をより印象的にするカスタム

――本作制作時にこの作品を作る際に、こだわった部分を教えてください。
K1シャアの赤いズゴックが連邦のジムの腹を爪で一突きにする、誰もが知っている有名なシーンがあると思うのですが、あれより迫力のあるものにしたいという思いから、カスタムし巨大化した左アームを再現してみました。

――やはりこのアイアンネイルですね。たしかにインパクトが大きいです。反響もこの左アームへのコメントが多かったように見受けられました。
K1左右非対称のデザインの与えるインパクトの大きさのお陰でしょうか。片方の鋏脚が大きくなることで知られるカニの“シオマネキ”のような、巨大な片腕から繰り出される強烈な突きを妄想して下さるコメントをたくさん頂きました。制作時の思いが少しでもツイートを見て下さった方々に届いているようでうれしくまた励みになりました。技量がまだまだ乏しいので今後はさらに高度なテクニックを身に着けられるよう頑張っていきたいです。

――本作に限らず、ガンプラを制作するうえで一番大切にしていること、信条はどのようなことですか?
K1まずは何より自分自身が楽しむことだと思います。作品には必ず思いが反映されますので。
 私は、幼い頃に再放送で観たガンダムの、それまでにないロボットアニメのストーリーに魅了され、自身で登場するモビルスーツを作ってみたいと言う思いにかられました。同時に社会的現象にもなったガンプラブームの影響もあり、すっかりハマりました。その後しばらく置いて、2、3年前から再び作り出すようになり、コロナ禍で一気に加速しました。今は制作している時はもちろんですが、制作に至るまでの過程全てが楽しくて仕方ないんです。ガンプラが「憩い」になっています。

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