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「こたつから出たくないガンダム」「変身ベルトを巻く炭治郎」…「オモ写」モデラーが描く“ありえない世界”へのこだわり

テロップを使い“テレビの雰囲気作り”を意識(みっちー)

 一方、いまや2万人を超えるフォロワーを有するみっちーさんは、意外な形で「オモ写」を始めたという。
「きっかけは、毎日遅くまで働いていたブラックだった仕事を辞めたことでした。辞めた解放感と、時間に余裕ができたので。趣味に力を入れようと思い、初めて本格的にジオラマを作るようになりました。その時に、Mozu(@rokubunnnoichi)さんという、すごいジオラマを作られている方のある作品を参考に制作したら、いいねをたくさんもらい、うれしくなって、そこから『オモ写』の世界に入り込みました。出会えたおかげで、楽しい生活を送ることが出来ているので、そういう意味では『オモ写』に救われたのかもしれませんね。
 「通勤時間や入浴中等の空いた時間に考えたり、フィギュアを手にすると何らかのアイデアがひらめく」と、すっかり「オモ写」が生活の中心になっている同氏。これまでに多くの作品を発表してきた同氏の「オモ写」へのこだわりは、「オチ」にあるという。
「毎回、定番のオチにしているので、毎回観ていただいているフォロワーさんには徐々にオチがバレてしまいます。なのでオチは分かっていても、いかに笑っていただけるか、という点を工夫するのが難しい点です。
 なので、テレビのワンシーンのような構図を心がけて撮影したり、字幕もテレビ映画によく出てくる字幕を意識し『ヒラギノ丸ゴ』と言うフォントを使用したり、地上波でよく見かける字幕(背景が黒)を使用し、テレビの雰囲気作りをしています。
 また、撮影を一眼レフで行っています。性能が上がったとはいえ、スマホとは全然違いますし、やはりクオリティに差出るので」
 そんな同氏のモチベーションもまた、フォロワーの声だと語る。
「皆さんからのいいね、リツイートや、リプで『面白かった」なんて褒めていただけるとホント次の作品も頑張ろうと思えます。そう思うとストーリー・小道具には苦労、大変さは感じてません。ただ、4コマになりますと、撮影、編集に時間が掛るのでその点に関しては苦労しています(笑)」

 自身にとって「オモ写は生きがい」であるという。
「オモ写」という存在を知るまではただ、フィギュアを買っておしまい、でした。ですが、今はそれで終わりではなく、そこから撮影、観賞で楽しみ、皆さんと繋がることもできました。また、私の「オモ写」を観て誰かが楽しんで、人生にも良い影響を与えられるのだと思うと、たまらないですね。「オモ写」はフィギュアの楽しみ方を無限に広げてくれるものだと思います。
 私はオモ写というものを知らなければ、まったく別の人生を歩んでいたと思いますし、大きな影響をもたらしてくれました。そう考えると、私にとって「オモ写」は私の生きがいですね」

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