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ワクワクからの落胆が半端ない「命懸けで開けたのに…変なものばかりの“宝箱”の記憶」

ウィザードリィ(1987年/アスキー)
「がらくた」
 明らかに中高生以上に向けた難易度の高い3Dシステムのロールプレイングゲーム(RPG)。『ドルアーガの塔』は宝箱を出すのが難しかったですが、本作は開けるのが難しい。宝箱に“ワナ”が仕掛けてあって、それに引っかかると大ダメージをくらったり、場合によってはウィザードリィ名物のテレポート→石の壁の中に入ってロスト(全員死亡)になる可能性も…。そんなハイリスクのなか、「なんだこれ?」と思ったのが、「がらくた」です。

 敵とのバトル後に、落としていった宝箱を注意して開けると、「?がらくた」という未確認の状態で発見され、それを序盤はお店にわざわざ持って行って、鑑定してもらってもガラクタ!ビショップに「かんてい」してもらってもガラクタ!僕の経験上、「かんてい」していいアイテムだったことは、記憶にない。

 リスク回避のために「開けない」という選択するのもありかと思うのですが、今後の戦いが大きく変わるほどのもののかもしれないと思うと開けずにいられない。命がけで宝箱というRPG冥利に尽きるワンシーンです。
ドラゴンクエスト(1986年/エニックス)
「しのくびかざり」「のろいのベルト」
 人々にRPGのルールを教えた『ドラクエI』が、「宝箱にはこういうトラップもあるよ」と仕掛けたもの。「しのくびかざり」「のろいのベルト」とも、“呪いのアイテム”です。

 今、作品によって呪いの概念はさまざまですが、『ドラクエI』では、城に入れてもらえなくなる。敵にやられてしまうと、通常であれば王が優しく語り掛けてくれますが、呪われていると「出ていけっ」みたいな感じで、瀕死の状態で城を追い出されます。ちなみに呪いはラダトームで老人に話しかけるとといてもらえますが、面倒くさいです。

 子どもの頃って、新しいアイテムを手に入れたらすぐに装備したいじゃないですか。だから手に入れた直後に装備したら、絶望的な効果音が鳴って「のろわれてしまった」となりました。好奇心を見事に利用されましたね(笑)。

 ドラクエと言えば、宝箱に関してこんなウワサもあります。ダンジョンで宝箱を発見して、「からっぽ」だったなんてことがあったと思うんですけど、これ、本当はからっぽにするつもりはなかったみたいです。事情があって、宝箱に入る予定のアイテムが使えなくなってしまった。で、急遽、その宝箱がからっぽになったというものです。「からっぽ」は当初、決して冒険者たちを苦しめようと思ってやったわけではないらしいですよ。
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