(更新:)
ORICON NEWS
自宅で筋トレを行うために揃えておくべき器具11選【プロが教える筋トレ】
また、自宅トレーニングならジムへの移動時間を削減できたり、人目につかないため、高いウェアを買っておしゃれに気を使う必要もない。
さらに、ジムに通うとなると月々1万円前後の会費が発生するが、自宅トレーニングなら最初に器具を揃えるだけ。その後の費用はほぼかからない。
このように自宅トレーニングには、時間的にも経済的にも大きなメリットがあるのだ。
一方で、どの器具を揃えるべきかが難しい。自分が鍛えたい筋肉と行いたい種目、部屋のスペース、予算を考えて選択しなければならない。
この記事では、自宅トレーニングを行う場合に選択肢に上がる筋トレ用の器具を網羅的に紹介し、器具の選び方を解説する。
最適な筋トレ器具を揃えて、自宅トレーニングを充実させよう。
著者・監修者プロフィール
林本直
元アスレティックトレーナー|サプリメントインストラクター保有
了徳寺大学健康科学部卒 元日本体育協会公認アスレティックトレーナー&NSCA-CSCS。大学日本代表選手(ゴルフ、ビーチバレー)のトレーニングコーチや、ラグビーチームのトレーナーを経験。現在はサプリメントインストラクターを取得し、ライターをしながらオンラインでボディメイクを指導している。
ブログ
https://www.bodymake-writer-nao.site/(外部サイト)
・Twitter
https://twitter.com/bodymake_writer(外部サイト)
林本直
元アスレティックトレーナー|サプリメントインストラクター保有
了徳寺大学健康科学部卒 元日本体育協会公認アスレティックトレーナー&NSCA-CSCS。大学日本代表選手(ゴルフ、ビーチバレー)のトレーニングコーチや、ラグビーチームのトレーナーを経験。現在はサプリメントインストラクターを取得し、ライターをしながらオンラインでボディメイクを指導している。
ブログ
https://www.bodymake-writer-nao.site/(外部サイト)
https://twitter.com/bodymake_writer(外部サイト)
【contents】
・自宅トレーニングで揃えたほうが良い筋トレ器具
┗ダンベル
┗懸垂マシン(チンニングマシン)
┗ベンチ
┗チューブ(ゴム)
┗プッシュアップバー
┗バランスボール
┗腹筋ローラー(アブローラー)
┗ケトルベル
┗ハンドグリップ
┗メディシンボール
┗アブマット
┗その他
・自宅トレーニングでまず揃えるならこの筋トレ器具
・まとめ
・自宅トレーニングで揃えたほうが良い筋トレ器具
┗ダンベル
┗懸垂マシン(チンニングマシン)
┗ベンチ
┗チューブ(ゴム)
┗プッシュアップバー
┗バランスボール
┗腹筋ローラー(アブローラー)
┗ケトルベル
┗ハンドグリップ
┗メディシンボール
┗アブマット
┗その他
・自宅トレーニングでまず揃えるならこの筋トレ器具
・まとめ
自宅トレーニングで揃えたほうがいい筋トレ器具
それぞれ鍛えられる筋肉・種目、重さや強度、予算感についても紹介するので、自分に合ったものを見つけてみよう。
ダンベル
ダンベルがあれば、下半身・体幹・肩や腕など、全身の筋肉を鍛えられる。そして負荷を変えられる「可変式」のダンベルなら、筋力の成長につれて、負荷を上げられるのだ。
20kg×2個=計40kgで重りが可変式かつ、接続すればバーベルにもなるダンベルが1万円ほどで売っている。
計40kgもあれば、初心者〜中級者はじゅうぶんに全身を鍛えられるだろう。以下にダンベルによって鍛えられる一般的な種目と鍛えられる筋肉を記載する。
【筋トレ種目&鍛えられる部位】
上半身
・ベントオーバーローイング:広背筋・僧帽筋下部・三角筋後部
・アップライトロウ:三角筋中部・僧帽筋上部
・アームカール:上腕二頭筋
・トライセプスエクステンション:上腕三頭筋
・リストカール:前腕屈筋群
・リストエクステンション:前腕伸筋群
下半身
・カーフレイズ:下腿三頭筋
・スクワット:大腿四頭筋・ハムストリングス・大殿筋
・デッドリフト:大腿四頭筋・ハムストリングス・大殿筋・脊柱起立筋
だが、筋力が上がるにつれて、スクワットやデッドリフトなど、下半身のトレーニングでは物足りなくなる可能性が高い。その場合でも片足でのトレーニングに切り替えれば40kgでもじゅうぶんに効かせられるはずだ。
それでも物足りなくなった場合は、ジムへの入会をおすすめする。
懸垂マシン(チンニングマシン)
プッシュアップバーやディップスバーもついたマシンが、1万〜1万5,000円ほどで手に入る。
【筋トレ種目&鍛えられる部位】
・懸垂:広背筋・僧帽筋下部・三角筋後部・上腕二頭筋
・腕立て伏せ:大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋
・ディップス:上腕三頭筋・大胸筋
・レッグレイズ:腹直筋
最初に紹介したダンベルと懸垂マシンがあれば、全身の筋肉を鍛えられる。初期費用として2万円ほどかかるが、全身を本格的に鍛えられるので、ぜひ購入を検討していただきたい。
ベンチ
ベンチプレスはトレーニングの中でも特に人気の種目。プッシュアップバーがあれば、腕立て伏せで大胸筋を鍛えられるものの、ベンチプレスでないと物足りない人も多いだろう。
そんな人はベンチを導入するといい。ダンベルとベンチがあれば、大胸筋に効果的なダンベルフライも行えるため、大胸筋をハードに鍛えたい人におすすめだ。一方でダンベルがない場合は、できる種目が少ないためおすすめしない。
ダンベルがあった上で、ベンチで行える種目と筋肉を紹介する。
【筋トレ種目&鍛えられる部位】
・ベンチプレス:大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋
・ダンベルフライ:大胸筋
・ワンハンドベントオーバーローイング:広背筋・僧帽筋下部・三角筋後部・上腕二頭筋
なお、主に上腕三頭筋を鍛えられるディップスは、ダンベルがなくてもベンチがあれば行える。
チューブ(ゴム)
5段階ほどの負荷がセットになったチューブが2,000〜3,000円ほどで売られている。
チューブがあれば、下半身・体幹・肩や腕など全身の筋肉を鍛えられる。行える種目はダンベルとほぼ同じだ。だが、チューブは負荷が一定でないことが難点。動作の始めは負荷が弱く、チューブが伸びるにつれて負荷が強くなる。
一番負荷をかけたい、筋肉が伸びたポジションでの負荷が弱まるため、どうしても効果はダンベルに劣る。価格はダンベルの方が高額だが、ダンベルの方が長持ちするため、長期的に見えるとコストは変わらないかもしれない。
プッシュアップバー
胸をより深く落とせる分、腕立て伏せの効果を高められる。ただ、腕立て伏せ以外に用途はあまりない。
プッシュアップバー付きの懸垂マシンがあれば不要だが、ない場合は1,000〜2,000円ほどで買えるため、ぜひ購入を検討してみほしい。
バランスボール
または、腕立て伏せでバランスボールに脚を乗せて、体幹に負荷をかけることもある。体幹の安定性を高めたいという方は、購入するといいだろう。1,000〜2,000円ほどで購入できる。
腹筋ローラー(アブローラー)
筋肉の可動域を大きく使う種目ではないので、筋肥大や筋力アップの効果は高くない。どちらかというと、全身のスタビリティを高める種目と言えるだろう。
腹直筋・脊柱起立筋・腸腰筋・広背筋など、体幹を中心に負荷がかかる。1,000〜2,000円ほどで買えるので、持っておいて損はないだろう。
ケトルベル
片手で重量を扱う点がダンベルに似ているが、グリップの真下に重りがあるため、振り子のように動かしやすい。そのため、ダンベルよりもパワー・瞬発力系のトレーニングに向くとされる。
ただ、少しコツがいるため、まずはダンベルやバーベルを使ったトレーニングで中級者以上になってからにしよう。初心者〜中級者が一般的な種目を行うには、ダンベルのほうが向いている。
ハンドグリップ
1,000〜3,000円ほどで購入できる。握力を鍛えるには、ハンドグリップが最適だ。
メディシンボール
ただ、メディシンボールを投げられる環境が必要。メディシンボールは数kgあるため、壁に当たらないようにネットを用意するか、ぶつける場合は壁の頑丈さや防音性が必要になる。
多くの家では、室内は難しいだろう。その場合も、家に広い庭があるか、近所に広い公園があればトレーニングできる。価格は2,000〜3,000円ほどだ。
アブマット
腹直筋への負荷を高めたい、トレーニング効率を高めたい人は購入するといいだろう。価格は2,000〜3,000円ほどだ。
その他
色々と調べてみて、自分に合ったトレーニング器具を探してみてほしい。
自宅トレーニングでまず揃えるべき筋トレ器具
■ダンベル
20kg×2個=計40kgで重りが可変式かつ、接続すればバーベルになるもの
■懸垂マシン
プッシュアップバーとディップスバー付
合計2万円以上するが、揃えてしまえば長く使えるため、決してコスパは悪くない。安いものを買って、あとからどんどん買い足すと、余計に費用がかかる可能性もある。
他にも、ベンチやチューブがあれば、トレーニングのバリエーションが広がる。また、スタビリティを高めたい人はバランスボール、握力を高めたい人はハンドグリップ、瞬発力を高めたい人はメディシンボールなど、具体的なニーズに合わせて買い足してほしい。
まとめ
特におすすめは、ダンベルと懸垂マシンの2つだ。重さが可変式でバーベルにもなるダンベルに、プッシュアップバーやディップスバーがついた懸垂マシンがそれぞれ1万円ほどで手に入る。
初心者から中級者は、この2つだけでもじゅうぶんなトレーニングができるので、ぜひ購入を検討していただきたい。2万円ほどの金額で、じゅうぶんなトレーニングを長期間行える。
最適な器具を揃えて、自宅トレーニングを充実させよう。