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ツメより小さな珍魚?ママクリエイターが目指すのは「水族館を切り取ったような空間」

 ドールハウスをはじめ、大人のコレクターズアイテムとしても人気のミニチュア。近年では、各地で教室も開かれ、コレクターだけでなく作り手も広がりをみせている。そこで今回、極小の“生き物アクセサリー”を作るミニチュア作家・sawaminさんにインタビューを実施。指先サイズながら今にも動き出しそうな生き物たちを創り出すママクリエイターに、制作のこだわりを聞いた。

作品の世界観から個々がそれぞれのストーリーを想い描いてほしい

――これまで最も反響があったのはどんな作品ですか?

【sawamin】 カワセミが川に飛び込んで魚を捕るシーンをイメージして作った手のひらサイズのインテリアです。

――水しぶきがリアルで、SNS上でも「臨場感が半端ないですΣ(OωO )」「こんなことが物理的に可能なのかっ!」と絶賛コメントが相次いでいました。制作時にこだわった部分は?

【sawamin】 「カワセミの1日の一場面」を切り抜いた作品ですが、見た方が「このカワセミはこれからどこに行くのだろう?」とか「実はこの後、魚に逃げられて…」など、それぞれにオリジナル・ストーリーを作って楽しんで貰えたら嬉しいなと思って作りました。

――カワセミ作品以外でも“sawamin作”はどれも躍動感があり、「生き物のドラマ」を感じるのが魅力のひとつです。

【sawamin】 ありがとうございます。制作の際には、見ていて面白いもの、今までにない唯一無二の作品を作ることを目指しています。手にとった方に、作品の世界観を感じていただき、お一人お一人にストーリーを想い描いていただきたい。私の作品は、ユーザーの手にわたって初めて「完成」すると思っています。

――それにしてもミニチュア界の中でも“生き物アクセサリー”というジャンルはとても珍しいですよね。

【sawamin】 私自身が昆虫や魚が好きなので、楽しんで作るためにも好きなものをモチーフにしています。

目指すのは、実物と見比べた際に「遜色ない」仕上がり

――ミニチュア歴2年、技術は独学で身に着けたとうかがいました。

【sawamin】 出産を機に勤めていた会社を退職し専業主婦をしていましたが、子供が1歳になった頃くらいから少しずつ自分の時間が取れるようになりました。そこで、自分の時間で出来る範囲の趣味として製作を始めて。それから「作って壊して」を繰り返しながら、どのようにすれば実物に近い作品が出来るのか、自分の中で試行錯誤しながら技術を磨いてきました。

――ミニチュア作りで難しいのはどんな部分でしょうか?

【sawamin】 テクニカルな部分で言うと、レジンを使う際に気泡が入りすぎないように気をつけています。作り方は企業秘密ですが(笑)、生き物は樹脂粘土で作成し、レジンを水に見立てて「水族館を切り取ったような空間」をイメージして作っています。

――作品作りで最も大切なことは?

【sawamin】 作品の仕上がりを詳細にイメージする事です。どんなものを作ればいいかイメージするのに最も時間を費やします。

――その前準備が“sawamin作”のリアルさにつながっているんですね。

【sawamin】 生き物のリアルさを追求して制作していますが、なかでもオーダー作品は依頼されたお客様が実物と見比べた際に「遜色ない」と思っていただけるよう心掛けています。

――最後に、今後の目標を教えてください。

【sawamin】 今後の目標はもっと多くの人に作品を知っていただくこと、一目見ただけで引き込まれるような作品を作れるようになること。楽しみながら頑張っていきたいです。
INFORMATION
◆Twitter @okaka0322
◆Instagram @sawamin5876

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