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(更新: ORICON NEWS

ワクワクが止まらない…かわいすぎる精巧ミニチュア、題材は「欲しいモノや憧れのシーン」

 ドールハウスをはじめ、大人のコレクターズアイテムとしても人気のミニチュア。近年では、各地で教室も開かれ、コレクターだけでなく作り手も広がりをみせている。そこで今回、『ミニチュアアート展2018大阪』に出展したミニチュアサーカスが「かわいい」「センス抜群」と注目されたミニチュア作家saccoさんにインタビューを実施。題材選びのポイントや今後の目標を聞いた。

作品の題材は「実生活とは違った夢の部分をテーマに」

――ミニチュア制作歴はどのくらいになりますか?

【sacco】 初めて作ったのは小学生低学年だったと思います。粘土でなすびを作りました。本格的に学びだしたのは数年前に田中智さん(人気ミニチュア作家)の教室に通ってからです。子どもの頃に見ていた当時のミニチュアはどこかおもちゃ的でかわいい感じだったのですが、田中智さんの精巧なミニチュアを見て自分でも作ってみたくなりました。

――『ミニチュアアート展2018大阪』で展示されたミニチュアサーカスは、ポップな世界観が素敵でした。これまで最も反響があったのはどんな作品でしょうか?

【sacco】 2017年に制作した石鹸です。石鹸は文字が細かすぎると認識できないし、でも省略しすぎるとリアルに見えないので、ミニチュアにして丁度いい文字の大きさにするのにこだわりました。他には洗面セットや鍋などの日用品の反響が大きく、どれもみんなが見た事のある身近なものなので、その辺りが共感を得たのかなと感じました。

――洗面セットも鍋も身近なものですが、saccoさんの作品はデザイン性に優れていて、おしゃれな日用品が多いですよね。題材の選定はどのように?

【sacco】 自分が欲しいもの、住んでみたいインテリア、海外の憧れのシーンなど実生活とはまた違った夢の部分をテーマにしている事が多いです。ただ、今はミニチュアに関する色々な技術を向上させたいので、あまり題材を絞りすぎずに制作するようにしています。

「人が見て楽しい、欲しくなる作品を作りたい」

――ミニチュア制作で難しいのはどんな点でしょうか?

【sacco】 ミニチュアの題材は幅広いので、知識も幅広く必要なところでしょうか。作りたいものによっては自分の苦手分野に取り組まないといけない事があります。私は理系の事が苦手なのですが、イルミネーションを点滅させたくてLEDの配線に苦戦しました。学生時代の理科の勉強を思い出すところから始めて、次に電気街に部材を買いに行ったのですが、やはり訳が分からず結局何ひとつ買えずに惨敗して帰りました(笑)

――手先の器用さに加え、幅広い知識が必要なんですね。そのほか、制作時に欠かせないものはありますか?

【sacco】 ピンセットやカッターなど基本的な道具はもちろんですが、私の場合、欠かせないのは作業スペースの確保です(笑)。制作用の机がないので、ついダイニングテーブルなどの家族の共用スペースを侵食してしまって…作業専用の部屋が欲しいです。

――作業スペースが十分ではない中、制作を続けられて…。saccoさんにとって、ミニチュアの魅力とは何でしょうか?

【sacco】 ワクワクする世界を凝縮して身近に置いておける事だと思います。それと、作っている時も楽しいし、作った後も眺めて楽しいので、ずっと楽しめる所です!

――今後の目標、活動予定を教えてください。

【sacco】 今は「自分が作っていて楽しいミニチュア」を作っていますが「人が見て楽しいミニチュア、欲しくなるミニチュア」を目指して作家として成長していきたいです。実物をスモールライトで小さくしたような作品を目指しているので、展示会などで見かけた時には、細かい所までみていただけると嬉しいです。
INFORMATION
◆Twitter @sacco_sacco_ 
◆Instagram @sacco_sacco_ 

PROFILE
sacco 幼少期よりミニチュア作りをはじめ、数年前から本格的に制作を開始。現在は、プロダクトデザイナーとして働きながら、ミニチュア作家として活動中。SNS通じて作品を発信、定期的にミニチュアイベントへの出展を行う。

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