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オデッサ作戦後、取り残されたジオン残党兵が見せた最後の意地 「ジムを倒して連邦軍に一泡吹かせたい」

 戦争が起きれば、やがて雌雄が決し、勝者と敗者が生まれる。これまで、その戦い様子や、戦争後の勝者敗者それぞれの機体など、さまざまな風景を描いたガンプラを紹介してきた。モデラーのマリポンさん(@72KhHfBxQIKoWk9)が、近作として描いたのは、ジオン軍にやられるジムの様子。ただしこれは、ガンダム史に残る戦いが終わった後の光景だという。なぜ終戦後にジムはやられることになったのか。そこには、ジオン軍としての誇りをもった名もなき兵士たちのプライドがあった。

発想の原点は「西部警察」の爆破シーン

――マリポンさんの作品を拝見すると、ウェザリングを施したジオラマが多いように思えます。こうした加工を施した作品にハマったきっかけは?
マリポンプロモデラーの越智信善さんのドムトローペンの作品に出会ったことですね。観た瞬間、『すげっ!』と衝撃を受け、そこから自分でもウェザリングのガンプラ作品を作るようになりました。ウェザリングの魅力は、自分流でいろいろ表現できることですね。

――ツイッターで発表された近作『ジム撃破』が、SNSで大きな注目を集めました。そもそも本作を制作したきっかけを教えてください。
マリポンガンプラでジオラマを本格的に制作するようになり、少しマンネリを感じていました。イメージを広げるために、さまざまな爆破シーンを観ていたのですが、その際『西部警察』に巡り合って。爆破シーンを観たときに『これだ!』と思ったことが、発想の原点ですね。

――なるほど。西部警察がモチーフだったんですね。でも爆破(撃破)されたのはジム。ジオン軍の視点で描かれたんですね。
マリポンはい。個人的にジオン派なので(笑)。

――こんなこと言うのも失礼ですが、ジムはやられ役が似合いますね。
マリポンそうですね。ジムは決して主役になれません。ですが、どんな物語にも脇役がいるからこそ主役が輝ける。ガンダムの世界でもそうだと思います。その役まわりは、ザクではない。ジムだと思います。地味だからこそ、見せ場が派手であれば、より一層魅力が出る。だからやられ役として輝けるのだと思います。

「ジム撃破」の裏にある、名もなき残党兵が見せたジオンへの忠誠心

――本作制作の際、どのような物語をイメージしたのですか?
マリポン『オデッサ作戦』の後、ジムがやられているところの物語をイメージしました。

――『機動戦士ガンダム』で描かれた「一年戦争」のなかでも大きなポイントとなった地球上での戦いですね。でもジムがやられたのであれば、作戦中の出来事ではないのですか?なぜジオン軍が敗走、退却した後の物語で、ジムがやられているのですか?
マリポン確かに、ジオン軍はやられました。でも一部地上に取り残されたジオンの残党兵が、最後に一矢報いたい、連邦軍に一泡吹かせたい、とジムを襲撃。その瞬間の様子です。

――敗北を知ってなお、連邦軍に抵抗する名もなき兵士…。連邦軍に捕らえられることを覚悟で、最後の意地を見せたジオンへの忠誠心は見事ですね。背景にある物語に深みがあると、より一層作品を見る目が変わります。本作発表後の反応はいかがでしたか?
マリポンびっくりするくらいの反響がありました。「本当に燃えている?」「哀愁を感じる」「見入ってしまった」などたくさんの感想をいただきました。

――マリポンさんがガンプラ制作においてこだわった点は?
マリポン本作に限らずなのですが、ガンプラを制作するうえで、気を付けているのは“リアル感”です。特にウェザリング仕上げは、いかに実際の兵器として成り立つか、汚れ、錆などを常に気をつけて制作しています。本作についていえば、炎と煙はこだわりました。

――最後になりますが、マリポンさんにとってガンプラとは?
マリポンガンプラは、私にとって片想いの女性ですね(笑)。いつまでもときめいていられるので(笑)。

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