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ビグザムの巨大感半端ない…海外メディアが“ヤバい奴”と絶賛 4年越しで完成した「ソロモン要塞」

整備士の動き、ドズルの演説場所まで、細かく考証

――「宇宙要塞ソロモン」は、もともとの小惑星を、一年戦争前にジオン公国が軍事用に改装して宇宙要塞にしたもの。サイド3を守る重要拠点であり、ビグザム、ドムの整備をみれば、その重要性はより明確に見えます。本作はどのようなストーリーをイメージして制作されましたか?
まんねん工房本作はソロモン決戦の直前を描いています。ドズル中将が、パイロット達相手に演説で鼓舞している時に、整備兵によってビグザムの整備、点検が進められています。ドムは、偵察から帰還してきているさまです。
 ビグザムはこの段階では規格外の試作機ですので、整備の為の特別な専用ハンガーも無いと想像しましたので、基地に平置きで整備しています。ソロモンは資源採掘小惑星を基地にしたという設定ですので、天井には岩の部位も作っており、採掘跡を思わせる情景にしました。また、モビルワーカー(作業用ロボット)が作業しているのも、そういった理由です。
――こだわりが満載という感じがしますが、なかでも一番のこだわったところは?
まんねん工房ビグザムの巨大感です。フィギュアはそれを表現するための対比で置いています。実は、この作品を作っている最中は、ドズルの演説はビグザムの足元で行う予定でした。写真では上手く写りませんが、ドムの背後のハッチが半開き状態でして、その先には宇宙の星々が見えています(蛍光発光で表現)。これをやったために格納庫全体が無酸素状態になったので(笑)、ドズル演説は部屋でやってもらう事になりました。誰だかわからなくなるので、ドズルにはノーマルスーツを着せられません。まぁ、整備士が忙しく動いているビグザムの足元で演説などやられたら邪魔でしょうから、これが自然なのかと思います。

――制作開始から4年とのことですが、一番の苦労はどんなところですか?
まんねん工房私はいつも設計図を書かず、頭の中でイメージするので、制作過程で想像以上に大変なことになってきたということに、遅れて気づきました。まず、初めに全力で私好みのメカメカしいビグザムを作ったのですが、これが基準になってしまい、それに負けない精密な情景が必要になった為に、あれこれやり過ぎてしまいました。自分でも何もここまで、、、と思います(笑)
――ツイッターを拝見すると、特に海外からすごい反響が寄せられています。
まんねん工房私は、フランス・パリの「JAPAN EXPO 2016」でのステージ出演経験があるので、その際に海外の方々に少し面識をもって頂いていた影響もあるのかなと思います。海外メディアの方が4年越しということを、4年かかりっきりという風に受け取ったようで、「この男は、このクレイジーな作品に4年を費やした」といった感想をいただきました。4年も一つの作品作り続けてたら「ヤバい奴」だと騒ぎになるのも頷けるかと(笑)。

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