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ファミコン芸人フジタが選ぶ「トラウマ必至! “死”を覚悟した敵の“必殺技”」

子どもにはクリアできない激ムズ作&国民的RPGからも選出

ウィザードリィ(1987年/アスキー)
ボーパルバニー「くびはね」
バンパイアロード「エナジードレイン」
  • 戦闘シーンも独特な「ウィザードリィ」

    戦闘シーンも独特な「ウィザードリィ」  (C)oricon ME inc.

 「ウィザードリィ」は、以前3Dダンジョンのマップの難しさや、「ロスト」についても以前語りましたが、敵の“必殺技”という意味でも、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」よりも難しく、子どもには本当にハードなRPGでした。

 「くびはね」は簡単に言えば、クリティカルヒット。とはいっても、ダメージが多くなるのではなく、HPがどんなに高くても、「くびをはねられた」という表記が出て一撃で即死します。「くびはね」を使う敵で印象的なのは、ボーパルバニー。弱いし、見た目も普通のうさぎなんですけど、団体で現れて、先制攻撃で「くびはね」をやってくる。なかなか厄介でした。

 もう1つ、「エナジードレイン」を挙げました。これは、せっかく上げたレベルを下げられてしまうというもの。しかも、一時的なものではなく、戦闘後もその下げられたレベルで物語を進めなければいけない。しかも、1回で1〜4くらい減ってしまい、それが繰り返されてとんでもないくらい下げられる可能性がある。レベルを上げるには、また経験値を貯めなおさないといけないんです。これを使ってくる敵の中でも、バンパイアロードは、普通に攻撃や魔法も強かったので、本当に嫌でしたね。

 「くびはね」のように即死するものではないんですけど、真綿でじわじわと締められるような感じで、プレーヤーのやる気を“死”へ誘う。これに関してはやられたらリセットでしたが、ファミコンの「ウィザードリィ」は戦闘が終わったり、キャラがロストした瞬間、オートセーブされるため、非常に高い緊張感をもってやっていました。
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(1990年/エニックス)
エスターク「いてつくはどう」
 これも即死ではないんですけど、プレイヤーを精神的にも追い詰めるという意味で選びました。エスタークは攻撃力が高く、2回攻撃をしてくる。しかも打撃もさることながら、「こごえる吹雪」もグループ全体に結構なダメージ与えてくる。なので、味方の守備力をあげる「スカラ」「スクルト」は必須。あと味方の攻撃力を上げる「バイキルト」も戦闘を有利に進めるために必要なものでした。

 でも「いてつくはどう」は、こうした補助魔法の効果を一瞬で無効化する。守備力を上げて、ダメージを最小限にしていたのに、元に戻ってまた、大きなダメージをくらってしまう。戦いの序盤で、補助魔法を使って戦闘の準備をすると思うんですけど、それを無効化されると、ダメージの数字以上に心を折られましたね。そういったことも乗り越えて、パーティーの味方が死んでいくなか、ギリギリで倒した記憶があります。

→次回は「“メモりミスで絶望”もいい思い出…ファミコン面白パスワード集」
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