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全長わずか55mm “脳がバグる”アニメ塗ドムにSNS絶賛「神業」「とんでもない完成度をこのサイズに落とし込む技量に絶句」

 SNSが発達し、カスタムガンプラの発表や、その技術の伝達が容易になった昨今。三次元のガンプラに塗装を施し、二次元のように見せる“アニメ塗”も以前ほど珍しくなくなった。だが、モデラーのp.e.n.n.y.1さん(@penny_1x)は、食玩『ガンダムアーティファクト』のドム・トローペンにアニメ塗を施工。全長わずか55mmという極小サイズでありながら、脳が“バグる”見事な技術を披露し、人々から賞賛された。なぜ、手のひらに収まるサイズのガンプラで、アニメ塗作品を作ろうと思ったのか?

小さいサイズはアニメ塗との相性抜群「塗装とサイズの2ヵ所で“バグる”」

――二次元なのか三次元なのか、まさに“脳がバグる”アニメ塗の「ドム・トローペン」が賞賛を集めました。そもそもなぜ本作を作ろうと思われたのですか?
p.e.n.n.y.1昨年末に『ガンダムアーティファクト』(食玩)の第3弾が発売されて、SNSで完成報告も出てきたのでそろそろ自分もと思いたちました。「どうせやるなら同じ作業を一度に処理した方が好都合」と思い、買い置きしてあったキットも含め、計5体を平行して作り始めました。直近1年半はずっとアニメ塗り作品だけでしたので、その流れでアニメ塗りでやってみようと。サイズがサイズなので「チャレンジ」的な感じの方が強かったです。

――MGやHGではなく、食玩だったのですね! 手のひらサイズなのも納得です。
p.e.n.n.y.1元々小さいキットなので作ってみたら、手のひらサイズだったんですよね。ただ、小さい作品はアニメ塗りにとって相性が良いのかなと再認識しました。上手く仕上げれば、塗装とサイズの2ヵ所で“バグり”ますから。

――おっしゃる通り、“バグり”ますね。その分、制作は大変ではありませんでしたか?
p.e.n.n.y.1そうですね。サイズ、材質、キットの緻密な造形には苦労しました。この「ドム・トローペン」は、『アーティファクトシリーズ』の中では比較的作りやすいキットでしたが、それでも塗装前の下地処理をするだけでもとても大変でした。加えて、ディテールの改修、パーツや関節の分割も行ったり、一部パーツを紛失したりでなかなか難航しました。

――たくさんの苦労とともに、小さい本作にはたくさんのこだわりが詰まっているように感じます。
p.e.n.n.y.1そうですね。配色とパーツ分割にはこだわりました。実際の「ドム・ドローペン」とは異なる配色にして、自分が好きな「ドム」「リックドム」的な雰囲気になる様仕上げ、工作では頭と腕、サーベルを取り外せる様にしました。
 また、二次元感やアニメ感以上に「緻密さ」や「繊細さ」を表現するために試行錯誤してきたこともあり、このサイズでもそれらを損なうことなく盛り込めたら良いなと、こだわって制作しましたね。

――ちなみに「ドム」にはなにか特別な思い入れがあるのですか?
p.e.n.n.y.1そもそも、このドム・トローペンを購入したのは、ドムが好きだからですかね。キットの造形もカッコイイと思いました。

「既視感」がベースにありながら、新しさ、自分らしさを加えるところが面白い

――「神業」「とんでもない完成度をこのサイズに落とし込む技量に絶句」など、SNSでは絶賛のコメントが多数寄せられました。
p.e.n.n.y.1ありがたいことに、いつもたくさんの皆様に温かいコメントいただいております。「またこのパターンか」と思われるくらい、似たような作品ばかりSNSにあげてますし、“バグる”ということしかコメントしようがない作品なのですが、それでもコメントしてくれるみなさんには本当に感謝しかないです。特にこの「ドム・トローペン」には、遠い存在だと思っていた凄腕モデラーの方々から多数反響をいただき、SNSで繋がるきっかけができたことはうれしかったです。

――ちなみに、ご自身は「アニメ塗」にどのように出会ったのですか?
p.e.n.n.y.1ガンプラのネット記事で、モデラーの今日さんの作られたアニメ塗り作品をいくつか拝見しました。その時は確かに驚き、“バグり”ましたが、理屈がまったく理解できず「今はこんな見せ方もあるんだなぁ」と思ったんです。

――その印象が、自分で作ろうという思いに変化したのは?
p.e.n.n.y.1気分転換と今日さんのコンテンツの影響です。当時、とあるキットの制作に行き詰っていた時、ふと「アニメ塗り」を思い出し、今日さんのYouTubeやブログを拝見したんです。特にYouTubeは本当に驚きました。「え?こんなに簡単にできるの?」って。じゃあ気分転換にやってみようと。ところが、実際は映像で見るほど簡単ではなく…。

――でもその難しさに逆にハマっていったんですね。ご自身が考える「アニメ塗」の魅力はどんなところでしょうか?
p.e.n.n.y.1当初は制作から完成までの「変化」だったり「驚き」に魅力を感じていました。「アニメ塗」は制作途中で見え方が「激変」します。前半はアニメ感(二次元感)がまったく無い状態で進むのでとても不安になるのですが、工程を進めていくと突然目の前に「アニメ」が現れる瞬間があり、これらの「変化」や「驚き」は未だに楽しいです。
 また、今は塗装表現として「未開拓」な部分にも強い魅力を感じています。手探りな部分が多く難航することも多いですが、トライ&エラーもまた楽しい作業です。

――先ほど「二次元感やアニメ感以上に「緻密さ」や「繊細さ」を表現したい」というお話がありましたが、「アニメ塗」作品を制作する際に心がけていることはどんなことですか?
p.e.n.n.y.1緻密な描画のアニメが好きで、それらのアニメの様にカッコ良く仕上げることでしょうか。どんなに“バグる”作品でもカッコ良くなければ、作品としての魅力や興味が半減すると思っています。二次元感、アニメ感が弱くても、カッコ良く仕上がっていれば自分としては満足です。
 また、個性的であることも心がけています。アニメ塗りなのである種「既視感」がベースにあり難しいところではあるのですが、僅かでも何か新しいモノだったり自分らしさの様なモノが加えられたら最高だなと。
 最後にもうひとつ、入手困難なキットを除き、できるだけ近所のおもちゃ屋さんで買うということですね(笑)。

――地元で手に入れたガンプラを大事に作る。素敵なガンプラライフですね。では最後にお伺いします、p.e.n.n.y.1さんにとって「ガンプラ」とは?
p.e.n.n.y.1趣味の一つであり、ガンプラは模型の一分野です。ソコは今も昔も変わりません。

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