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「打倒ガンダム!」ジャブローでのアムロとの再戦用に作られた“ランバ・ラル専用機”、“やられメカ”に「想像の中だけでも活躍してほしくて」

 ジオン軍のエースパイロットたちを量産型のモビルスーツ(MS)へ“搭乗”させ、『シン・マツナガ専用ズゴック』など、ガンプラでさまざまな“専用機”を生み出しているK1(@K1h0923)さん。その近作は、あのアムロがその人間的な器量の大きさに惹かれ「あの人に勝ちたい」と言ったジオン軍のパイロット、ランバ・ラルの専用機。“赤い彗星”のシャアに対し“青い巨星”の異名を持ち、グフの使い手としても知られるランバ・ラルだが、なぜ今回、ゾゴックに搭乗することになったのだろうか? 同氏に制作の背景を聞いた。

「ああいうかっこいい大人になりたい」アムロ同様ランバ・ラルに憧れた少年期

――近作の『ランバラル・専用ゾゴック』がSNSで大きな注目を集めました。本作はどのような着想で制作に至ったのですか?
K1親交のあるモデラーさんたちが『ランバ・ラル専用ズゴック』を制作しており、「私も制作してみたい」と考えていました。ただ、「ズゴックの派生機体で格闘戦に特化したゾゴックのほうがランバ・ラルの性格や戦術に合っているのでは?」と思う気持ちが強くなりました。多くの水陸両用機に見られる大きく鋭い爪や発光、発火系兵器を持たずに格闘戦に特化したシンプルな機体は、“ゲリラ屋”を本分とするラルのスタイルに合っていると思い、制作に至りました。ベースには、モデラー仲間から誕生日プレゼントにいただいた『HGゾゴック』を使用し、『RGズゴック』『HGゼー・ズール』『MGグフカスタム』などの装備を使いました。

――設定にランバ・ラルの性格を組み込むとはすごいですね。ランバ・ラルに対し、なにか個人的な思い入れもあるのですか?
K1私が『機動戦士ガンダム』に出会ったのは、主人公のアムロと同じ少年期だったのですが、部下からの絶対的な信頼や侠気(おとこぎ)など私にとっても憧れの大人像でした。アムロ同様、ラルのようなカッコいい大人になりたいと思ったものですし、この記事を読まれている方々の中にも、私と同じ気持ちを抱いた人がたくさんいるのではないでしょうか(笑)。

――確かにそうですね。ズゴックの代わりというお話でしたが、K1さんは以前にも黒い三連星仕様のゾゴックを作られています。ゾゴックにも思い入れがあるのですか?
K1そうですね。格闘戦に特化したシンプルな機体は、“ゲリラ屋”と呼ばれるラルや“戦争屋”と呼ばれる黒い三連星のようなパイロットたちの好みに応じて、カスタマイズされ使用されるが似合いそうで。個性の強いエースパイロットたちにもってこいのベース機体と気に入っています。

「“やられメカ”として描かれるジオンのMSに活躍の場を」が今の作風の原点

――本来、グフの使い手として知られるランバ・ラルですが、なぜゾゴックに搭乗することになったのでしょうか?背景にイメージされた物語があれば教えてください。
K1ガンダムとの戦いでグフを失ったラルのもとに、本来手配される予定であったドムに代わりゾゴックが届けられ、連邦軍の基地があるジャブローでの決戦に参加するという物語をイメージしました。

――撃破されたグフの後の物語ですね。本編ではその後紆余曲折あり、壮絶な最期を遂げますが…。
K1はい。なので「ラルがジャブロー攻略戦に参加していたら…」という世界線ですね。

――参加していたらどうなっていたのでしょう?
K1ジオン軍派の私からすると勝利を期待したいですが、連邦軍の優位は変わらず。でも、ジオン、連邦うんぬんよりも劇中で「あの人に勝ちたい…」と語ったアムロが、ラルとジャブローで再戦する姿を見られるだけで十分ですね(笑)。

――アムロが成長した姿を見せつつ、ランバ・ラルもパワーアップしたゾゴックで応戦する…、なかなか見ものですね。実際、本作ではアイアンネイル、シュツルム・ファウスト、ハンドグレネードを備え、強化を図られていますが、制作する際にこだわったところは?
K1陸戦を主体として装備しているバックパックを水中戦仕様に変更、陸戦向けの推進装置を足元に新設し、一般機とは異なる後ろ姿にしました。あとランバ・ラル感を高めるために左腕にガトリング砲を装備させてみました。視覚上グフを彷彿するスタイルにしたかったので(笑)。

――フォロワーの方からも賞賛の声があふれていました。こだわりがしっかりと伝わった結果ですね。
K1劇中、最大のライバルである“赤い彗星”のシャアと肩を並べるほどの人気キャラクターの機体だけあって反響は大きくたくさんのコメント、メッセージをいただきました。「アムロでも勝てなかったのでは?」「ラルが乗っている姿を見たくなりました」のように、見てくださった方の想像をかき立てることができたと思えるコメントはとてもうれしかったですね。
――上記コメントの通り、K1さんの作品は、多くのガンダムファンの想像をかき立て、その世界観を広げています。なぜこのような作風になったのですか?
K1ガンダムと敵対するジオンのMSって、“やられメカ”として描かれていて思っていたほど活躍していないんですよ。なので、せめて想像のなかだけでもガンダムを打ち負かすくらいの活躍をして欲しくて。一般機のエースパイロット専用化を進めていくという、今の作風に落ち着きました。ジオンのMS、特に水陸両用機体に搭乗させる「ジオン水泳部」に対しての愛情が強くて、アイデアが突然頭の中に降ってくるんですよ(笑)。

――ジオン愛にあふれていますね。K1さんが考える「専用機」の魅力とはどのようなところでしょうか?
K1ジオンの量産機は打倒連邦軍なのですが、専用機はあくまで打倒ガンダムなんです! そんなガンダムを打ち負かすくらいの力強さや、カッコよさを兼ね備えた夢のMSと思って、いつも制作しています。

――素晴らしいですね。ちなみに今後、組み合わせてみたいパイロット×MSの構想はございますか?
K1今回取り上げていただいたゾゴックは、組み合わせたいパイロットやアイデアが既にたくさんあるんですよね。なので、追って発表できたらと考えています。

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