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母国・インドの国花「蓮」で眠るララァに魅了されたママモデラー「美しいものが嫌いな人がいるのかしら?」

ガンプラ制作の信念は「自分が思う“かわいい”に妥協しない」

――SNSでも話題になった「ララァ=スン専用モビルアーマー」は、どのようにして生まれたのでしょうか?
薄荷私はいつも思いつきで作ってしまうので、ほんとに何も考えずに「『ララァ・スン専用モビルアーマー』組みたいなー」と思い、組み始めました。プラモデルとお花を一緒に飾るのが好きなので、「本体が完成したら何か似合いそうな花の小物を調達してこよう♪」みたいなノリでした。使用したキットは「旧キット 1/550 MAS-08 ララァ・スン専用モビルアーマー」です。

――エメラルドグリーンの機体と、その下の黄色い蓮の花のコントラストが非常に美しく印象的な作品です。
薄荷死後、ニュータイプだけがたどり着ける“刻の向こう側”で、生まれた国の花の上で穏やかに眠るララァをイメージしました。
 機体が完成して、「さぁ何の花と組み合わせてみよう?」となったときに、パイロットであるララァの生まれた国のインドが思い浮かびました。インドの国花が蓮の花なので、「これはピッタリだ!」と思い選びました。黄色をチョイスしたのは、ララァの服が黄色かったから。乗せてみたらかわいかった。そんな感じです。蓮の花は自作ではなく、市販のインド雑貨を購入したものです。
 ガンダムの世界観は大好きなのですが、かわいいと思うものをただ作りたいだけで作っているので、設定は無視状態になってしまっています。
――本作制作時に一番こだわったところ、苦労したところをそれぞれお教えください。
薄荷あまり設定を練って練って作るタイプではないのですが、あえて一番こだわったところをあげるなら、やっぱり色です。
 パッとみたときに、人の目をひく作品を作りたいと思ってやっているので、自分はもちろん、人が見てもキュンキュンときめけるようにきれいな色で作ってるつもりです。
 最近は自分自身を模型に投影させているところがあるので、自分の好きな色を選んでいくと淡い色や緑系になってました。どうやったら私らしくなるかというのを意識して作っています。全部私色にしたいんです(笑)。
 ちなみに苦労したところは、初めての旧キットだったので、接着するのも、合わせ目を消すのも全部が大変でした。
――本作を含め、「ガンプラ」を制作するうえで一番気を付けていることは?
薄荷自分の中のかわいいに出来る限り近づけるように頑張っています。技術も知識もまわりの人に比べたら全然なのですが、自分のかわいいには妥協しないように作っています。ララァも言っていました。「美しいものが嫌いな人がいるのかしら?」と(笑)。

――薄荷さんにとって「ガンダム」とはどんな存在ですか?
薄荷私にとってガンプラ・ガンダムとは、親子3世代はもちろん、「素敵な人たち」に繋げてくれるコミュニケーションツールです。ガンプラを使って自分を表現したら、素敵な人たちに出会えたので感謝しています。そういう意味でガンプラは、自分の分身と言えるかもしれませんね。

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