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(更新: ORICON NEWS

コルンピオ(サントリー)【新商品レビュー】

今回はサントリーのワイン「コルンピオ」の4種類を紹介します。
「コルンピオ」は、サントリーとチリの老舗ワイナリー「サンタ カロリーナ社」が共同開発したチリワイン商品のブランドで、2024年9月に発売されました。

この「コルンピオ」という名前はスペイン語で「ブランコ」を意味し、まるでブランコに乗った時のような、心が弾む体験を提供することを意図しているとのことです。ボトルのラベルにはブランコに乗った女性の画が描かれています。

コルンピオ

ワインはたまに飲みますが、詳しくないのでどう選んでよいかわからずラベルの雰囲気で選ぶことがしばしばあります。
この商品はそんな私のような初心者や選び方に迷う人でも直感的に選べるように工夫されているそうで、「香りで選ぶワイン」という新しいコンセプトを提案した商品になっているそうです。非常にありがたいです。
サントリー自社調べでは、ワインの選択において90%の消費者は自信がないという結果だったようです。そのため今回特に香りに着目し、ワインの楽しみ方を再定義するような商品にしようということで開発されたということです。
ちなみに、香りは嗅覚を刺激し、記憶や感情に強く結びつくため、味の想起を手助けする重要な要素だそうです。
商品ラインナップとそれぞれの商品からイメージできる香りは、

・ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン) ⇒ シトラスのような香り
・シャルドネ(白ワイン) ⇒ ピーチのような香り
・カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ(赤ワイン) ⇒ ベリーのような香り
・カルメネール(赤ワイン) ⇒ モカのような香り

の4種となっています。ブドウが原料のワインなのにモカのような香りがするものもあるとは気になりますね。
そして、それぞれの香り豊かなワインに仕上げるために、

・気温が低い夜の収穫(→シトラスのような香り・ピーチのような香り)
・低温でゆっくり発酵(→シトラスのような香り・ピーチのような香り)
・低温で醸す(→ベリーのような香り・モカのような香り)
・オークチップ(片)とオークステイブ(板)の漬け込み(→モカのような香り)

といったように、フレッシュでリッチなアロマを引き出すためにこだわった手法で作られた商品となっています。
気になっていたモカの香りはオークを漬け込んでできた香りなのですね。理解できました。
このように新しい発想と様々な工夫によって作られたコルンピオですが、なんと国内のワインコンクール「サクラアワード2024」で、ソーヴィニヨン・ブランがダイヤモンドトロフィーを、カルメネールが銀賞を受賞するなど、既に高い評価を得たということです。
初心者から上級者までの幅広い層に訴求するデザインとコンセプトが評価されたということですが、デビューしてすぐ賞を受賞するとはすごいです!
サントリーさんはウイスキーでも賞を獲っていたようですし、商品力、技術力の高さがわかりますね。
ではさっそく試飲をしてみたいと思います。
白ワインの「コルンピオ ソーヴィニヨン・ブラン2023」を飲んで、まず印象的だったのはシトラスの香りです。口に含んだ瞬間、フレッシュな柑橘系の酸味が広がり、軽やかなブドウの風味が続きます。辛口でありながら、爽やかな飲み心地が特徴で、後味は非常にすっきりとしており、次の一口が欲しくなるバランスの良さが魅力でした。

もう一つの白ワインの「シャルドネ2023」も試飲しましたが、こちらは甘い桃のような香りが広がり、辛口ながら軽快な飲み口で、飲み飽きない一杯です。どちらのワインも、初心者でも気軽に楽しめる、洗練された味わいが印象的でした。

続いて、赤ワインの「コルンピオ カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ2022」を試しました。グラスに注いだ瞬間、ブルーベリーやラズベリーのようなベリーの香りが立ち上り、口に含むと、その香りがまさに果実のように感じられます。後味は軽やかで、濃厚さを求めるよりも、フルーティーさを楽しむためのワインという印象です。飲み心地は軽めで、どんなシチュエーションにも合わせやすい赤ワインだと感じました。

最後に赤ワインの「コルンピオ カルメネール2022」を試飲しましたが、注いだ瞬間に香るモカのような香ばしさが印象的です。コーヒーのようなローストされた香りが、深い赤ワインの風味を引き立て、口に含むと、濃厚で辛口ながら渋みが少なく、滑らかな飲み口が広がります。余韻に追いかけてくるような香ばしさが、他の赤ワインとは一線を画す独特の風味をもたらしていました。

今回のペアリング

「コルンピオ ソーヴィニヨン・ブラン2023」(シトラスのような香り)×真鯛のカルパッチョ

「コルンピオ ソーヴィニヨン・ブラン2023」は、真鯛のカルパッチョとのペアリングです。シトラスの爽やかな香りと味が、真鯛の柔らかい食感、旨味と見事にマッチし、マリネ液、オリーブオイルに混ぜたレモン汁の酸味とも相性抜群でした。このワインのフレッシュさがカルパッチョを引き立て、ワインと料理のハーモニーを楽しむことができました。

「シャルドネ2023」(ピーチのような香り)×エビマヨネーズ

「シャルドネ2023」は、エビマヨネーズと組み合わせました。ピーチのような甘い香りが、エビの旨味とマヨネーズソースのコクを引き立て、絶妙なペアリングでした。濃厚なマヨネーズとレモンの酸味が、シャルドネのフルーティーさと合わさり、互いを引き立てる組み合わせとなりました。

「カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ2022」(ベリーのような香り)×リンゴとカマンベールチーズのカナッペ

赤ワインの「カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ2022」は、リンゴとカマンベールチーズのカナッペとのペアリングが絶品でした。
ベリーの香りが、クラッカーの香ばしさ、カマンベールチーズのクリーミーさとリンゴの甘味と酸味を包み込み、フルーティーで軽やかな後味を感じさせてくれました。

「カルメネール2022」(モカのような香り)×豚の角煮

「カルメネール2022」は豚の角煮との組み合わせです。モカのような香ばしさがじっくり煮込んだ角煮の深い味わいを引き立て、甘くしょっぱいタレとも絶妙に調和しました。

どのワインもほんと香りが豊かで、料理の味を引き立てつつ味もしっかりとして美味しかったです。軽やかで飲みやすい味わいで、日々の食事やリラックスタイムにぴったりのワインとなっていると思います。
通常の750mlのボトルのほか、ハーフボトル(375mlボトル)もありますし、どれも手軽に試せる価格帯なので、ぜひ自分好みの香りを見つけて、ワイン選びの楽しさを体験してみてください。

ハーフサイズの4種詰め合わせも数量限定ですがオンラインショップで販売中とのことなので、ギフトやパーティー用にもいかがでしょうか。

【公式サイト】
公式オンラインショップ(外部サイト)

→【今日はどの香りにする?】香り晴れやかワイン「コルンピオ」登場|サントリー(外部サイト)

コルンピオ 商品情報

  • コルンピオ 750ml

  • コルンピオ 375ml

香り

商品名

タイプ・容量・アルコール度数

シトラスのような香り

コルンピオ ソーヴィニヨン・ブラン 2023

白/辛口・750ml・375ml・12.5%

ピーチのような香り

コルンピオ シャルドネ 2023

白/辛口・750ml・375ml・13%

ベリーのような香り

コルンピオ カベルネ・ソーヴィニヨン メルロ 2022

赤/ミディアムボディ・750ml・375ml・13%

モカのような香り

コルンピオ カルメネール 2022

赤/フルボディ・750ml・375ml・13%

品目

果実酒

価格

オープン価格

【公式サイト】
公式オンラインショップ(外部サイト)

→【今日はどの香りにする?】香り晴れやかワイン「コルンピオ」登場|サントリー(外部サイト)
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