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(更新: ORICON NEWS

本格芋焼酎『KIRISHIMA No.8』(霧島酒造)【新商品レビュー】

今回は、霧島酒造さんから7月8日に全国販売となった本格芋焼酎『KIRISHIMA No.8』(キリシマナンバーエイト)の商品レビューをします。後半にこのお酒に合う食事も紹介しています。

『KIRISHIMA No.8』を詳しく紹介する前にちょっとした焼酎の知識の話にはなりますが、焼酎には「連続式蒸留焼酎」(旧名称:甲類)「単式蒸留焼酎」(旧名称:乙類)の種類あり、前者は原料の風味やクセはほぼなくなり、クリアな味わいに仕上がるのでチューハイのベースなどに向いている焼酎となり、後者は原料の個性が強く出るため、豊かな風味や香りを楽しむことができる焼酎となります。(※ほかに2つを混ぜた甲乙混合焼酎もありますがここでは省略)
『KIRISHIMA No.8』は後者の「単式蒸留焼酎」となります。

焼酎の種類についてはこちらで解説しているので、ぜひ読んで知識を増やしていただければと思います。
→【関連記事】焼酎の種類を3つのポイントからわかりやすく解説

飽くなき探求心から生まれた“芋がつくった果実感”

霧島酒造さんと言えば、酒屋、スーパーなどの商品棚ではおなじみの、黒霧島、白霧島、赤霧島といった色違いのネーミングの芋焼酎を製造・販売しているメーカーです。
その霧島酒造さんが、2023年2月に首都圏限定で先行販売していた『KIRISHIMA No.8』を、このたび満を持して全国販売することになりました。

この商品の特長やこだわりについて説明しますと、
『KIRISHIMA No.8』は「これまでにない焼酎をつくりたい」という想いから、原料や製法について研究に研究を重ねた結果、芋焼酎とは思えないくらい“瑞々しい果実感”が特長の焼酎に仕上がっているということです。

その果実感を出せている秘密の1つは、日本国内では初の焼酎メーカーが自社単独育成した原料の“「霧島8」というさつまいも”だそうです。
「霧島8」は果物やハーブの香りを形成するモノテルペンアルコールという成分が非常に多く含まれているらしく、その含有量は霧島酒造さんの代表的な芋焼酎「黒霧島」の原料となるさつまいもの14倍の数値になるということです。たとえ「黒霧島」を知らないとしても14倍という数値からほかの芋焼酎よりもはるかに果物の香りがするということが分かると思います。

そしてもう1つ秘密がありまして、それは独自開発の“エレガンス酵母”という酵母を使用している点だそうです。香りを強く醸し出す独自開発の酵母で、この酵母を使用することで香りの成分が多く含まれるさつまいもからより一層、果実感のある芳潤な味わいを出すことができるということです。
このような原料へのこだわりや開発秘話を聞くと、ほかにはないフルーティーな焼酎が出来上がったのもうなずけます。

『KIRISHIMA No.8』のおすすめの飲み方は炭酸割り

おすすめの飲み方は炭酸割りということなので今回は焼酎ハイボールのスタイルで頂くことにしました。
飲む前は、芋焼酎は風味が強いといいますかクセが強いイメージがあり、果実感のある芋焼酎というもののイメージがなかなか持てなかったのですが、実際に飲んでみるとそのイメージが吹き飛びました。

『KIRISHIMA No.8』をグラスに注ぎ炭酸水で割ってみると・・・なんと!注いだ瞬間からはじける炭酸から香ってくる果実の香りに驚きました。商品紹介資料には、「マスカットやみかんのような果実感」というワードが何度か出てきていたのですが、まさしく“マスカット”の香りがしました。
口に含んだ時、のどを通過した後に鼻に残る香りもマスカットそのものといってもいいぐらいの果実感を受けました。

炭酸割りだからというのもあるかもしれませんが、非常に軽くて飲みやすいです。『KIRISHIMA No.8』は芋焼酎の楽しみ方の幅を広げる焼酎だと思います。
爽やかで軽い風味のフルーティーな炭酸のお酒というとスパークリングワインが思い浮かびますが、『KIRISHIMA No.8』の炭酸割りもフルーティーさを楽しめる爽やかな味わいがあるので、食事の席を盛り上げてくれる特別なお酒としてはピッタリではないかと思います。
商品ラベルのデザインも高級シャンパンの様なゴールド感がありますのでテーブルの上にあるだけでとても存在感があります。

本格芋焼酎『KIRISHIMA No.8』(キリシマナンバーエイト)

『KIRISHIMA No.8』に合うおすすめの食事とは?

ということで今回このフルーティーな芋焼酎『KIRISHIMA No.8』とのペアリングの感想をいくつか紹介します。
スパークリングワインの代わりになりそうだという勝手な思い込みをヒントに、お客さんを呼んでワイワイ楽しんでいるイメージからパーティー系の食事で攻めようと思いまして、カプレーゼ、ガーリックトースト、ガーリックシュリンプで合わせてみました。

まずは前菜のカプレーゼです。
今回、アレンジで生ハムを挟んで食べ応えを加えてみました。トマト、バジル、モッツァレラチーズの香りが豊かで爽やかな素材の味と、生ハムの塩味と旨味が交わり、そこに『KIRISHIMA No.8』のフルーティーさが加わり、夏にぴったりな組み合わせだと思います。

次はガーリックトースト。
ガツンとしたニンニクの風味とバターのコク、カリッと焼いたバゲットの香りに芳潤な『KIRISHIMA No.8』がさらに加わり、全体の味わいを引き立ててくれます。
また、飲むたびに炭酸割りが口の中をクリアにしてくれるので、何個でも食べられると思うぐらいベストマッチでした。

最後はガーリックシュリンプ。
再びニンニクを使った料理ですが、ニンニクの香り、エビの風味とフルーティーな『KIRISHIMA No.8』とが絶妙に調和がとれています。
オイリーな口の中をキリっと爽やかにしてくれるので、こちらも無限に食べられそうなくらい非常に合います。

おわりに

今回組み合わせた料理は、ガーリックトースト、ガーリックシュリンプと若干ニンニク尽くしのメニューでしたが、『KIRISHIMA No.8』の特長であるフルーティーな味わいがためらいを消してくれた感じがします。そのくらい料理の味を引き立てながら自身の存在感も出していた美味しいお酒でした。

芋焼酎を飲んだことが無い方、クセがありそうだと思って飲む機会を作らなかった方はぜひ一度手に取ってこのフルーティーさを体験してみてはいかがでしょうか。イメージが変わると思います。
【公式サイト】
KIRISHIMA No.8ブランドサイト|霧島酒造株式会社(外部サイト)

KIRISHIMA No.8 商品情報

KIRISHIMA No.8

商品名

KIRISHIMA No.8

品目

本格焼酎

アルコール分

25%

容量@

490ml/瓶

価格

1,050円(税込み価格:1,155円)

容量A

900ml/瓶

価格

1,340円(税込み価格:1,474円)

【公式サイト】
KIRISHIMA No.8ブランドサイト|霧島酒造株式会社(外部サイト)
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