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やめられない不倫…渡部の騒動で注目の“セックス依存症”、経験した漫画家が警鐘「偏見でなく正しい知識を」
診療できる病院の少なさ、多くの偏見…「漫画を描いたのは正しい知識を広めるため」
「日本は性教育も不完全で、昔から“性=悪いもの”と刷り込まれて抑圧される傾向にあります。そのため、なかなか“セックス依存症”への認知は広まりにくく、多くの偏見が生まれてきました。HIVも同様でしたよね。私がこの漫画を描いたのは、正しい知識を広めるためです。いつか、“セックス依存症”という言葉を使わなくても、多くの人が「強迫的性行動症」というものを理解できる社会になってほしいです」
正しい認識が広まれば、“セックス依存症”の人が自身の症状に気づくきっかけになり、治療が受けられる環境も整うかもしれない。それにより、依存症による性犯罪を防止し、被害をなくすこともできるかもしれない。
「もちろん、犯罪は犯罪で許されることではないのですが、依存症の不安を抱える人は、まずは病気を自覚することが大事。本人にとっても周囲にとっても、自覚し、また歪んだ認知を正すことが防止につながると私は思います。今後、“セックス依存症”を公表する有名人の方が出てくれば、この動きはさらに早まるのではないでしょうか」
(文:衣輪晋一)