• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • やめられない不倫…渡部の騒動で注目の“セックス依存症”、経験した漫画家が警鐘「偏見でなく正しい知識を」
(更新: ORICON NEWS

やめられない不倫…渡部の騒動で注目の“セックス依存症”、経験した漫画家が警鐘「偏見でなく正しい知識を」

診療できる病院の少なさ、多くの偏見…「漫画を描いたのは正しい知識を広めるため」

 このように、潜在的な依存者が多く存在するとはいえ、現在では“セックス依存症”を診ることのできる医師は少なく、診療できる病院は都内でも数件ほどだ。アルコールや薬物依存症の治療と同様に「自助グループ」も存在するが、まだ一般的に知られていない。

 「日本は性教育も不完全で、昔から“性=悪いもの”と刷り込まれて抑圧される傾向にあります。そのため、なかなか“セックス依存症”への認知は広まりにくく、多くの偏見が生まれてきました。HIVも同様でしたよね。私がこの漫画を描いたのは、正しい知識を広めるためです。いつか、“セックス依存症”という言葉を使わなくても、多くの人が「強迫的性行動症」というものを理解できる社会になってほしいです」

 正しい認識が広まれば、“セックス依存症”の人が自身の症状に気づくきっかけになり、治療が受けられる環境も整うかもしれない。それにより、依存症による性犯罪を防止し、被害をなくすこともできるかもしれない。

 「もちろん、犯罪は犯罪で許されることではないのですが、依存症の不安を抱える人は、まずは病気を自覚することが大事。本人にとっても周囲にとっても、自覚し、また歪んだ認知を正すことが防止につながると私は思います。今後、“セックス依存症”を公表する有名人の方が出てくれば、この動きはさらに早まるのではないでしょうか」

(文:衣輪晋一)
★集英社『グランドジャンプめちゃ 8月号』(7月29日発売)にて、
『セックス依存症になりました。<決定版>』第5話が掲載。
【公式サイト】(外部サイト)

★『めちゃコミック』にて『セックス依存症になりました。』(オリジナル版)第95話が、
8/7(金)に配信予定。
【公式サイト】(外部サイト)

あなたにおすすめの記事

 を検索