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フルタイムワーママが“サレ妻”になった話、実録漫画作者語る「不倫を許すのがエライという風潮は許せない」

  • フルタイムワーママが“サレ妻”になった話(画像提供:はなまるさん)

    フルタイムワーママが“サレ妻”になった話(画像提供:はなまるさん)

 芸能界での不倫ニュースが大きな話題となっている昨今、Instagramで話題を集めている実録漫画がある。夫と同じ会社で働き、3歳の娘を育てるはなまるさん(@hanamarusaretsuma(外部サイト))のアカウントだ。自分のことはいつも後回しで懸命に子育てをしていたが、はなまるさんが職場復帰して夫が別部署に異動したことをきっかけに、夫婦関係にヒビが。夫の社内不倫、モラハラ、義実家とのトラブルなど様々なエピソードが詳細に語られている。漫画の反響や不倫が明らかになったあとの世間の風潮について思うことを、本人に赤裸々に語ってもらった。

【漫画を読む】はなまるさんのエッセイ漫画「ワーママがサレ妻になった話」(外部サイト)

不倫をきっかけに、うつ病、自殺未遂…「家族の支えがあって、回復できた」

――「フルタイムワーママがサレ妻になった話」「再構築編」「逆襲編」と、はなまるさんのInstagramに投稿される漫画にはたくさんの反響が。「ずっと応援してます」というコメントや「別れて正解」「夫さんの人間性を疑う」などのコメントも。これらの反響について、あらためてどう感じますか?

「描き始めたときは、こんなに皆さんに読んでいただけるとは思っていませんでした。たくさんの感想をいただいて驚きましたし、嬉しかったです。読んでくださる方の“共感の言葉”や、『応援してます』というメッセージにとても励まされています」

――思い出すのがおつらいエピソードもあったかと思います。漫画に描き始めたきっかけについてお聞かせいただけますか?

「夫に不倫されたあとにうつ病になり、一度夫婦関係の再構築を試みたのですがうまくいかず、夫から一方的に離婚を言い渡され、自殺未遂をしたんです。その後に実家の支えによって回復し、『どうせ死ぬくらいならやりたいことをやってからにしよう!』と、思い切ってiPadを買ったのがキッカケです。夫や不倫相手がしたことを知ってほしくて描いてますね。ある意味復讐に近いです」

――漫画では、不倫相手と休みを合わせているのを社内のスケジュールで知ったというエピソードや、はなまるさんが目標の体重に到達するまで自分も断食するというルールを設けて「痩せないと俺が倒れちゃうよ?」と脅すようなモラハラな言動・行動エピソードも印象的でした。たくさんのイラついた言動があったかと思いますが、もっとも耐えきれなかったことは?

「ムカっとしたエピソードが多すぎてひとつに絞りきれないですが、1番許せないと思ったのは、私が不倫の証拠を見つけたときに完全否定したくせに、わたしには上辺を取り繕っておいて水面下で不倫を続けていたことですね。その時わたしはうつ病になっていて、精神的に不安定でした。不倫に溺れるのではなく、私と子供のことを第一に考えて欲しかったです」

老けたから?太ったから? 理由をつけて不倫を正当化するのは間違い

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サレ妻が再構築を目指した話 1話です。 夫の変わりようにびっくりする方も多いと思いますが、ここまで変わってくれたからこそ、一旦は再構築を決意できたのかもしれません。 #サレ妻#サレ妻漫画#サレ妻マンガ#漫画#マンガ? #エッセイ漫画#エッセイマンガ#コミックエッセイ#体験談#実録漫画#サレラリ? #モラハラ#モラハラ旦那#モラハラ夫#家庭崩壊? #ワーママ#フルタイム#再構築? #家事育児#夫婦漫画#うつ病#義実家嫌い#育児 #パニック障害#不倫#浮気#旦那#子育てママ#離婚? #夫婦問題

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――不倫がわかり、関係修復を試みた「再構築編」、そして「反撃編」へとエピソードは続きますが、はなまるさんを突き動かした原動力となるものは何だったのでしょうか?

「不倫がわかり、ひと月ほど実家に避難しました。その後再構築をしましたが、7ヶ月程で夫から離婚を言い渡され、別居を開始しました。その半年後に夫から不倫について自白されたという流れです。『やっと夫が不倫を認めた!』という達成感があり、どうしても漫画にしなくては…と思いました。不倫をされた側の方たちが私のエピソードに共感してくれて、『ひとりじゃない』って思ってくれたらいいなと思って描いています。また、不倫予備軍の方たちに対して、不倫は人の心を壊す行為だと知って欲しくて描いている部分もあります」

――夫側の不倫のニュースが最近取り沙汰されています。SNSを見ていると「〇〇〇〇もかわいいだけか」「重く考えすぎ」など、報道当初は妻側が非難されているようなケースもありました。社会の風潮に対して思うことはありますか?

「芸能人の不倫報道が増えていますが、自分の身の回りにも不倫は溢れかえっています。『不倫を許すのが偉い!』みたいな風潮は許せないです。私はずっと言ってますが、不倫をされた側に落ち度はありません。老けたから?太ったから?料理が不味いから?子育てでイライラしてるから?などと理由をつけて、不倫された側にも原因があると言う人もいますが、それは間違っていて…。相手に不満があるなら話し合って関係を改善していくべきなんです。それをしないで、不倫に逃げるのは最低な行為ですし、子供がいる場合には虐待に近い行為だと個人的には思います」

――最後に、今後の暮らしや創作活動について展望をお聞かせいただけますでしょうか?

「現在進行形で離婚準備中です。年内離婚を目指しています。結婚するときより、離婚はタスクが多くて毎日バタバタです。仕事を続けながら、娘とふたりで楽しく暮らしていきたいです!創作活動についても趣味として続けていきたいと思っています」

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