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東映OP映像のレジン作品が話題、OLレジン作家が語る作品作りの極意

 フリマアプリの普及とともに押し花作品が話題になるなど数年前から人気の手芸、レジン作品。ところが、昨年12月にTwitterで話題になったレジン作品はそれらとは一線を画す『東映のオープニング映像を再現した作品』だ。26日に投稿されすぐに9万RT、29万いいねがつき、東映公式アカウントも反応するなど大反響を得た。作者のJadeさん(@jad_ko)は、いつもはレジンで海洋生物を中心に作品作りをしているハンドメイド作家。なぜ東映だったのか? 独特の感性で制作される作品について話を聞いた。

ネットで話題の作品は、ストレスで「派手なものを作りたい」!?

――「東映のオープニング映像」作品は東映公式アカウントからもリプライが来るなど、Twitterで大きな話題となりました。投稿してからどのような反応がございましたか?
Jadeさん 作品が完成した翌日に、職場のお昼休みに画像を投稿しました。既存のフォロワーさんがすぐに反応をくださって喜んでいたのですが、夕方退勤して見たらとんでもないことになっていたので本当に驚きました。公式さんからの反応をいただいてからは特に反響が大きくなり、リプライや引用リツイートでの感想やお褒めの言葉をいただいて嬉しかったです。公式さんには本当に感謝です! また、3日間でフォロワーさんが4,000人増えました。2019年のフォロワー目標を3,000人にしていたので軽く超える結果になりました。フォローしてくださった方に楽しんでもらえる作品を今後も作りたいです。

――今回「東映のオープニング映像」を題材にされたのはなぜでしょうか?
Jadeさん 作品作りが少し滞っていたところに本業の繁忙期がきて、ストレスからか派手なものを作りたいと思いました。水しぶきの写真を検索して荒磯波をみていたら当然出てくるのが東映さんの例の画像。「あ、これ作ろう」となったのがきっかけです。

――いつもは海洋生物をテーマに作品作りをされているJadeさん。海の波や水の色の表現は「東映のオープニング映像」作品にも共通することのように感じますが、今作でこだわった部分や、苦労したことはございますか?
Jadeさん 動画を何回も見て、岩礁や水しぶきの形、水の流れを研究しました。写真では伝わりにくいのですが、奥の岩は波が当たった後で、手前の岩は間から流れ込んだ水が白波を立てています。結構細かくこだわっているので打ちつける波の作り方は秘密にしておきますが、一番作っていて楽しかったポイントです。透明の部分も、本家の霞んだ感じを出したくて少し色を付けています。東映のロゴは、切り絵の要領で切り抜いて貼っています。切り絵は小学校の図工以来でしたが楽しめました。もう少し練習して以後の作品に生かしたいです。

大学は海洋系学科出身、生き物のリアルさを追求

――そもそも海洋生物でオーナメント作品や雑貨を作るようになったのは、どのようなきっかけでしょうか?
Jadeさん 大学が海洋系の学科だったので、レジンを始めてからすぐにテーマが海や魚になりました。ほかの作家さんのようにおしゃれでスタイリッシュなデザイン制作ができればよかったのですがあまり得意ではなく…。知識のある海洋生物の再現度に凝るようになるとコアなファンの方がたくさん褒めてくださるので調子に乗ってどんどん作るようになりました。

――また、たこ足のピアスなど、海洋生物がリアルでありながらおしゃれで普段使いもできそうな工夫が感じられます。アクセサリーを作ろうと思ったのはどのようなきっかけでしょうか?
Jadeさん 気持ち悪いくらいリアルなモチーフを作ったら、やはり物好きな方が褒めてくだったのがきっかけです。先述の通り、あまりセンスがよろしくないのでアクセサリーの制作は苦手なのですが、今後はリアルさの中におしゃれが光る作品作りを目指します。

――作品作りのこだわりはどのようなところでしょうか。
Jadeさん 生き物はできるだけ本物に近づけて作ることにこだわっています。学生時代に得た海洋生物の基礎知識と、鱗や鰭の筋の数まで数える学術スケッチの体験が、妥協しない作品作りに生かされていると思います。趣味だったダイビングも、イメージ作りに大きく影響していると思います。本当は全て本物を観察して作りたいくらいですが、そこまではなかなかできないので制作に入る前に画像や動画を何度も見てから取り掛かっています。指先サイズで本物に忠実な作品を作ることは本当に難しいですが、うまくできたときの喜びが大きいのでやめられません。

妥協無しの作品作り「実は東映レジンも1作目は失敗して2回作っています」

――普段、作品はどのように作っていますか?
Jadeさん 生き物は樹脂粘土で作ることが多いです。粘土自体に着色したり、乾燥後色を塗ったりして仕上げたものを、2液レジンで固め、磨いたりコーティングしたりして完成です。水と空気の境界線を表現する時は、2液を何回にも分けて固めていくのでひたすらに時間がかかります。また、生き物に全力を注ぐので、レジンで固める工程で失敗すると本当にショックが大きいです。また、完成後しばらくすると気に入らないところが出てきて最初から作り直すことも多々あり、実は東映レジンも1作目は失敗して2回作っています。毎回が試行錯誤ですので決まった手順はなく、色々と試している段階です。

――1作品の制作時間はどれくらいでしょうか?
Jadeさん 作り直しが続くと数か月かけることもありますが、スムーズにいくと1週間ほどでひとつ完成します。表現に納得がいかず、1年以上完成しないでいる生き物もけっこういます。

――会社員としてお勤めとのことですが、お仕事と制作の両立は大変では…?
Jadeさん 帰宅後、まずはご飯を食べて、2時間ほど制作をしてから風呂、また制作して就寝、というのが平日のルーチンです。お昼休みにぼーっとしながら次のアイデアを練っていることも多いですが、全然時間が足りません…。受注制作などのお話をいただいても今はほとんどお断りしている状況ですので、制作工程を改善してもっと多くの作品をお届けできるようになりたいです。

――今後の予定などございましたらお願いいたします。
Jadeさん これから生き物を選んで、オーナメントを表層〜深海まで4段階ほどに分けて制作する予定です。また、3月の末に、『minneのハンドメイドマーケット2019』(会場・さいたまスーパーアリーナ)に出展予定ですので急ピッチで頑張っています。3月31日の1日のみですが、初のイベント出展ですのでぜひ見に来ていただけたらと思います。

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