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(更新: ORICON NEWS

川栄李奈&高杉真宙、6年ぶり共演も仲の良さが裏目…「逆に難しかったです」【オリコン ライターズ】

 覆面姿の謎のライターがゲストの出演番組やプライベートについて直撃する『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)。第13回(7日深夜)は特別編ということで、新水曜ドラマ『となりのナースエイド』(1月10日(水)、夜10:00〜)の制作発表会見に潜入し、多くの報道陣に混ざって会見に参加してきた。その一部始終に加え、会見後特別に行われた本作の出演者である俳優の川栄李奈と高杉真宙を直撃した。

川栄、オファーに不安も「共演者の皆さんが助けてくれている」

 2023年も残りわずかとなった12月某日、会見場となった東京・日テレ番町スタジオ 10Fホールには新聞や雑誌、WEBメディアなどの記者およそ40〜50人が詰めかけた。今回の取材を担当したキャプテンオオサワもその中の一人として同席した。もの珍しい風貌のせいか、周囲からの奇異な視線をびんびんに感じた。もちろん現場では浮いていたことと思う。

 会見の準備が整うと川栄李奈、高杉真宙、矢本悠馬、吉住、小手伸也、古田新太、水野美紀、7人のキャストが登壇した。まずは司会者が、およそ6年ぶりの共演となる川栄と高杉の2人に、現場での感想を聞くことに。高杉とは仲が良いと思っていたという川栄は「すごく自然に撮影に入れて、掛け合いもうまくいっています。でも役柄的にはあんまりすんなりいかない感じがいいと監督がおっしゃっていたので、ぎくしゃくした感じを出すのが逆に難しかったです」と意外な苦労話を口にした。高杉も同じ気持ちを抱いていたようだが「後半になるにつれて、どんどんテンポが良くなっていくシーンが増えるので、そういう意味ではすごくいい流れだと思います」と、今後の展開に期待を寄せていた。

新水曜ドラマ『となりのナースエイド』(1月10日(水)、夜10:00〜)(C)日本テレビ

新水曜ドラマ『となりのナースエイド』(1月10日(水)、夜10:00〜)(C)日本テレビ

 その後、ほかのキャストへの質問や現場での裏話などを披露したあと、記者の質疑応答タイムに。ほかの記者が繰り出す鋭い質問を耳にし、心の中でビビるキャプテンオオサワ。司会者から「では、ほかに質問のある方はいますか?」と声があがると、緊張しつつ「はい!」と、天井に向かってまっすぐに挙手。「では、一番端に座っている記者さん」と指名された瞬間、壇上のキャストを含め、周囲の視線が一斉に注がれた。そりゃそうだろう。こんな風体の記者は普段いるはずもないのだから。「あいつは何者なのだ」「どんな奇抜な質問を繰り出すのか」そんな周囲の心の声を感じつつマイクを握り、質問を始めた。

 「『ライターズ!』のキャプテンオオサワと申します。川栄さんと高杉さんにご質問です。オファーが来たときの率直なお気持ちと、初めて台本を読んでの感想をお聞かせください」

 そう言い終わると壇上から笑い声とともに、「なんだ、ちゃんと真面目な質問じゃないか」、「あの記者さん、あんな格好しているけど、意外とちゃんとした人なんじゃないか」などという言葉がほうぼうで漏れた。そんな空気に触発されてか、川栄&高杉の2人も笑顔で応じた。

 川栄は「私は医療系の作品にはあまり出たことがなく、これまで医療用語をしっかりとセリフとして喋ることがなかったので、オファーをいだだいたときは不安な気持ちがありました。でも今回ここにいる共演者の皆さんが本当に助けてくださっているおかげで、現場で毎日楽しくやらせていただいています。台本を読んだときは、コメディからシリアスまで、人間のいろんな感情が詰まっていてとてもやりがいのある作品だなと思いました」。

 そして高杉も「オファーがきたときは素直に嬉しかったです。また台本を読んだときは、今作はオークラさんによる物語(脚本)ということで、掛け合いのテンポがよくて読んでいてすごく気持ちよかったです。そしていざ現場では、キャストの皆さんそれぞれが独特のキャラクター作りをしてくることで、脚本の面白さがぐっと際立っているんだろうなと感じました」と語った。

 ここで会見は無事終了し、続いては個別取材へ。

「心を動かされる人がいたらいいな」仕事への原動力に変化…視聴者への思い

 個別取材の際、改めて会見でのお礼を伝えると、「こちらこそありがとうございました」と、ていねいかつ笑顔で応じる2人。会見時と同様、現場でもあのようなアットホームな雰囲気なのか訊ねると川栄は「そうですね。楽しく、そしてわちゃわちゃとやっています(笑)」とにっこり。

 まず、川栄と高杉がそれぞれ演じる桜庭澪(以下、澪)と竜崎大河(以下、大河)は、考え方は真逆だが、医療に関わる人間として患者を救いたい思いは同じという、いわば同志であり、お互いにとって大事な存在なっていく。そんな関係性と絡めプライベートな時間に大事なこと、不可欠なものについて聞くと、川栄は「掃除機です」ときっぱり。「休日は1日に5回は掃除機をかけちゃうくらいお掃除が大好きなんです。掃除機をかけると不思議と心が落ち着くんですよ。私にとって掃除機は、絶対的に家にないといけないバディですね」

 これに高杉は「5回も!?」と驚きつつ「あんなに騒音なのに」と苦笑い。そんな高杉にとっての相棒はパソコン。

 「昔からゲームが大好きなので、パソコンは絶対に手放せません。ずっとFPS(ファーストパーソン・シューティングの略)にハマっています。端的にいうと銃で撃ち合う、一人称視点のシューティングゲームです。まだやったことがない人はぜひ試していただきたいです。楽しいですよ」

 またベクトルは違えど、澪も大河も患者の命を救うことが仕事への原動力になっている。では2人にとっての仕事への原動力は何か聞くと、高杉が「以前までは、自分がその作品に対していかに興味が湧くかが重要だったのですが、最近は視聴者の方がこの作品を観て楽しんでもらいたいという考えに変わってきました。例えば今回の『となりのナースエイド』を見て、心を動かされる人がいたらいいなとか」と答えると、「え、私もいま同じことを言おうと思っていました」と、今度は川栄が続ける。「作品を観てくれる人がいるから頑張れるといいますか。『となりのナースエイド』で言えば、笑いあり涙ありと、いろんな感情が湧いてくる作品だと思うので、そこを味わっていただきたいです」

 ここでそれぞれが演じるキャラクターに絡めての質問。澪は医療オタクという設定だが、川栄自身、プライベートでオタク的にはまっていることはあるのだろうか。

 「オタク気質ではないのでハマることも特にないのですが、唯一お風呂に入ることですね。最近ドラマの撮影で帰宅が遅いのですが、お風呂にはちゃんと1時間入っています。その間は携帯をいじったり、マッサージをしたり、台本を読んだりしながら過ごします」

 いっぽう高杉が演じる大河は天才外科医である一方、それ以外はからっきしという設定。高杉自身、プライベートで苦手としていることはどんなことなのだろうか。

 「掃除ですね。だから先ほどの川栄さんの「お掃除大好き」という発言が信じられません(笑)」

 この発言に川栄は思うことがあったようで「ちょうどいま、スタジオの中にある私(澪)の部屋のセットを掃除しているときに、お互いの部屋がどのレベルの散らかり具合いなのか話していたのですが、話を聞く限りでは(高杉の部屋は)けっこうなレベルというか、めっちゃ散らかっていそうでした(笑)。とにかく物がめっちゃ多いらしくて、本とか何冊も積み重ねてあって」

 すると高杉は「ぜんぜん気にならない。でも、自分の中で散らかり具合が気になり出したら掃除をするようにしています。人によるじゃないですかそのレベルって。だからそこはぼやっとさせたいです」と苦笑いまじりに答えた。

 最後に新水曜ドラマ『となりナースエイド』の見どころを聞いた。医療ドラマはこれまで多く描かれているが、ほかの作品にはない、本作ならではの魅力はどこにあるのだろうか。

 高杉は「前半にコメディパートがあるのですが、徐々にシリアスな展開になっていくので、その流れを楽しみにしてほしいです。週の真ん中という最も疲れが出やすい水曜日に、ドラマの時間だけでも、日常の雑音を忘れて物語に心地よく没頭できるような作品になっています」とコメント。

 そして川栄は「これまでの医療ドラマでは、ナースエイドという職業にスポットが当たることがなかったので、そこがまずポイントかな」と説明。さらに「ドラマを通じて、ナースエイドという職業について知っていただきたいです。ナースエイドのみなさんを筆頭に、医療従事者のみなさんが、患者さんに対して前向きに寄り添う姿が描かれているのは、この作品ならではの魅力だと思いますので、ぜひご覧になっていただきたいです」とアピールしてしめくくった。

※取材の模様は、7日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 毎週日曜深1:25)でもご覧いただけます。

『となりのナースエイド』(C)日本テレビ

『となりのナースエイド』(C)日本テレビ

新水曜ドラマ『となりのナースエイド』(外部サイト)
1月10日(水)夜10:00〜
https://www.ntv.co.jp/tonarino-nurseaid/(外部サイト)

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