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超回復にかかる時間と効率よく筋肉量を増やす鍛え方【プロが教える筋トレ】
著者・監修者プロフィール
佐藤有一
千葉県にあるトレーナー専門学校を卒業後、区営のジムやトレーナー派遣会社、大手プライベートジムでのパーソナルトレーニング指導を経験。現在はご高齢の方へ運動指導、マラソン大会で救護業務、日本橋にある完全個室のプライベートジムIGFでパーソナルトレーニングを行っています。eスポーツチーム「EGJP Gaming」のマネジメントも手掛けています。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCh4mgDXERAfG4uOrRfpEjwA(外部サイト)
佐藤有一
千葉県にあるトレーナー専門学校を卒業後、区営のジムやトレーナー派遣会社、大手プライベートジムでのパーソナルトレーニング指導を経験。現在はご高齢の方へ運動指導、マラソン大会で救護業務、日本橋にある完全個室のプライベートジムIGFでパーソナルトレーニングを行っています。eスポーツチーム「EGJP Gaming」のマネジメントも手掛けています。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCh4mgDXERAfG4uOrRfpEjwA(外部サイト)
ぜひ参考にしていただき、効率よく鍛えて理想のからだを手に入れよう。
超回復とは(超回復の期間)
トレーニングで筋肉に刺激を与えると、筋繊維が破壊される。傷ついた筋繊維は休息期間に自然治癒する働きがあり、修復過程において以前よりも太くて強くなるのだ。
超回復の期間は、一般的に48〜72時間。つまり、トレーニング後から約2〜3日は積極的休息をとることが重要なのだ。
「身体を大きくしたい」「筋力をアップしたい」と目標を立てるのは、トレーニングにおいて大切。しかし、やみくもにトレーニングするとオーバートレーニング症候群や集中力の欠如による怪我を引き起こす場合もある。
安全かつ効率的に成果を得るためには、超回復の理論に基づき計画的にトレーニングを行いたい。
超回復させるために行うこと
【超回復するために重要なポイント】
・トレーニングの部位を分ける
・トレーニングの頻度や強度を決める
・筋肉が育つための栄養補給をする
■トレーニングの部位を分ける
超回復はトレーニングによって負荷を与えた部分のみ起こる現象である。ベンチプレスを行ったのであれば、大胸筋が超回復する。
超回復は一般的に48〜72時間といわれているが、鍛える部位を変えることでオーバートレーニングを避けられる。上半身を鍛えた次の日は下半身を鍛えるなど、日によって鍛える部位を変えれば、毎日トレーニングしても問題ないのだ。
■トレーニングの頻度や強度を決める
「今すぐに理想的な身体を手に入れたい」と思う気持ちはわかるが、いきなり高重量・高回数のメニューを実践すると怪我のリスクが高くなる。効率良くトレーニングの成果を手に入れたいなら、自分のレベルに合ったトレーニング頻度・強度を設定しよう。
トレーニングの強度は、10〜15回で限界になる設定をするのが一般的だ。初めから強度を上げすぎると挫折の原因になるので、段階的に負荷を上げよう。
超回復の期間は一般的に48〜72時間だが、部位によって異なる。大胸筋や大腿四頭筋などの大筋群は回復するまでの時間が長い。一方、小さい筋肉は回復するまでの時間は短いのだ。このように部位によって超回復の期間にバラつきがあるため、定期的に完全休息する日を設けることも大切である。全身の疲れがとれるのはもちろん、精神的にもリラックスできる。
■筋肉が育つための栄養補給
効率良く超回復するなら、トレーニングだけではなく栄養補給も重要だ。特に筋肉の栄養となるタンパク質を摂取するように心がけよう。
タンパク質を摂取するタイミングは、トレーニング直後がおすすめ。理想はトレーニング後30分以内だ。しかし、片付けや着替え、疲労感による食欲減退を考慮するとトレーニング後すぐに食事を摂るのは難しいだろう。
そんなときにおすすめなのが、プロテインだ。プロテインはタンパク質が多く含まれており、水分補給する感覚で手軽に摂取できる。
プロテインは、あくまでも栄養素を補助する役割に過ぎない。タンパク質だけでは栄養が偏ってしまうので、バランスの良い食事を心がけよう。
超回復を意識した1週間のトレーニングメニュー
【超回復を意識した1週間のトレーニングメニュー】
月曜日:胸 (ベンチプレス/チェストプレス/腕立て伏せなど)
火曜日:背中 (チンニング/ベントオーバーロウ/ラットブルダウンなど)
水曜日:足 (スクワット/レッグプレス/レッグエクステンション/カーフレイズなど)
木曜日:肩・腕 (ショルダープレス/バーベルカール/サイドレイズなど)
金曜日:完全休息日
土曜日:胸 (ベンチプレス/チェストプレス/腕立て伏せなど)
日曜日:背中 (チンニング/ベントオーバーロウ/ラットブルダウンなど)
ポイントは、2日連続で同じ部位を鍛えないこと。月・火曜日に上半身の前面と背面を鍛えたら、水曜日は下半身を鍛える。休息日を設けることで、トレーニングした部位の超回復が望めるのだ。
また、上記のスケジュールのようにトレーニング部位を分けることで、1回あたりのトレーニング時間を短縮できるメリットもある。
まとめ
やみくもにトレーニングするのは、怪我や挫折の原因につながる。大切なのは、超回復の理論に基づき計画的なトレーニングを実践することだ。ぜひ本記事の内容を参考にトレーニングのスケジュールを立てて欲しい。