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5月1日は“AKINA DAY”! WOWOW特集と新作で深掘りする中森明菜の魅力

 今年も“AKINA DAY”がやってくる――。中森明菜が1982年に歌手デビューした5月1日のことだ。希代の歌姫のメモリアルデーとあって、40周年を迎えた2022年以降、復刻盤、映像作品、トリビュートアルバムなどのリリースが続いてきたが、今年もファンを歓喜させるニュースが届いた。実に8年6ヶ月ぶりとなるフルアルバム『AKINA NOTE』が2形態で発売されるのだ。

写真提供:HZ VILLAGE Inc.

写真提供:HZ VILLAGE Inc.

 同アルバムは2024年4月より順次配信されてきたセルフカバーJAZZバージョンの集大成とも言える企画。通常盤は新録5曲を含むワーナー時代(1982〜1991年)のシングルA面14曲で、CD2枚組のデラックス・エディションはこれまでに配信された13曲と新録5曲の全18曲で構成されている。公式YouTubeチャンネルで公開されている13曲のMVの総再生回数は3,320万回を突破。お馴染みのヒット曲を新たなアレンジで表現する姿が多くの視聴者の心を掴んでおり、待望のCD化と言っていい。
 体調不良のため2018年より活動を休止していた中森は2022年にSNSのアカウントを新設。再始動に向けて歩み始めることを表明して以来、新録音源の配信やラジオ出演、ファンクラブイベントの開催などを重ねてきた。昨年は自身初の野外音楽フェスへの参加、8年ぶりのディナーショー開催、初めて作曲を手がけた新曲「Merry Christmas, My Heart」の配信開始など、キャリア初の挑戦を含めた話題を次々と提供。その都度、大きな反響を呼び、存在感を示してきた。
 ファン想いで知られる彼女らしく、活動再開に対する期待に着実に応えてきたと言えるが、今年は活動の幅をさらに拡大。3月に新曲「カサブランカ」(テレビ東京系『ワールドビジネスサテライト』エンディングテーマ)を発表、5月に『AKINA NOTE』をリリース、そして誕生日を迎える7月には20年ぶりのライブツアー『AKINA NAKAMORI LIVE TOUR 2026』を東京、大阪、名古屋で開催する。
 全5公演で1万7000人を動員する予定で、本人から「久しぶりに皆さんに会いに行きます。喜んでもらえるセットリストをいま頑張って考えています」とのコメントが発表されたが、昨年末のディナーショーでは自身のヒット曲をオリジナルアレンジで歌唱し、満場の観客を沸かせただけに、今回も盛り上がること必至のコンサートとなろう。
 なにせライブこそが中森明菜の真骨頂。2022年にNHKで複数回放送された『中森明菜スペシャル・ライブ1989リマスター版』(1989年4月30日、東京のよみうりランドEASTで行われた『AKINA EAST LIVE INDEX-XXIII』の映像)がオンエアのたびにSNSでトレンド入りし、地上波放送時に異例の高視聴率を獲得したことは、彼女のステージが人々を惹きつけてやまない何よりの証と言えよう。

 セルフプロデュース力を遺憾なく発揮した衣装、演出、パフォーマンスで、オーディエンスを魅了し続けてきた中森のこと。7月のツアーに向けて期待が高まるばかりだが、再会を待ちわびるファンにとって、またとない朗報が届いた。来る5月1日に、1980年代のライブ映像3作品が「中森明菜5/1デビュー日記念特集」と題してWOWOWライブで連続放送されることになったのだ。3番組はいずれもWOWOWオンデマンドで同時配信。放送・配信終了後はWOWOWオンデマンドでアーカイブ配信される。ここからはその見どころを紹介したい。
 まず午後8時からは『中森明菜 ビター&スウィート(1985サマー・ツアー)』が放送される。1985年9月22日に東京の厚生年金会館で行われたコンサートの模様を収録したもので、中森明菜のライブ作品として初めてビデオ化された貴重な映像だ。

『中森明菜 ビター&スウィート(1985サマー・ツアー)』

『中森明菜 ビター&スウィート(1985サマー・ツアー)』

 1985年の中森は担当ディレクターが洋楽通の藤倉克己氏に交代したのを機に、それまでの歌謡ポップスからロックやファンク、ワールドミュージックなど、洋楽シーンを賑わせていたサウンドをフィーチャーしたニューウェイヴ路線にシフト。持ち前の歌唱力と感性に磨きをかけ、アイドルを超越したボーカリストとしての評価を高めつつあった。年末には「ミ・アモーレ[Meu amor e...]」で日本レコード大賞のグランプリを初めて獲得するなど、名実ともに歌謡界の頂点に立った年でもある。
 今回のライブ映像は公演当日のセットリストから厳選された14曲で構成。「十戒(1984)」、「飾りじゃないのよ涙は」、「SAND BEIGE−砂漠へ−」、「SOLITUDE」といったシングル曲はもちろん、ツアー名に冠した7thアルバム『BITTER AND SWEET』より、「予感」(作詞・作曲:ASKA)、「SO LONG」(作詞・作曲:角松敏生)、「APRIL STARS」(作詞・作曲:吉田美奈子)、「BABYLON」(作詞:SANDII、作曲:久保田真琴)など錚々たるミュージシャンから提供された作品を堪能することができる。
 さらに当時の中森が好んで聴いていた「RELAX」(フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド)や「DYNAMITE」(ジャーメイン・ジャクソン)のカバーのほか、テレビのランキング番組では披露されなかった「赤い鳥逃げた」(「ミ・アモーレ」の別歌詞/ラテン・ロング・バージョン)も歌唱。衣装は4ポーズで、中盤ではのちの「DESIRE−情熱−」に通じるボブのウィッグを着用するなど、視覚面でも飽きさせることがない。当時の最新技術バリライト(自動制御式のムービングライトシステム)が導入されていることから、明菜プロジェクトが音楽業界の先端を走っていたこともうかがえる。
 歌う中森は随所に“明菜ビブラート”と呼ばれるロングトーンを織り交ぜたボーカル力と、アップテンポのナンバーで魅せるクラシックバレエで鍛えたダンススキルで観る者を圧倒。シングルA面曲中心の歌番組では味わえない、表現者としての本領が存分に発揮されている。
 続いて午後9時からは『中森明菜 Live in ‘87・A HUNDRED days』が放送される。こちらは1987年10月17日に東京の厚生年金会館で開催された公演を記録したもの。当時の中森は2年連続(1985年、1986年)で日本レコード大賞を制し、この年も「難破船」の大ヒットで前人未踏の3連覇も囁かれていた。本人は賞や記録にはこだわりがなかったようだが、国民的スターとして一挙手一投足が注目される存在となっていた時期の映像である。

『中森明菜 Live in ‘87・A HUNDRED days』

『中森明菜 Live in ‘87・A HUNDRED days』

 本ライブ作品は彼女が1作ごとにアーティスト性を高めていった時期のオリジナルアルバム『BITTER AND SWEET』『不思議』『CRIMSON』の収録曲を中心に構成。1987年の大晦日にテレビ朝日系で放送された映像ということもあり、オープニングやエンディングでリハーサルやバックステージの様子が挿入されるドキュメント的な作りとなっている。
 シングル曲は「飾りじゃないのよ涙は」(作詞・作曲:井上陽水)と「難破船」(作詞・作曲:加藤登紀子)のみだが、10年ほど前から海外でも注目されているシティポップ・シーンの中核をなす竹内まりやからの提供作品3曲と、小林明子が作曲を担当した2曲を含む全12曲。全編英語詞の「Don‘t Tell Me This Is Love」(ミニアルバム『MY BEST THANKS』収録曲)を提供したビドゥは世界的ヒットを記録したカール・ダグラス「Kung Fu Fighting(邦題:吼えろ!ドラゴン)」をプロデュースした人物で、国内外の一流ソングライターが手がけた作品が並ぶ贅沢なセットリストだ。
 中森はシャウトとウイスパーを巧みに使い分ける圧巻の歌声で聴衆を魅了。硬軟自在の唱法は『不思議』と『CRIMSON』の制作によって培われたものだった。前者はミキシングによってボーカルは抑えられているものの声を張った歌い方、後者は都会で暮らす女性の温もりや繊細さを感じさせるフェミニンでソフトな歌い方で表現力をブラッシュアップしてきたからだ。当時の彼女はデビュー6年目、22歳の若さだったが、この時点でボーカルコントロールは完成の域に達したと言えるだろう。
 もちろんビジュアル面でも見どころは満載。それぞれの曲調にフィットした5ポーズの衣装はゴージャスかつエレガントで、トレンドセッターとして脚光を浴びていた一流のファッションセンスを楽しめる。ボディラインがくっきりしたセクシーなドレスやソバージュヘアは大人のムードいっぱいで、激しいダンスや、ステージ狭しと動き回るパフォーマンスはマドンナやジャネット・ジャクソンにも引けを取らないカッコよさだ。
 そして午後10時からは1988年10月26日、中野サンプラザで行われた『中森明菜 Live in ‘88・Femme Fatale』の模様が放送される。この2ヶ月半後、昭和天皇の崩御により時代は平成へと変わるため、本映像は中森にとって昭和最後のツアーを記録したものとなった。

『中森明菜 Live in ‘88・Femme Fatale』

『中森明菜 Live in ‘88・Femme Fatale』

 1988年の彼女は2作のオリジナルアルバムを発表。シングル候補として制作された楽曲からロックテイストのナンバーを収録した『Stock』と、ダンサブルなサウンドに乗せて官能的な世界観を追求した『Femme Fatale』によって、アーティストとしてさらなる高みを極めていた。冒頭の「不思議」が印象派の絵画を思わせる幻想的な映像になっているのは、その表われと言っていいかもしれない。
 本公演では両アルバムの収録曲に加え、コンサート中盤で「リンゴの唄」「ミネソタの卵売り」「嵐を呼ぶ男」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」「ラスト・ダンスは私に」といった昭和歌謡の名曲を次々と披露。奇しくも昭和の掉尾を飾るにふさわしい選曲で、昭和後期に時代の寵児となった中森明菜との不思議な巡り合わせも感じさせてくれる。このコーナーの映像は「東京ブギウギ」を除いて権利の関係でアーカイブ配信されないため、ぜひ放送および放送同時配信でチェックしていただきたい。
 コンサート後半では当時の最新シングル「TATTOO」に続いて、初期作品「1/2の神話」と「スローモーション」を10代のときとは異なる成熟したボーカルで歌唱。アンコールでは一転、JTのCM用にカバーしたカントリーの名曲「HELLO MARY LOU」(リッキー・ネルソン盤が1961年にヒット)を全身黄色のドレスでキュートに歌う姿も必見だ。中森のバックバンドを長きにわたって務めたファンタスティックスとの息もぴったりで、その点でも昭和の中森明菜の集大成と言える。
 3作品ともすでに商品化されており、一部はYouTubeでも視聴できるが、多くの音楽ファンと同じ時間を共有できるのがリアタイ視聴の醍醐味。『AKINA NOTE』が発売される5月1日はWOWOWを観ながらSNSで感動や興奮を分かち合う“明菜祭り”に参加していただきたい。

(文・濱口英樹)
・中森明菜 5/1デビュー日記念特集
WOWOWライブで放送/WOWOWオンデマンドで同時配信

5/1(金)午後8:00
「中森明菜 ビター&スウィート(1985サマー・ツアー)」

5/1(金)午後9:00
「中森明菜 Live in ‘87・A HUNDRED days」

5/1(金)午後10:00
「中森明菜 Live in ‘88・Femme Fatale」


放送・配信終了後〜WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信

詳細はこちらから
https://www.wowow.co.jp/music/akina0501/(外部サイト)
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【中森明菜リリース情報】 発売日:2026年5月1日(金) 

(1)中森明菜『AKINA NOTE』【2CDデラックス・エディション(三方背BOX仕様)】
豪華2大封入特典:
@中森明菜オリジナルAKINA NOTE(五線ノート/60ページ/8段)
A中森明菜自筆デザイン!AKINA NOTEステッカーシート

中森明菜『AKINA NOTE』【2CDデラックス・エディション(三方背BOX仕様)】

中森明菜『AKINA NOTE』【2CDデラックス・エディション(三方背BOX仕様)】

<収録内容>全18曲収録
【DISC1】
01.スローモーション -JAZZ-
02.北ウイング -JAZZ-
03.サザン・ウインド -JAZZ-【新録】
04.飾りじゃないのよ涙は -JAZZ-
05.ミ・アモーレ[Meu amor e...] -JAZZ-【新録】
06.SAND BEIGE -砂漠へ- -JAZZ-【新録】
07.SOLITUDE -JAZZ-【新録】
08.ジプシー・クイーン -JAZZ-
09.Fin -JAZZ-

【DISC2】
01.TANGO NOIR -JAZZ-【新録】
02.BLONDE -JAZZ-
03.TATTOO -JAZZ-
04.I MISSED "THE SHOCK" -JAZZ-
05.二人静 -JAZZ-
06.月華 -JAZZ-
07.APPETITE -JAZZ-
08.Days -JAZZ-
09.I hope so -JAZZ-
※DISC 2のM6〜9:デラックス・エディションのみの収録!
(2)中森明菜『AKINA NOTE』【通常盤CD】
品番:WPCL-13754 価格:3,410 円(税込)

中森明菜『AKINA NOTE』【通常盤CD】

中森明菜『AKINA NOTE』【通常盤CD】

<収録内容>全14曲収録
※「デラックス・エディション」DISC2の一部を除く全14曲

提供:株式会社WOWOW

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