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(更新: ORICON NEWS

筋トレの効率を上げる便利な筋トレグッズ12選【プロが教える筋トレ】

筋トレの効率を上げる便利な筋トレグッズ12選【プロが教える筋トレ】

著者・監修者プロフィール

林本直
元アスレティックトレーナー|サプリメントインストラクター保有
了徳寺大学健康科学部卒 元日本体育協会公認アスレティックトレーナー&NSCA-CSCS。大学日本代表選手(ゴルフ、ビーチバレー)のトレーニングコーチや、ラグビーチームのトレーナーを経験。現在はサプリメントインストラクターを取得し、ライターをしながらオンラインでボディメイクを指導している。

・ブログ
https://www.bodymake-writer-nao.site/(外部サイト)

・Twitter
https://twitter.com/bodymake_writer(外部サイト)

筋トレの種類

「自重」「バーベル・ダンベル・チューブ」「マシン」に分けて、主なトレーニングとその特徴について解説する。それぞれの特徴を把握することで、どのグッズが役立つのかわかりやすくなるだろう。


自重の筋トレ

自重とは自分の体重のこと。道具がいらないので、誰でもすぐにはじめられる。しかし、負荷が足りなかったり、鍛えにくい筋肉もあったりするのがデメリットだ。
■スクワット
キング・オブ・トレーニングと呼ばれるのがスクワットだ。大腿四頭筋(太もも前)・ハムストリングス(太もも裏)・大殿筋(お尻)を鍛えられる。また下腿部や、腰・お腹などの体幹も働くため、スクワットだけで広い範囲の筋肉を鍛えられるのだ。

初心者には、自重でもある程度の効果を得られる点が大きな魅力である。中級者以上になったらバーベルなどを用いて、負荷を上げよう
■腕立て伏せ
腕立て伏せは、大胸筋(胸)・三角筋前部(肩の前)・上腕三頭筋(二の腕) を鍛えられる。また、体幹を固定して行うため、腰やお腹の筋肉にも刺激があたえられるのだ。後ほど紹介するプッシュアップバーがあると、より効果を高められる。
ただ、腕立て伏せを正しいフォームで行うにはそれなりの筋力が必要なため、初心者には難しい。その場合、膝をついて行う膝立伏せがおすすめだ。膝立伏せも難しい場合は、立ったまま壁に手をついて行う、壁立て伏せがおすすめである。
■クランチ
クランチは腹直筋(腹)を鍛える筋トレだ。自重でも初心者から中級者まで十分に鍛えられる。6パックを作りたい人におすすめだ。



バーベル、ダンベル、チューブを使った筋トレ

■デッドリフト
デッドリフトは、ビッグ3(スクワット・デッドリフト・ベンチプレス)の1つに数えられる筋トレだ。スクワットのように太ももやお尻に加え、脊柱起立筋や僧帽筋など、背中の筋肉も鍛えられる。
もっとも高重量を扱える種目で、自重だと負荷が軽すぎる。初心者でもバーベル・ダンベル・チューブを用いて行いたい。中級者以上になるとダンベルでも負荷が足りなくなるため、バーベルを使おう。
デッドリフトは腰への負荷が大きく、痛めるリスクが高い。楽にできる重量からはじめて、正しいフォームを身につけよう。初心者であれば、チューブやダンベルを使う方法もおすすめだ。
■カーフレイズ
カーフレイズは腓腹(ひふく)筋というふくらはぎの筋肉を鍛える種目だ。この種目も自重では負荷が軽すぎて鍛えにくい。バーベルやダンベル、チューブなどを使って適切な負荷を与えよう。
■ショルダープレス
ショルダープレスは三角筋中部(肩)や上腕三頭筋を鍛える種目だ。この種目も自重では負荷が軽すぎる。バーベル・ダンベル・チューブを使うことで、負荷を高めよう。



マシンを使った筋トレ

マシンを使ったトレーニングでは鍛えにくい筋肉を鍛えられたり、自重やバーベル・ダンベルのフリーウェイトのトレーニングよりも比較的ケガを防げる。
■ラットプルダウン
ラットプルダウンは主に広背筋を鍛えられる種目で、上腕二頭筋(力こぶの筋肉)も鍛えられる。広背筋を自重で鍛える場合は懸垂がおすすめだが、懸垂バーが必要となる。ダンベルやバーベルを使う場合は多少の技術が必要である。

そのため広背筋は初心者には鍛えにくい筋肉だが、ラットプルダウンのマシンがあると鍛えやすい。多くのジムにはラットプルダウンのマシンがあるので、ジムに通う場合はぜひメニューに取り入れていただきたい。
■バックエクステンション
バックエクステンションは脊柱起立筋を鍛える種目だ。脊柱起立筋はデッドリフトでも鍛えられるが、体幹を固定して行うため、体幹の可動域が狭まってしまうリスクがある。

しっかり脊柱を曲げ伸ばしするバックエクステンションは、体幹の可動域を出しつつ脊柱起立筋を鍛えられる。床に寝て自重で行うこともできるが、それでは背中を丸められないため、可動域は十分でない。
■高重量のスクワット(スミスマシン)
スミスマシンとは、バーベルに軸がついたマシンだ。スクワットやデッドリフトで高重量を扱うようになると、バランスを保つのが難しくなりケガのリスクも高まる。

スミスマシンなら軸がついているためバランスを保ちやすくなる。さらにセーフティバーの調整も簡単なため、高重量の筋トレをより安全に行えるのだ。

高重量の筋トレをより安全に行いたい場合は、スミスマシンを活用しよう。

筋トレ便利グッズ ー 補助グッズ

リストラップ

出典:Amazon

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■特徴
リストラップは手首を保護するグッズだ。ベンチプレスのように、手首が反りやすい種目では手首を痛めてしまうことがある。

リストラップを使えば手首が反りすぎるのを防げるため、手首を痛めたことがある人や、痛めそうで不安な人におすすめだ。
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パワーグリップ

出典:Amazon

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■特徴
高重量を扱うようになったら欲しいのがパワーグリップ。デッドリフトのように高重量を扱う種目では、筋肉を鍛える前に握力が限界を迎える場合がある。こうなると筋トレの効果を十分に得られないうえに危険だ。

パワーグリップを使うことで、握力を気にせずしっかりと鍛えたい筋肉を追い込める。また、バーベルの落下防止にもなるので、安全のためにも重要だ。
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パワーベルト

■特徴
スクワットやデッドリフトのように高重量かつ腰に負荷がかかる種目では、パワーベルトを使いたい。これらの種目では、重量が上がれば上がるほど体幹の安定性を保つのが難しくなり、腰を痛める危険性が高まる。

パワーベルトをつけることで腰が曲がるのを防ぎつつ、腹圧を高めて体幹を安定させられる効果がある。

出典:Amazon

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トレーニンググローブ

■特徴
バーベルやダンベルのローレット(滑り止めのギザギザ)から手のひらを守るのが、トレーニンググローブだ。高重量のバーベルやダンベルを素手で握ると、手のひらが痛んだりマメができたりする可能性がある。

トレーニンググローブは、手のひらを守れるうえに、滑り止めにもなるため、事故防止にもつながる。

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バークリップ、プレート止め

■特徴
どのバーベルやダンベルにも基本的にバークリップ・プレート止めが付属しているが、もしない場合は必ず購入してほしい。途中でプレートが外れると、一気にバランスが崩れてとても危険だ。プレートが転がって壁を傷つけたり、ほかの人に当たったりするなどのリスクもある。

購入する場合は効率を高めるため、着脱しやすい商品にしよう。握ってはめるタイプのものは握力が疲れてしまったり、1回でうまく固定できなかったりする場合がある。
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筋トレ便利グッズ ー 効果促進グッズ

トレーニング用マスク

■特徴
脂肪燃焼や心肺機能向上が目的の場合は、トレーニングマスクも効果的だ。
トレーニングマスクをつけて低酸素状態にすることで、心肺機能向上が期待できる。さらに、細胞内のミトコンドリアが増えて、脂肪燃焼能力も向上すると考えられる言われている。(※1)

※1 参考:低酸素トレーニングは何が良いのか? 研究で見えてきた新たな可能性 | ASICS Japan(外部サイト)

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加圧シャツ

■特徴
低重量で筋肉を追い込みたい場合は、加圧シャツも選択肢に上がる。加圧シャツを着ることで血流が抑制され、筋肉が疲労しやすくなる。低重量でもより筋肉量を増やしやすいと考えられている。

出典:Amazon

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リスト・アンクルウエイト

スプリントやランニングの負荷を上げたい場合は、手首や足首につけるウエイトがおすすめだ。肩のインナーマッスルのように、低重量で行う筋トレにも使える。

出典:Amazon

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プッシュアップボード

プッシュアップボードがあれば、色々な角度で腕立て伏せが行える。例えば、大胸筋に効かせたいなら脇を広げ、上腕三頭筋に効かせたいなら脇を締めるなど、腕立て伏せの効果を高めたい人におすすめだ。

出典:Amazon

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ドアアンカー

ドアアンカーはチューブと一緒に使うことで、筋トレのバリエーションを広げられるグッズだ。ドアアンカーをドアに挟みチューブをかけることで、ラットプルダウンやローイングなど、広背筋に効かせるトレーニングを自宅で行える。
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筋トレ便利グッズ ー ケアグッズ

フォームローラー

フォームローラーがあれば、ほぐしたい筋肉に当てて転がすことで、自分で手軽にマッサージを行える。疲労回復を早めたい人や、筋肉の柔軟性を高めたい人におすすめだ。

出典:Amazon

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筋トレ便利グッズ ー その他グッズ

ジョイントマット

自宅でトレーニング行う場合は、床にバーベルやダンベルを落として傷をつけてしまったり、騒音で迷惑をかけてしまうケースも考えられる。ジョイントマットを使えば、床を傷つけることもなく、騒音も減らせる。ただ、柔らかすぎるとバランスを崩しやすく危険なので、トレーニング用の硬めのジョイントマットを選ぼう。
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まとめ

自重の筋トレは道具がいらないため簡単にはじめられるものの、負荷が足りなくなったり、鍛えにくい筋肉があったりするのがデメリットだ。

バーベル・ダンベル・チューブなら多様なトレーニングを行えるため、全身の筋肉を鍛えやすい上に負荷もかけやすい。マシンは鍛えにくい筋肉を鍛えたり、安全性を高めたりする効果がある。

筋トレを効率よく行うための便利グッズを12種類ご紹介した。

ジムで本格的に筋トレする場合は、リストラップやパワーグリップとパワーベルトがあるといいだろう。自宅でバーベル・ダンベルを使う場合は、トレーニンググローブやジョイントマットを用意しよう。自重やチューブを使う場合は、プッシュアップボードやドアアンカーがおすすめだ。

自身の筋トレスタイルに合ったグッズの導入を検討していただきたい。
⇒【プロが教える筋トレの基礎知識・コツ】TOPページ

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