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気高き孤高の騎士・ギャンの“最期の抵抗”を表現 「この歳になって、戦いの細かい描写に気づくことがある」
本格復帰第1作に選んだテーマは「大破したモビルスーツ」
林はい。小学四年生からプラモデルを始めたのですが、一年くらい続けてそこから全く作らなくなってしまい、ここにきてまた作りたいなと思い始めました。ちょうど、まぁまぁ時間もあったので始めるいいきっかけになりました。
――ウェザリングを施し、ギャンの最期が見事に描かれていますが、本作のアイデアはどのようなところから浮かんだのですか?
林実は、事前に汚し塗装を施して、戦場で大破したMSを表現しようということだけ決めていて、それ以外の作品のアイデアはほとんど決めずに、ほぼその場の発想や成り行きだけで制作しました(笑)。
これまで、ジオラマというものを作ったことがなかったので、「せっかくまたプラモ制作を始めたんだから、今度こそ挑戦しよう」という気持ちがあったのも、きっかけと言えるかもしれません。
――「大破」前提だったんですね(笑)。本格復帰作とは思えない見事な“汚し”です。
林ありがとうございます。特に苦労したのは、腕や足の切断面です。初めて挑戦することだったので、他の方の作品を見たり、アニメのシーンなどを見てイメージしながら作ったので思いのほか時間がかかりました。一個一個のパーツを丁寧に扱い壊さないことを念頭に置きながら、いかにカッコよく汚してつくるかを信念にして制作しました。