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“少女マンガソムリエ”浅川梨奈 presents 神推し少女マンガ3選 「女優だからこそできない経験が詰まった教科書」

紙のマンガにこだわる理由は、作者と出版社への“感謝”

――実現を楽しみにしています。ところで、以前Twitterで写真をアップされて話題となった「自慢の本棚」ですが、収納法にこだわりはありますか? 現在の本棚の状況も教えてください。
浅川梨奈家の本棚は「出版社別」「先生の名前順」に並べています。ただ、今はもう新しく買ったマンガが入らなくなっちゃって、積み重ねている状態。そろそろどうにかしたいなとは思ってはいるのですが……。
  • 浅川さん「自慢の本棚」

    浅川さん「自慢の本棚」

――収納場所には苦労しますよね。どのくらい溢れているのでしょう?
浅川梨奈本棚に入りきらなくなり、積み重ねた量を見て自分で引いてしまいました(苦笑)。「片付けてから!」と思い、2カ月ぐらい新しいマンガを買っていなくて。本棚に1000冊、入らない分が100冊以上あると思います。ただ、今使っている本棚はすごく気に入っていて……困っています。

家具って、洋服ダンスに机、テレビとテレビ台、それとベッド、あとはソファくらいが一般的ですよね。うちはそれらにプラスして、大きい本棚があるからもう壁が見えない(笑)。

――壁が家具に囲まれ、さらにいくら大好きとは言え本やマンガに囲まれていると、さすがに圧迫感がありそうですね。
浅川梨奈そうなんです。なにせ今はマンガが積み重なっているので、圧迫されています(笑)。

――浅川さんは電子書籍も読むものの、基本は紙派と聞いています。紙の本にこだわる理由を教えてください。
浅川梨奈電子書籍はスペースを取らないし、どこでも読めるのがいいのですが、紙のマンガ本の良さは、やっぱり実際にページをめくりながら読むところ。あとはマンガ家さんに少しでも還元できるようにと思い、マンガは紙の単行本でそろえると決めています。

――そうした理由があったのですね。ある意味で “投資”的な意味合いもあったとは。
浅川梨奈紙へのこだわりはマンガ家さんへの感謝と、出版社への感謝。「素敵なものを描いてくださり、そして出版してくださってありがとうございます!」という気持ちを込めています。

実写化作品での役作りは、とことんストイックに

――少女マンガ愛が止まない浅川さんですが、ご自身もマンガ原作のドラマや映画に出演される機会も多いです。一マンガファンとしてどう感じられていますか。
浅川梨奈自分の好きな作品だと、「他の人が演じるくらいなら自分がやりたい」と感じますね。作品が好きで、マンガというものが好きで、マンガ家さんをリスペクトしているので、実写化される際は「もっとこうできるのに」と思うこともあります。なので、自分が出演させてもらえることは、とても嬉しいです。ただ、実写化されることへの風当たりの強さもわかっていますし、だからこそ「私も同じ気持ちでいるから頑張る!」という気持ちにもなりますね。

――好きだからこそ、良い部分もそうでない部分もよく見えることもありそうです。実写化作品で意識していることはありますか?
浅川梨奈原作マンガをめちゃめちゃ読み込むのはもちろん、声優さんが声を担当している作品の場合、そちらも必ずチェックします。やはり、キャラクターの声は一番大事だと思っているので、自分の中でのイメージはありつつ、先にアニメ化されていた場合は声優さんの演技がそのキャラクターになる。実写が先だったらいいのですが、アニメが先であまりにかけ離れすぎていると、自分自身の違和感が拭えなくなってしまうので、できるだけ近づけたいなって。声優さんへのリスペクトもあるからこそ、常に意識しています。

――おっしゃることはすごくよくわかりますが、とても難しい作業に感じます。
浅川梨奈役作りのためには「読む」「見る」「聞く」を全てやります。作者さんがキャラクターについて語るインタビューやSNSでのつぶやきなども、可能な限り見るようにしています。

ただ、演じるキャラクターの身長が、私より低いことが多くて……。(出演した)『僕らは恋がヘタすぎる』(ABCテレビ)でも、藤原花(ふじわら・はな)役の川島海荷ちゃんと、私が演じた片山(かたやま)みずきの身長差が、原作とは逆なんです。映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』でもそうでしたが、身長だけはどうにもならないので、そこだけは「小さくなれなくてごめんなさい……」と思いながらやっています。
  • 配信ドラマ『快感インストール』より

    配信ドラマ『快感インストール』より

  • 配信ドラマ『快感インストール』より

    配信ドラマ『快感インストール』より

――難しい悩みですが、ディテールを近づけるための努力は、きっと視聴者の方にも伝わっていると思います。浅川さんは現在、Kis-My-Ft2の北山宏光さんが原案、二階堂高嗣さんが主演を務める配信ドラマ『快感インストール』(dTV)に出演中です。二階堂さん演じるタカが、とある特殊能力を持ってしまう物語ですが、マンガチックな世界観はいかがですか。
浅川梨奈もう、まさに「男の子」って感じですよね(笑)。台本を読んだ時にこんなことで笑ったり、盛り上がるのはかわいいなって。コメディータッチに描いていることもあり、見やすそうだなと思いました。そして、二階堂さんたちが演じているのを実際に見て「これは面白い!」と確信できました。

――浅川さんが演じているのは、タカが恋に落ちる大学のマドンナ・ノゾミ。どんな役作りをされたのでしょうか?
浅川梨奈ノゾミは女優であり、ミスコンにも出場しています。実際にミスコンに出場している女の子たちのSNSや過去の関連資料を見て、写真の撮られ方、笑い方、動画の映り方、コメントの話し方などを参考にさせてもらいました。ツンケンしたマドンナというよりも、等身大で、これから芸能界で頑張ろうとしている雰囲気を意識しました。

――ちなみに、もし浅川さんが原案を手がけるとしたら、どんな内容にしてみたいですか?
浅川梨奈ダークサイドというか……ふびんなキャラクターが好きなので、三角関係でも報われない男の子を好きになっちゃうタイプ。そういう男の子を出したいですね。カップルが盛り上がっている中、取り残されたほうの男の子にフィーチャーして、アップで切ない表情を撮りたい。現実での願望はまったくないのですが、物語の世界観ではドロドロ系が大好きなので、そういうのもいいですね。

“大切なこと”は少女マンガに詰まっている

――では今後、挑戦してみたい夢があれば教えてください。
浅川梨奈声のお仕事ですね。アニメやマンガ、ゲームなどがずっと好きで、声を吹き込んでくださる声優さんって偉大で素敵だなと思っています。だから、いつかキャラクター名の下に「CV:浅川梨奈」と入るのが夢です。まずは通行人からやってみたいですね。レコーディングブースって特別なイメージがありますし、人が入れ替わり立ち替わりマイクの前に立ってセリフを言うのを経験してみたいです。

――最後に、浅川さんにとって「少女マンガとは?」
浅川梨奈浅川梨奈にとって、少女マンガとは「教科書」です。特に、お芝居という仕事をしていると、経験できないことってたくさんあります。例えば、デートに行くとか、手をつないで外を歩くとか。できないからこそ、少女マンガで登場人物たちの反応を見て学ぶこともあるし、現実に「こうだったらいいな」と想像力もかき立てられたりもするので、まさに人生の教科書です。
プロフィール

浅川梨奈(あさかわ・なな)

1999年4月3日生まれ、埼玉県出身。映画『14の夜』で長編映画デビュー後、数多くの映像作品に出演。出演作に映画『honey』『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』、ドラマ『女子高生の無駄づかい』(テレビ朝日系)『僕らは恋がヘタすぎる』(ABCテレビ)など。
作品情報

『快感インストール』(dTVにて配信中)
Kis-My-Ft2による配信ドラマ企画第2弾で、北山宏光が原案のオリジナルストーリー。二階堂高嗣演じる恋愛未経験男子・タカが特殊能力を手に入れ、北山演じる親友・カズマと奮闘する物語。二階堂は、ヒロインを演じる浅川梨奈と初のキスシーンにも挑戦している。手に入れた特殊能力を使いこなそうとタカとカズマがおバカな行動に出る、“青春ラブコメディー”となっている。
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この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(12月22日掲載)

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