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紙とハサミでリアル「ポケモン、ゲットだぜ!」 子どものハートつかむ“ポケモン切り紙”の魅力とは?

(左)ピカチュウ (右)カイリュー 制作・画像提供/切り紙パパ氏

(左)ピカチュウ (右)カイリュー 制作・画像提供/切り紙パパ氏

 のりやカッターを使わず、ハサミで一枚の紙を切り、折って立体の造形物を制作する技法を用い、『ポケットモンスター』のさまざまなキャラクターを制作してきた切り紙パパ(@PKirigami)さん。事前に設計図を描かず、フリーハンドですいすいとハサミを進め、生み出した見事な造形と“抜け殻”は、SNSで発表され人気を博している。「作り方を覚えれば、ハサミと紙だけでできるので、親子で楽しんでほしい」と話す同氏が、この手法でポケモンを作り始めたきっかけとは?

園児の一言がきっかけ…作り方情報を遮断し独自の技法を考案

切り紙パパさんがこの手法で作品制作を始めたのは、今から10年くらい前、当時、保育士として勤務していた保育園で、園児から「バッタを作ってほしい!」と言われたことがきっかけだった。

「虫の形は左右対称なので、コピー用紙を半分に折ってバッタの形にハサミで切ったんです。で、足と節の部分を折ってみたところ、本物のように立体的に見えることに気づいて、園児からも『すごい! 本物みたい!』と良い反応をもらいました」

 以来、先生の“妙技”に魅せられた子どもたちから、ウサギ、ネコ、ゾウ、恐竜など次々とリクエストがくるように。中には即興では難しいものもあり、「明日作るね!」とごまかして、「家に帰ってから試行錯誤していたこともあった」と笑う。

「紙を切って折るという技法については、ネットで調べれば動画や書籍が出てきますが、自分で考えることに楽しさを見いだしていたので、他の方の作り方は見ないようにしていました。その上で、リクエストされたものは、無理と言わずに絶対作る! という気持ちで作り続けるうちに、技術が高まっていった気がします」
  • これまでさまざまなポケモンのキャラクターに挑戦 制作・画像提供/切り紙パパ氏

    これまでさまざまなポケモンのキャラクターに挑戦 制作・画像提供/切り紙パパ氏

 そんな切り紙パパさんがポケモンのキャラクターを作るようになったのは、作品をSNSで発表しようと決めてから。

「作品をもっと多くの人に見てほしいと思ってSNSへの投稿を決めたのですが、SNSに載せるなら何かテーマを絞ったほうがいいなと考えまして、小学生の頃にポケモンを全種類(当時151匹)見ないで描けるくらい夢中になっていたことと、ポケモンは多種多様な種類がいるので全部作れたら面白そうだなと思ったことがきっかけで作り始めました」

最初はほとんど見てもらえない状態だったそうだが、ある日、ポケモンシリーズの制作を手掛ける増田順一氏がリツイートしてくれたことから少しずつ閲覧数が増加。今では2000人を超えるフォロワーが、同氏の作品を楽しみにしている。

「作品を見て、『すごい!』と言ってくださる方が多く、それが次作へのモチベーションにつながりました。もともと、子ども向けに始めた技法だったので、『うちの子が喜んでいます!』とか『作ってみたいです!』と言われることがすごくうれしいですね」

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