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ファミコン芸人フジタが選ぶ「激動のゲーム業界を生きるメーカー『ケムコ』の名作駄作選」
ソフト→周辺機器→アプリと時代の変化に合わせて形を変え生き抜く
とフジタが語るゲームメーカーは、広島に本拠を構える『ケムコ』。会社としては母体であるコトブキグループに吸収されたが、今も同名で主にアプリゲームなどを制作するブランドとして存在している。
「ケムコさんの一番すごいところは、このご時世、約40年という日本の激動の家庭用ゲーム界において生き残ってきたところだと思います。ただのゲームソフトメーカーではないんですよ。ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ、スーパーファミコン、NINTENDO64あたりまではゲームソフトの開発をメインでやっていたんですが、プレイステーションの時代になると、ソフトから徐々に周辺機器に移行し、メモリーカードなどを制作。そして今現在は、アプリゲームと、時代の変化に合わせて、ニーズを的確に読み、形を変えて激動の時代を生き抜いてきたんです」
そんな、ケムコのファミコンソフトはというと、海外のゲームの移植や、映画や小説など原作ベースの作品をゲーム化する作品が多いこと。そして、そのソフトの評価が両極(名作とクソゲー)に分かれるなど“ふり幅”が非常に広いとフジタは言う。以前紹介した即死系の3部作『ディジャブ』(1988年)、『シャドウゲイト』(1989年)、『悪魔の招待状』(1989年)など代表作もあるなかで、ケムコが制作した「名作」と「クソゲー」をフジタに紹介してもらった。