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ジャイアン声優・木村昴、コーラへの“偏愛”語る「僕にとってタイムカプセルであり、タイムマシン」

約1200点の缶や瓶は、“ドラマ”と“ロマン”の塊

 木村が初めて、コーラに心を奪われたのは、小学6年生の時。

木村地元のスーパーに輸入品の珍しいコーラが置いてあったんです。『コーラっていろんなデザインがあるんだな』と思って、その後、気にして見るようになったんですよ。すると、スーパーのオリジナルのコーラとか、世の中にはコーラと名の付く商品がたくさんあることを知ってなんとなく興味が湧いて、買い集めるようになりました。コーラの瓶や缶は小学生のお小遣いでも簡単にコレクションできるんですよね。
 そのうちに、一番有名なのがコカ・コーラで、季節や世界的な大イベントに合わせて限定のデザイン缶が発売されることを知って、王道であるコカ・コーラを攻めたくなって、新作が出たら買うようになりました。で、それらを部屋に並べ始めたら、これが、めちゃくちゃカッコいいんですよ。もともと赤色が好きだったから、部屋がどんどん赤で埋め尽くされていくことにすごくシビレまして(笑)。
 収集を始めて17年、集めた総数は、缶800、瓶400の計1200点あまり。旅先で見つけたものや、骨董店で手に入れたもの、ファンから贈られたものなどコレクションは、時代も生産地もさまざま。だが1つ1つ違うことに意味があると木村は言う。

木村同じコカ・コーラの瓶でも、短い期間しか販売されなかったレアな形があったり、缶にしても、国によって使っている塗料が違うので、赤の色が微妙に違ったり、大きなイベントがあった時にはコラボしたデザインが出たり、一つひとつにドラマがあるんです。
 そんな木村の一番のお気に入りは、メキシコ湾で水揚げされた瓶。

木村今、みなさんが目にしているコカ・コーラの瓶の形は1923年に特許を取得しているんです。その1923年の刻印が入っている瓶が、数年前に、メキシコ湾の定置網漁船の網に引っかかって水揚げされて、巡り巡って、今、僕の自宅にあるんです。もう、ロマンの塊ですよ! 100年近く海の中に眠っていた瓶が、なんで沈んじゃったのかも気になるけど、奇跡的に地上に上がって、それがメキシコ湾から東京湾近くの僕の自宅に来たんですから! 海底に長く沈んでいたので、石灰化して貝みたいになっちゃってるんですけど、それがまたロマンを感じさせるじゃないですか! 見ているだけで、100年近く前の息吹を感じますし、当時の人を身近に感じることもできる。時代を越えて、自分の家にあるということにロマンを感じるんです。
 コカ・コーラ愛が爆発するにつれ、歴史にも興味が湧いて、「高校時代にはコカ・コーラの歴史をめちゃくちゃ勉強した」という木村。そんな木村にとって、コカ・コーラは、「タイムカプセルであり、タイムマシン」なのだと瞳を輝かす。

木村コカ・コーラには約130年以上の人々の生活に根ざし、愛されてきたという歴史があります。それだけに、第二次世界大戦の時の戦いの痕が残っている瓶とか、爆撃の熱に少し溶けた瓶とか、歴史を生き延びてきたものが残っていたりもするんです。もはや歴史的資料ですよね。そういうのを見ると、欲しいなって気持ちより、コーラってスゴイってリスペクトの気持ちが生まれてきて、タイムマシンに乗って過去に旅行したような気持ちになれるんです。200以上の国や地域で販売されていて、現地の一般の人々が気軽に手を出せる価格設定になっているので、電気の通っていないような地域でも飲めたりするんです。富士山の山頂にも自動販売機がありますし。そのメジャーさもカッコいいし、憧れるんです。

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