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【 弁護士が解説】「想像妊娠じゃないか?」「子持ち様」…職場のマタハラや同僚からの悪口、裁判を起こしたら慰謝料はいくら?
「子持ち様」など悪口を言う同僚を訴えることも可能、だが懸念点も
「悪質な悪口となると、録音などの証拠を集めて、悪口を言っている同僚を訴えることができます。ただ同僚個人を訴えても資金力に問題がある場合もありますし、職場環境が改善されるとは限りません。ですので、悪口や嫌がらせについて会社が把握していたり、相談したのに対応してくれないような場合には、会社自身が職場環境を整えなかったという部分の責任を問い、会社を訴える場合もあります。
産休・育休をとる従業員がいても業務が回るように環境を整えるのは、会社側の役目。従業員同士が対立する環境を作らないように努力すべきだと思いますね。もし、子どものために早退欠勤をする人のしわ寄せが来てしまった場合でも、不満を悪口として広めたり、本人に言うのではなく、上司に訴えて改善を図ってもらうのが正しい道筋だと思います」
――もし、マタハラを受けた場合は?
「法律で守られている部分も多くあるので、妊娠したから・子どもがいるから仕方ないで諦めず、まずは相談をしましょう。社内のパワハラ・マタハラ相談窓口のほか、弁護士や労働局、個人で加盟できるユニオン(労働組合)など、労働者のための相談窓口はいくつもあります。相談者の意思に反して、勝手に会社に連絡を取るようなことはないので、安心して相談できる窓口を探してみるとよいですね」
(文:衣輪晋一)
監修者 島田さくら
弁護士、アディーレ法律事務所所属。 『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)など、メディア出演多数。