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【意識調査】「メダル獲得は必達」がアスリートへの重圧に? 62.2%が「金メダルを目指してほしい」、令和における正しい“五輪の応援”は?
国民は金メダル獲得を期待「出場するならトップを目指してほしい」
だが、やはり目指すべきか? の問いには、「そう思う」が27.6%、「どちらかと言 えばそう思う」が34.6%、合わせて62.2%が「金メダルを目指してほしい」という願望が前提にあるようだ。
ユーザーコメントとしては「4年に1度の大会 に日本代表として出場されるので、精一杯の力で金メダルを目指してほしいし、金メダルを獲った瞬間を見たいです」(埼玉県/20代・女性)、「一番上を目指して精一杯の力を出し切るからドラマが生まれるし、選手も輝けるのではないかと思うからです」(神奈川県/40代・女性)、「マスコミは自重するべき点は多々あるが、金を目指さない選手は選手になるべきではないと思う」(三重県/40代・女性)、「頂点を目指す極一部が代表選手であり、金メダルを目指さない者が五輪 に出場することはあり得ないのでは?」(愛知県/60代・男性)など、代表選手に寄せるメダル獲得への様々な声が寄せられた。
昨今、運動会のリレーや徒競走で「順位をつけない」学校もあり、特に若い世代の中では、「1位をとらなければいけない」という意識が弱まっている風潮にあるかとも思われた。しかし五輪に関しては、国を代表して戦う責任感からか、「金メダル、もしくは少しでも上の順位を目指すべき」という意見がいまだ根強いようだ。
さらに、「育成費や旅費などの参加費用も公費負担(全部かどうかは分からないが、たとえ一部ではあっても)である以上、基本的に金メダル(少なくとも入賞以上の成績)を取る義務があると思う。そうでない選手は参加を辞退すべきだと思う」(埼玉県/60代・男性)、「順位を決める大会に出る以上トップは目指すべき。強化指定選手に選ばれると助成金なども出るので、そういったお金を無駄にしないでほしい」(東京都/30代・女性)など「お金が掛かっている以上は、結果を出すべき」と実にシビアな意見もあった。
一方で、「今まで頑張ってきたのは勝つためのはずだから、メダルを目指せる状況にあるなら頑張ってほしい。それが金メダルでなかったとしても全然構わないから」(埼玉県/50代・女性)など、金メダルがすべてではなく、力の限り挑んでほしいというコメントも散見された。
前回は歴代最高のメダルを獲得、今回は何個と予想する?
先に述べたバレーボールや陸上競技の他にも、体操男子種目別鉄棒と男子個人総合の橋本大輝選手、柔道男子66kg級の阿部一二三選手、レスリング女子50kg級の須崎優衣選手、フェンシング女子サーブルの江村美咲選手らが、現段階での金メタル有力候補と目されている。1920年アントワープ大会以来、夏季五輪で日本人選手が獲得したメダルは金・銀・銅合わせて497個だが、記念すべき500個目を獲得するのはどの選手かも注目されるところだ。
また、前回の東京大会では、「スポーツクライミング」、「スケートボード」、「BMXフリースタイル」、「3×3バスケットボール」といった“アーバンスポーツ”が追加され盛り上がりを見せた。今大会でも、同じくアーバンスポーツのひとつ「ブレイキン」が新種目に。スピンやフリップ(宙返り)など複雑でアクロバティックな動きで構成されるダンススタイルの一種だが、先の「注目している競技」の回答では8.5%と、まだそれほど注目度は高くはなかった。今大会でどれだけのインパクトを与えてくれるのか目が離せない競技の一つだ。
毎回予想もできない展開や感動の瞬間が生まれる五輪大会。メダル獲得も大切だが、各選手がこの4年間の力を存分に出し切る姿を見せてくれることを、国民として見守りたい。
【調査概要】
調査時期:2024年7月1日(月)〜7月8日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜60代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
【オリコンランキングご利用上のご注意】
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調査時期:2024年7月1日(月)〜7月8日(月)
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