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『水星の魔女』に“助っ人”ユニコーンとバンシィがまさかの登場…“第23話の悲劇”を阻止?「ガンダム好きの思いをガンプラで形に」
なぜユニコーンとバンシィ?「過去に実績があり、エアリアルが大破する必要なく阻止できる」
ロケットえんぴつ『水星の魔女』第23話「譲れないやさしさ」で、今まで主人公のスレッタのことを大切に思っていたエアリアル(エリクト)が、レーザー送電システムからの攻撃を阻止したものの、大破してしまいました。本作では、エアリアルひとりでは無茶だと思い、別次元から実績がある謎のモビルスーツ(ユニコーンとバンシィ)が駆けつけてきてくれた、という内容です。
――ありがとうございます。第23話は衝撃的なシーンでしたね。
ロケットえんぴつあのシーンを観た時は「嘘だろ!?」と思いました。エアリアルがボロボロになってしまった姿を見た時はかなり唖然としましたね。と同時に、「ここに、ユニコーンとバンシィがいたら、エアリアル(エリクト)は傷つかずに済んだだろう」という思いがよぎりました。第23話を視聴したガンダム好きなら誰もが思ったであろう「ここにユニコーンとバンシィがいたらなぁ」という思いを形にしたところです。
――過去に実績のある(!?)ユニコーンとバンシィですね。
ロケットえんぴつはい(笑)。エアリアルが阻止したレーザー送電システムは、歴代ガンダムでいうところのコロニーレーザーの下位互換のようなもの。なので、そのコロニーレーザーをほぼ無傷の状態で阻止したユニコーンとバンシィなら、エアリアルが大破する必要なく阻止できるんだろうなと思い、本作に登場させました。
――ユニコーンとバンシィが登場する世界線では、このあとどのような物語になっていくのでしょうか? 制作の際、イメージされたストーリーを教えてください。
ロケットえんぴつ無事レーザー送電システムの阻止に成功したユニコーンが覚醒して俗に言う“神コーン”状態になり、手から出る光の波動でレーザー送電システムの内部の機械をまるで組み立てられる前のような状態にして、世界に希望の光を見せて終わる…という感じでしょうか。もはやギャグだろ!っという物語になっていきそうです(笑)。
1番のこだわりはポーズ「一目で頼もしい助っ人が来てくれた圧倒的安心感を得られるように」
ロケットえんぴつ1番は、ユニコーンとバンシィのポーズですね。一目で頼もしい助っ人が来てくれた圧倒的安心感、まるでふたりが「私たちにも手伝わせてくれ」と言ってるように感じられるポーズに一番こだわりました。
実は、本作は「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」「ROBOT魂 [SIDE MS] ユニコーンガンダム (デストロイモード) 」「ROBOT魂 [SIDE MS] バンシィ」を使っていて、ユニコーンとバンシィはガンプラではなく完成品のフィギュアなんです。なので、撮影時間も10分程度で、特に苦労した点もなく、スムーズに制作することができました。
――ポーズも含め、このアイデアを具現化した作品を、実に多くの人が賞賛しています。この反響はどのように受け止めていますか?
ロケットえんぴつ2.7万もの「いいね」を頂けた理由は、やっぱりみんなあの場にユニコーンとバンシィがいて欲しかったと思っていたことですかね。本編では、今まで主人公のスレッタを大切に想っていたエアリアルが大破してしまった姿に、みんな衝撃を受けましたからね。「あんな悲しい姿になってほしくないから助けてあげてユニコーンとバンシィ!」と共感していただいた方が多かったのかなと思います。
ちなみに、「ここにターンAを呼ぼう」というコメントが一番印象に残りましたね。ターンAを呼んでしまったら月光蝶で全部砂になってしまいますから(笑)。
――ロケットえんぴつさんは、まだ若いながらも、ガンダムをしっかりと考察しながらガンプラを楽しんでいらっしゃいますね。ご自身がガンプラを制作するうえで一番大切にしていることはどんなことですか?
ロケットえんぴつ「とにかく思いついたことは、やってみる」ですね。「こんな改造したらカッコいいな」「こんな写真を撮ったらおもしろいな」など、とにかくやってみることを大切にしています。
――実践派ですね。では最後に、ご自身にとって「ガンプラ」とは?
ロケットえんぴつガンプラは、小さいころから生活の一部になっていて、今の自分があるのはガンプラのおかげと言えるくらいの存在です。数年間カスタムし続けているガンプラが一体いるのですが、もはやその機体は相棒と呼べる存在になっています。
自分がカスタムしたガンプラたちで、1本のギャグアニメを作りたいというのが、今後の夢であり、目標。そこに向かって頑張っていきます。