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「ペンギンが飛んだ?」奇跡の1枚に反響、躍動感あふれる姿を激写した撮影者の思い
誰がなんと言おうとペンギンは飛ぶ #うみの杜水族館 pic.twitter.com/Xjx5y74dyM
? るいず (@Louise_yome) January 9, 2022
「羽をバタバタする姿がかわいらしい」、ペンギン歩きの“ちぐはぐさ”に感じる魅力
るいずさん宮城県の「仙台うみの杜水族館」で撮影しました。ちょうど今の時期は、「ウィンターペンギンパレード」が行われており、その中でさまざまな種類のペンギンを間近で観察することができます。そのイベント時に撮った写真です。
――両足が浮いた一瞬を、見事に捉えています。“飛んでいる”ことに気付いた時のお気持ちは?
るいずさん躍動感あふれる陸上での動きを捉えたいと思い撮影していました。まるで羽ばたいているようにフリッパー(羽)をバタバタしている姿がなんともかわいらしく感じました。
――そのほかにも「肩を組むジェンツーペンギン」などのかわいいペンギンの写真をさまざま投稿されています。るいずさんにとって、ペンギンの魅力とは?
るいずさんジェンツーペンギンは、ペンギンの中でも“最も運動神経が良い”と言われるペンギンです。水中での動きはとても機敏で、陸上でもほかのペンギンと比べると速いです。しかし、そもそも“ペンギン歩き”と言われる特有の歩行方法のため、速いながらもどこかちぐはぐさ・バタバタ感が出てしまいます。すべての種類のペンギンに言えることですが、水中と陸上でのそういったギャップが、私が考えるペンギンの魅力です。
「鳥は最も身近だけど、発見も多い」撮影活動のきっかけとなった“ニワトリ観察”
るいずさんおそらく多くの人にとって、最も身近にいる動物が鳥だと思います。改めて観察してみると、カラスは可愛い顔をしていたり、スズメは意外と格好いい。そんな発見もあったりします。
――日常に馴染んでいるものほど、ふとした瞬間に「こんな姿していたんだ」と気付いて驚くことはありますよね。
るいずさん鳥の鳴き声に耳を傾け、身近にいる鳥たちを観察してみるとカラス、スズメ、ハト以外にもたくさんの種類の鳥がいることがわかります。最も身近な動物であり観察もしやすいけれど、新しい発見も多い。手軽に動物の観察を楽しめて日常を少し豊かにできる。それが私の考える鳥の魅力です。
――るいずさんが鳥にハマったのにも、そうしたきっかけがあったのでしょうか?
るいずさん最初に鳥にハマったのは動物園のニワトリに惹かれたからでした。立派なトサカに真っ白い羽、鋭い爪と眼光に、「よくよく観察すると、ニワトリってこんなに格好良かったんだ」と気付きました。
「珍しさや新しさよりも、身近な鳥の魅力を伝えたい」撮影活動への思い
るいずさん動物園などで飼育される鳥のほか、公園や河原などで野鳥撮影もしています。休日を使い、週一日以上は撮影に出るようにしています。
――るいずさんの写真は「美人なハト」、「セクシーすぎるヘビクイワシ」など鳥の美しい瞬間をとらえたものが多いです。撮影の際に心がけていることはありますか?
るいずさんまずは鳥の種類、個体に応じてどの角度から撮るのが魅力的に見えるのか考えます。次に魅力的な瞬間がいつなのかを考えます。飛んだ瞬間か、歩いている瞬間か、それとも休んでいる最中なのか…あとはその瞬間を逃さないようじっくり時間をかけて観察しています。
――今後、撮影してみたい鳥の種類やシチュエーションはありますか?
るいずさん今のところは新しい鳥や珍しい鳥を見るためにどこかに行きたい、なにかしたいという事はあまり考えていません。むしろ身近で観察できる鳥や動物園で見られる鳥の魅力を伝えて、さまざまな人に鳥に興味を持ってもらうきっかけ作りができればいいなと考えています。
■るいずさんのアカウント
Twitter (@Louise_yome)(外部サイト)
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