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「今が一番“元気ハツラツ”」奇跡の90歳・大村崑、筋トレに励み妻を愛する日々「目標は102歳で“赤い霊柩車”に乗る」
何十年ぶりかの“妻との手繋ぎ”は筋トレのおかげ、目標は「102歳で“赤い霊柩車”に乗せてもらう」
「筋肉がついて血行が良くなったんでしょうね。長年悩まされた肩こりも冷え性もすっかり治って、何よりうれしかったのが遥子さんと歩調を合わせて歩けるようになったこと。ある日歩いてるときにふと手が触れたので、そのまま手を握ったんです。何十年ぶりでしたかね、手を繋いで歩くなんて。そしたら瑤子さん『あたたかい』って。当たり前やん、冷たかったらえらいこっちゃです」
結婚62年目。大村を一躍有名にした、あの「元気ハツラツ」CMのきっかけとなったのも“遥子さん”だった。
「当時、僕がやってたオロナイン軟膏のCMを(『おちょやん』のモデルになった)浪花千栄子さんに変えるって大塚製薬に言われたんです。その代わりにオロナミンCをやってくれと。だけど僕はヘソを曲げてたから、『やりません』と突っぱねようとしてた。そこへすかさず瑤子さんが『やらせていただきます』って。どうやら隣でしっかりギャラのゼロを数えてたみたいです(笑)」
円満の秘訣は「奥さんには逆らわないこと」。そのラブラブぶりも健康に大いに役立っているのだろう。
「10も20も若い奥さんをもらう人もいるけど、6歳も違えば僕からしたら可愛い女の子みたいなもの。だから何を言われても腹が立たない。なのに、ときどき『私が先に逝くかもしれないわよ』なんて言うんです。そのとき家事に困らないようにと、お皿洗いが僕の担当になった。それからもう20年。1回ワイングラスを割ったくらいで、上手なもんですよ」
今の目標は100歳まで役者をやること。
「そして102歳まで生きて、“赤い霊柩車”に乗せてもらう。あれはドラマのセットじゃなくて、北陸とか北海道に実在するものなんですよ。僕が赤い霊柩車に乗ったら、やっぱり絵になるでしょ(笑)」
(文:児玉澄子)
『崑ちゃん90歳 今が一番、健康です!』
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