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「芋でもこうなれる」中3時代は制服のボタンが弾け…27キロのダイエットに成功したダンサー「友だちからは“整形した?”と」
もっとも太っていた中3時の写真を掲載、「ほっぺたの肉で目が押しつぶされていた」
Una “#垢抜けた選手権”というハッシュタグをTwitterのタイムラインで発見して、「私の垢抜け具合の方がすごいんじゃないか?」と思ったので、勢いに任せて投稿してみました。もともと素の姿をネタにしていたところもあったので、抵抗はなかったですね。
――現在との比較対象として、中学3年生時の写真を選ばれたことに理由はあるのでしょうか?
Una そのころが人生でいちばん太っていたので、今との違いがよく分かるんじゃないかと思ったんです。体重は63キロもあって、写真を見ていただくと分かると思うんですけど、ほっぺたの肉で目が押しつぶされていました(笑)。あと太り過ぎて、制服のボタンもよく弾け飛んでいましたね。
――中3当時、ご自身の容姿についてコンプレックスなどはありましたか?
Una それが、太っているという自覚がまったくなくて(笑)。たしかに食べることは大好きでしたが、週3でダンスの練習をしていたし、受験勉強のストレスもあったりしたので、「少しくらいなら食べ過ぎても大丈夫だろう」と自分を甘やかしているうちに、気づいたらあのような体型になっていたんです。
――改めて、中3当時の写真をご覧になられてどう思われますか?
Una よくこの体型で踊れていたな…と感心しています(笑)。お腹を出す衣装も抵抗なく着ていたので、改めて「自覚がないって怖いことだな」と思いますね。
――こちらのツイートに対して、周囲の方々の反応はいかがですか?
Una 地元の友だちからは「ひさしぶりに写真を見たけど、整形した?」というコメントが届きました(笑)。逆に、今の私しか知らない方からは「太りにくい体質なのかと思っていたけど、こんな時代もあったんだね」とか、「ツイートを見て、自分もがんばろうって勇気をもらいました」といったコメントをいただいて。こういったメッセージをいただけるのは嬉しいですし、励みになりますね。
「痩せている女の子になりきる!」思い込む力で無理なくダイエットに成功
Una 年齢は27歳。ダンスインストラクター・振付師として活動していて、その他にもシンガーやMC、役者、タレント業、コンカフェ店員など、いろいろやっています。
――現在の体型になるまでに、どのような努力をされたのでしょう?
Una 芸能養成所に通っていたときに、演技の先生から「役者は役になりきるのが仕事です。無理にダイエットをするのではなく、“自分は痩せている”と思い込んで」と教えてもらったことがあるんです。それを実践してみたら、自然と食べる量も少なくなり、みるみるうちに体重が減っていきました。無理なく痩せることができたので、おすすめです。
――ずっと“痩せている女の子”を演じ続けているのですね。仕事上でも、「容姿の変化が良い方向に向いたな」と感じられることはありますか?
Una いろいろありますが、例えばダンスの場合、「暗転の中で突如、ピンスポットで照らされ、ステージ上にはダンサーのシルエットだけが映し出される」というシチュエーションがあります。そのシルエットや立ち姿でどれだけお客様を魅了できるかがとても重要なので、スタイルを改善できて本当に良かったと思っています。もし、中3当時の体型のままだったらと思うと…。ゾッとしますね(苦笑)。
――ダンスそのものはもちろん、最初の立ち姿においても、良い効果があったというわけですね。ちなみに、いま現在のご自身の容姿に対しては、どのように感じていますか?
Una コロナ禍による外出自粛の影響で少し太ってしまったので、もう一度、痩せている姿をイメージするダイエットに取り組むつもりです。それと、最近は体型の維持だけでなく、メイクやファッションにもこだわるようになりました。若いころは、「かわいい」と言ってもらえることが何よりも嬉しかったけど、もうそんな歳でもないですからね。これからは、ひとりでも多くの方に「かっこいい」と思ってもらえるようなパフォーマンスができるように、自分を高めていきたいです。
――ますますのご活躍、期待しています。それでは最後に、今後の目標を教えてください。
Una ダンサーとして表に出るだけでなく、講師や振付師といった裏方の仕事にもやり甲斐を感じています。私主催の“Unafes”というイベントも実施しているので、いつかここで出演者全員の振り付けを私が考えて、イベント名に恥じないパフォーマンスを披露したい…というのが現在の目標です。そのためにも、もっとたくさん経験を積んで、より多くの方にダンスの楽しさを知っていただける活動を続けて行きたいと思っています。興味をお持ちいただけた方や、ダンスの振付師をお探し中の方がいらっしゃいましたら、いつでもご連絡ください!
文/ソムタム田井