オリコンニュース
夕陽を背に母港への帰路につく“リアルすぎる”艦船ジオラマが話題 「近くに軍港がなくても、思いのままに楽しめる」
家族旅行で超精密模型『1/100 戦艦大和』を見て、秘めた想いが爆発
kazuno_107小学生の頃に『宇宙戦艦ヤマト2』の影響で戦艦のカッコ良さに魅了され、毎月お小遣いをはたいて模型を買っていました。その後しばらくブランクがあり、2年前に家族で広島県呉市に旅行した折、隅々まで精密に制作された『1/100 戦艦大和』の超精密模型と衝撃的な出会いを果たし、「自分もこの大和のような精密な模型を作りたい!!」と秘めていた想いが爆発しました(笑)。
――SNSで発表された作品を拝見しましたが、そのすべてが本当にリアル。言われなければジオラマだということがわからないくらい精密です。
kazuno_107ありがとうございます。リアルさにこだわっている理由のひとつは、自宅の近くに海上自衛隊の基地がなく、実物を見に行くことがなかなかできないという環境の為、せめて模型で実物の雰囲気を味わいたいという気持ち。もうひとつは、やはり出来上がった作品を写真に撮った時にリアルに写ると純粋に嬉しい気持ちになるからです。
kazuno_107防衛省公式などで、実物の『護衛艦あさひ』の海上航行シーン動画を見た時に、同じようなアングルで撮影したいと思いました。あと、船が登場する映画で、夕陽に照らされてキラキラ光る海面を船が優雅に航行する姿のシーンがあると思うんですけど、ジオラマで再現してみたくなりました。
――どのような物語をイメージして制作されたのですか?
kazuno_107物語的には「日々国民の知らない海上で日本を守る為の訓練を終え、夕陽を背に母港への帰路につく」みたいな感じでイメージしました。
波の高さは調整…リアルさだけでなくジオラマとしての完成度を追求
kazuno_107制作当初から、夕陽とのコラボを考慮していたので、船本体に出来るだけプラスチック感を残さないようにする点が一番苦労しました。
――制作時に一番こだわったところは?
kazuno_107ジオラマの波の高さです。制作している艦艇は実物の1/700スケールなので言い換えると、10ミリの高低差の波でも実物換算で7メートルの大波になってしまいます。波高7メートルは台風並みとの資料を目にしたことがあるので、船と波のサイズに違和感が出ないように出来るだけ高低差が無く、なおかつ海上のうねりを表現することにこだわりました。
――完成作発表後、どのような反響がありましたか?
kazuno_107数十件のコメントをいただき、なかには模型雑誌に寄稿されておられるような方からも「素晴らしい」とのお声をいただきました。今後の作品制作の大きな励みになったことはいうまでもありません。
kazuno_107本物に近い姿で写真を撮れ、閲覧ができることではないでしょうか。実物はもちろん、手で持って自分の好きな角度に傾けたり出来ないわけですが、プラモデルですとそれが出来ます。また精密に作られた模型は、資料としての価値もあるかもしれません。
――モデラーとしての信念をお聞かせください。
kazuno_107純粋に制作を楽しむ事です。私はプラモデルを、あくまでひとつの趣味として制作しています。なので”楽しい模活(模型活動)”を常にモットーに日々制作してまして、今後もこの気持ちは大切にしていきたいと思っています。
――kazuno_107さんにとって「プラモデル」とは?
kazuno_107「自分の好きな世界を具現化できる自由な存在」だと考えています。そしてそれらは他のモデラーさんから強要されるものではなく、制作者本人が納得して楽しむ為にあると考えます。リアリティーを追及した作品はもちろん、リアリティーより量産を優先した作品、オリジナル塗装、オリジナル改造など、全てが制作者の世界観であり、そこを尊重するべきと考えています。こうした作品があるからこそ、同じ銘柄のプラモデルも多種多様な作品になり、素晴らしいプラモデルの世界が構築されていくのだと思います。