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『ホームスター』が170万個を超える異例のヒット “自社キャラない”コンプレックスを武器に

「塾や学校ではない、エンターテインメントが本懐」、知育玩具開発への想い

おもちゃの域を超えた本格的クオリティが話題 (c)セガトイズ

おもちゃの域を超えた本格的クオリティが話題 (c)セガトイズ

――天体観測できる『ホームスター』や出産体験できる『夢ペット』は、いわゆる知育玩具のジャンルになるかと思います。知育玩具開発で大切にされていることは?

東方氏弊社は塾や学校ではなく、あくまでエンターテインメントを提供するメーカーなので、お子さまに楽しんでもらうことが第一です。ただ、それを与える親の気持ちとしては、そのおもちゃで楽しんでくれて、知識も得てくれていたら嬉しいと思います。そんな商品作りを目指しています。

――子どもは“学習”を意識せずに楽しく遊び、親としてはおもちゃを通して子どもの成長がみえる商品ということですね。

東方氏『産んじゃった』は実際に母親である社員が、子どもに「赤ちゃんってどうやって生まれるの?」って聞かれた経験から生まれました。お産のリアリティをどこまでおもちゃで表現するかという議論もありましたが、やっぱり大事なのはお産を通して体験できる優しさであり、子猫をとりあげるときの驚きや喜びです。そういった体験を大事にできる商品作りをしていきたい。そのため、『ホームスター』では星をキレイに映す“機能”や『産んじゃった』で猫がお産をする“機能”というより、体験を通して得られる“感情”にフォーカスをあてたものが多いです。

――そのような想いが『ホームスター』の知育玩具の枠を越えたヒットに繋がったんですね。セガトイズとしては、今後どのような展開を考えてますか?

東方氏『ホームスター』は、コロナで生活様式が変わったことに合わせてコンセプトを変え、8月上旬にリニューアルします。これまで家庭用プラネタリウムはインドアで天体観測するものでしたが、外出できないなか、おうちキャンプが流行り、アウトドア的な楽しみ方の需要が変化しています。それを踏まえて、いわゆる天体の星空を見るプラネタリウムから、もっと家の中で自然を感じるプラネタリウムへと生まれ変わります。時代の流れに寄り添い、さらにみなさまの需要に応えられる商品を目指していきますので、今後も楽しみにしていただきたいです。

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