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『ホームスター』が170万個を超える異例のヒット “自社キャラない”コンプレックスを武器に

商品化のたびに悩む“キャラコラボ”、オリジナル開発が生き残りへの課題

  • お産体験がテーマの『夢ペット、産んじゃった』授乳シーン (c)セガトイズ

    お産体験がテーマの『夢ペット、産んじゃった』授乳シーン (c)セガトイズ

――おもちゃに限らず、人気アニメとのコラボ商品が近年とても多くなっています。そのようななか、キャラクターに依らない『ホームスター』がロングセラー商品であるのは、時代に左右されない楽しさがあるからなのでしょうね。

東方氏まさにそうですね。うちではトップ3くらいに入る息の長い商品です。星空という人類のロマンは時代が変わっても永年のロマンというか。世代関係なく、どんな人でも星にロマンを感じるというところに目をつけた商品なので、ロングセラーに行き着いたのだと思います。

――とはいえ製品開発の際には、キャラクターとのコラボは議題にあがりますか?

東方氏もちろん、開発して商品化するたびに、キャラクターとのコラボをするかどうか毎回悩みます。例えば『ホームスター』でいうと、“星好き”の方にターゲットを絞っても、売り上げは伸びません。星が“ちょっと好き”な方たちに知ってもらうチャンスを作るために、ディズニー『スター・ウォーズ』や映画『君の名は』とのコラボなど、“星”という枠を出ないところでコラボなどおこなったこともあります。

――一方で、セガトイズは他社キャラクターとのコラボに依らない、“おもちゃ”としての個性に特化した商品も多い印象があります。例えば、動物のお産を体験する『夢ペット、産んじゃった』シリーズでは、“リアルすぎる出産シーン”が話題になりました。独自路線のおもちゃへのこだわりはありますか?

東方氏セガトイズは理念として、これまでにないモノとサービスで世界中の人々に驚きと笑顔を提供することを掲げています。それが、独自路線だと見ていただける所以かと思います。一方で、我々のコンプレックスとしては、セガトイズといえば「この商品」という会社の顔となる商品が少ないといったところが挙げられます。そもそもセガがおもちゃを作っていると認知されていない方もいらっしゃると思います。オリジナルのIP(キャラクター)を作って、長年愛されるような商品に育てていきたいと、強い想いを持っています。なので、ロングセラーとなるIPを生み出したいというのも、ここ数年頑張っているところです。

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