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新しい生活様式を遊びの中で疑似体験、『リカちゃん』が担う“おもちゃの役割”とは

 1967年の誕生から50年以上愛され続けている『リカちゃん』。人形以外にも、時代に合わせて進化する住居や家電、店舗などのセットも変わらぬ人気を支えている。今夏は、キャッシュレス風決済やセルフレジを備え、よりリアルなお買い物ごっこが楽しめる新商品を発売。レジ袋代わりのショッピングバッグを付属させたリカちゃん人形や、デリバリー体験ができるスクーターも登場するなど、常に時代の最先端を行く商品展開を続けている。開発に込める想いと、おもちゃが担う役割について、同社のリカちゃん開発課・平林奈々さんに聞いた。

レジ袋有料化、電子決済、デリバリーサービス…世の中の流れを人気シリーズに反映

――お買い物遊びが楽しめるショッピングモール『リカペイでピッ! おかいものパーク』が6月に発売されました。開発されたきっかけを教えてください。

【平林奈々さん(以下、平林)】「お買い物」がテーマのショッピングモールは、以前から展開しているとても人気のシリーズです。新発売の『おかいものパーク』は、これまでの商品の良いところや子どもたちが気に入っているポイントを踏襲しつつ、より時流を意識した要素や楽しいギミックを追加しました。

――どのような部分が新たに加わったのでしょうか?

【平林】子どもに人気のトング遊びが楽しめるパンコーナーを独立させたり、セルフレジの「リカペイ」などが新しく加わりました。子どもたちはカゴにたくさん小物を入れて遊ぶのが大好きなようなので、小物も100個とたくさん入っています。

――7月には、デリバリー体験ができる『リカちゃんイーツ おとどけスクーター』も発売されました。

【平林】スクーターは“今までのリカちゃんのカテゴリーにないアイテムを”というテーマを元に考えました。共働きの世帯も増え、昔よりも子どもにとって身近で、でも子どもにとっては楽しみなデリバリーを題材に企画を立てました。

子どもたちが「やってみたいけどできない、憧れのこと」を叶える

――コロナ禍での商品発売となりましたが、今までの商品開発と違った点はありましたか?

【平林】商品の開発には通常1年以上の時間がかかるため、両商品とも以前より開発が進んでいました。電子マネー決済やエコバックの使用も、子どもたちの間にも浸透しつつあったので、取り入れることが決まっていました。生活に取り入れる必要性が加速した今、電子決済やレジ袋の有料化、ソーシャルディスタンスやデリバリーサービスの利用など、新しい生活様式を、おうちの中で親子一緒にリカちゃんで遊びながら疑似体験したり、学んでいただければと思っております。

――家具家電やお店屋さんなど、生活全般を商品に反映させるというのは、人形遊びならではだと思います。それらを積極的に反映させてきた理由はありますか?

【平林】おままごとやごっこ遊びでは、お父さんやお母さんなど、大人のしていることの真似事をします。日常での出来事や憧れ、夢などを「リカちゃん」の遊びの中で体験できるようにとの想いを込め、商品に取り入れています。

――具体的にはどういった部分でしょう?

【平林】例えば実際の日常生活でよく目にするスーパーのセルフレジは、実際には子どもたちはやらせてもらえないことがほとんどだと思います。そんな子どもたちが日常で「やってみたいけどできない、憧れのこと」を叶えられるとよいなと思っています。

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