• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
(更新: ORICON NEWS

「20年あまり“朝2時半起き”生活」変わらぬハイテンションのさかなクン、そのバイタリティの源

20年あまり朝2時半起き生活、お魚ライフと仕事を両立「1日はいろんなことできるな!」

さかなクン

 このように、東京海洋大学客員助教授としての魚の研究、魚にまつわるメディア出演以外にも活動は多岐に渡り、どんどんすそ野を広げているように見える。しかも、さかなクンが住み、研究に勤しんでいるいるのは、千葉県館山市。メディア出演のための移動時間も考えると、あまりの多忙さが心配になる。

 「お魚ライフとお仕事の両立は、全然できています。自分の場合は、朝の2時半とか3時前くらいには起きて、4時前の定置網漁船で漁師さんとギョ一緒に網を引かせていただいています。それを20年あまり続けています。獲れるお魚の種類や季節の変化がわかりますし、東京海洋大学の館山ステーションの研究室で記録を取ったり、先生方と情報交換したりもします。そこから支度して東京に向かって、お仕事。気づくと夕方、夜になっているんですが、事務所に戻ったら今度は絵を描いて…っていう。1日はいろんなことできるな!って思っています」

 最近は、さらにYou Tubeもスタートした。

 「今はコロナ禍で飲食店の皆様が大変なので、食べて応援しましょうっていうことで、たこ焼き屋さんの全種の48個を買って食べたり、さまざまなお店でお料理を持ち帰ってそれを全部食べたり。意外に大食いなんです(笑)。あと、小さいとき剣道を習っていたので、素振りだけずっとやってるとか、絵を描いたりとか、いろんなことに取り組ませていただいています」。

魚が支えるさかなクンのバイタリティ、「多忙は逆にありがたい」

 コロナ禍によるリモートワークや、おうち時間の過ごし方に悩む人も多い昨今。ここまで1日を長く、濃く楽しむさかなクンのバイタリティには、感服するしかない。だが、そんな忙しい日々で、休息や睡眠時間はしっかり取れているのだろうか。

 「朝2時半に起きてお魚に関わる活動をしていたら、気づいたら夜中12時じゃないか!っていう日も多いのですが、お魚を食べると元気が続くんですよね。でもお魚がないと、ぽわーっとして、なんか意識がフラフラしてくる。お魚には、DHA、EPA、コラーゲン、必須アミノ酸やタンパク質、鉄分、亜鉛とか、いろんな栄養成分が凝縮されていますので、お魚を食べるとまた元気が漲ってきます。さまざまな機会をいただきますと、感動がいっぱい! そしてお魚パワーを吸収できますので、多忙は逆にありがたいんです」

 表に出るときはつねにハイテンションのさかなクンだが、裏側とも言える今回の取材時も、テレビで観るのとまったく同じハイテンションだった。ギョギョッ!とさかなクン語を交えながら流れるように淀みなく語り、魚のことを話す際にはとても楽しそう。そんなさかなクンも、前述のような忙しい日々を送るようになって長い年月が経つ。たまには疲れてしまうこと、多忙の中でテンションを保つことに無理はないのだろうか。

 「疲れが残ることは、ほとんどありません。今のところ、すギョく健康体で超!!元気。ただ、お魚をあまり食べてないと、体がしびれてくるんです。ギョギョッ! 体がしびれてきた! 困ったどうしよう、そうだ!あら汁作ろう、と。作って飲んだ瞬間、しゅわしゅわ〜ってお魚のさまざまな栄養成分が巡って、一気に元気になるのです。自分の元気の源は、ほぼ100%お魚。特に!縁の下の力持ちは、カツオちゃんです!」

 カツオはマグロのようなアスリート系の魚で、寝る間も惜しんで泳いでいる。疲れ知らずの理由はアンセリンという成分だそうで、これは人体においても、抗疲労効果、持続力、若返りなどいろんな効果が期待されているもの。さかなクンの元気の源はカツオだったのだ。

 「『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』には、そんなお魚や海の生き物たちの魅力がいっぱい詰まっています! 僕もお魚パワーで、今後もハイテンションを持続させていただきたいですね!」と、超が付くほどの笑顔で話すさかなクン。10年後も20年後も、我々を「ギョギョギョッ!」と驚かす活動を続けてくれそうだ。

(文:衣輪晋一)

映画『驚き!海の生きもの超伝説 劇場版ダーウィンが来た!』

6月11日公開
ナレーター:水瀬いのり
出演・ナレーター:さかなクン
ヒゲじい:龍田直樹
監督:田所勇樹
公式サイト https://umi-darwin.com/

あなたにおすすめの記事

 を検索