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コロナ病棟の最前線で何が? 東京五輪にワクチン…応援求められる看護師たちの「伝えたい現状」
東京五輪にワクチン接種、応援要請される看護師の心情
「現場の状況を見ていると、とてもじゃないですが、五輪をしている余裕はないと思います。たとえ開催されたとしても、みんな楽しめないし、幸せな気分になれる人は少ないのではないか、と個人的には思います」
ワクチン接種の応援要請については、「必要なこと」だと思っているものの、現在はまだ具体的な依頼が現場には届いていなく(5月28日現在)、病院からの指示を待っている状態だそうだ。
コロナが流行して1年余り。現在も東京をはじめとした一部の都道府県は緊急事態宣言下であり、まだまだ収束の見込みは立たない。医療崩壊の懸念もある病院の状況も、「改善するどころか、むしろジワジワと悪化してきているように感じる」とぱれちにさんは語る。
「マスクやガウンなどの物品は、初めの頃に比べて状況が改善したように思います。ですがコロナ陽性患者さんが増え、変異株も出てきているので、依然として油断はできません」。
予断を許さない状況下だが、これらの作品を読んでくれる医療従事者、看護師たちに、漫画と通して伝えたい思いがある。
「医療の最前線で働く方々にもたくさん読んでいただいていますが、みんな大変だと思います。私の漫画を読んで、少しでも気分転換をしてもらうことができたら幸いです」。
同じ看護師や医療従事者へ向けた漫画ではあるが、コロナウィルスにり患すれば、彼らに助けてもらうしかない一般の人々にも、ぜひ読んでもらいたい作品だ。