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平面なのか立体なのか?『頭文字D』風のプラモデルに目を疑う…作者「走っているように見えるものが作りたかった」

――近作では昨年末、トヨタヴィッツRSを“描かれ”ました。なぜスポーツカーの印象があまりないヴィッツを、モチーフにしようと思われたのですか?
SHINGA単純にコンパクトハッチが好きで、私が実際に2台もヴィッツRSに乗ってきたというのが理由です(笑)。軽いボディに、程よくクロスされたミッションは病みつきになります。

――愛車にされていたんですね。こちらも人気の日産シルビアとのつばぜりあいが、臨場感あふれる様子で見事に表現されています。
SHINGAありがとうございます。制作する上で、「ヴィッツの相手は何にしようかな?」と思ったときに、なにか1つコンセプトが欲しいなと。そこで思いついたのが「青ボディ対決」(笑)。ヴィッツでは、ドライバーの腕がないとなかなかシルビアには勝てませんが、ギリギリの競り合いのなかから、シルビアの前に出たところの臨場感を意識しましたね。

――制作後、どのような反響がありましたか?
SHINGA本作だけでなく、いつも良く言われるのは「脳がバグる」です。僕自身も写真を見返すと絵に見えちゃうくらいなので(笑)。本作に関しては、ヴィッツ乗りの方が喜んでくれました。
――“漫画風塗装”作品を作る際の、どのようなところにこだわっていらっしゃいますか?
SHINGA当初は『頭文字D』っぽく…と思って作っていたのですが、徐々に自分色が出始めて、どんどん劇画タッチになっていきました。今は「やりすぎないように」と、気をつけています。こだわりはとにかく「臨場感」。動いてるように見えなきゃ作品としては失敗だと思っています。

――これだけこだわって制作している“漫画風塗装”の魅力はどんなところですか
SHINGA立体なのか平面なのか区別がつきそうでつかないところに、妙なリアル感があると思います。漫画なんだけど立体物として存在している。そんな不思議なところが魅力だと思います。

――「脳がバグる」という言葉もありましたが、まさにそんな味わい深さがありますよね。今後も制作は続けていくのでしょうか?
SHINGAもちろんです。構想はまだまだたくさんあります。なかなか制作時間が取れませんが、初代スズキアルトワークス、トヨタカローラレビン(AE86)、トヨタスプリンタートレノ、雨宮仕様のマツダサバンナRX-7などを考えています。

――ご自身のカープラモデラーとしての信念を教えてください?
SHINGA個人的にはモデラーというより、“ペインター”だと思っています。信念はとにかく「自分の作品で人を喜ばせる」。これに尽きます。

――最後にSHINGAさんにとって「カープラモデル」とは?
SHINGAカープラモデルも含め、車関係全てが僕にとってなくてはならない物です。本業がプロダクトデザイナーなので、車やプラモは1番の刺激になりますし、僕のセンスを作り上げてくれたもの。死ぬまで続けていく趣味であり、ライフワークですね。

文/中山洋平

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