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“ぼっち”中学生時代を経て高校デビュー? 女子が「友達を作る過程で起こる図」に共感の声
中学生編を見守ってきたファンも 誰もが一度は通る経験に共感
ぼっちだった中学の頃とは違って、友だちと食べる弁当にホッとしつつも都会さんの頭の中には困惑も。最初に作られたグループがクラス替えまで固定となってしまう、暗黙の了解のような雰囲気のある上に、お互いに知っている情報量が少ない。
漫画の中で「現在、互いに知りえている情報」を図解した都会さんに「すごいわかる」「親近感沸く」と読者も自分を重ね合わせたコメントを投稿、4900件ものいいねが付いた。
お久しぶりです。また漫画描き始めます!毎週金曜日に更新しますので、良かったら見てください?( ? ? ? )?
? 都会 (@okameid) November 13, 2020
中学ぼっち後の、高校時代のお話です?#エッセイ漫画 pic.twitter.com/sAikAm3Pnu
高校生編のスタートにファンからは「高校生活は楽しめるといいなぁ」や「中学生前後のエピソードも気になっていた」と、高校生の都会さんの幸せを願う声も多数。
そんなフォロワーからの声に「コメントやDMで『同じような経験をしました』『自分だけじゃなかったんだって安心しました』という声をたくさんいただいて、私自身とても救われました。いいねやRTも励みになっています。本当にありがとうございます」と、寄せられる反響に喜びをかみしめている。
心にフタをしていた憂鬱な出来事をエッセイ漫画に
そもそも、なぜ自身のつらい過去を投稿しようと思ったのか聞いてみると、意外な答えが返ってきた。
「昨年の5月に漫画を学べる学校に通い始めて、そこでエッセイ漫画を描く課題が出て描き始めたのがきっかけでした」
「思い出すだけで憂鬱な出来事だったのでずっと心にフタをしていたのですが、1話1話描き終わるたびに心がスーっと晴れていくのを感じました。漫画にすることで客観視できたので、描いて良かったと思っています」
会社員時代の葛藤も今後エッセイ漫画として昇華させたい
執筆にも慣れ、現在漫画を描くうえで心がけていることを聞いてみると、「『一つのお話に一つのテーマ』を心がけています。つい色々詰め込みたくなっちゃうのですが、そうすると何を伝えたいのか分からなくなってしまうので、そこだけは意識して気をつけています」とすっかりコツをつかんだ様子。
高校生編の漫画もまだ連載中だが、「社会人時代に色々なセミナーに行ったり、資格を取ろうとしたり、転職を繰り返したり…と葛藤していた時期があり、その時の話をエッセイ漫画で描いてみたい」と、次回作の構想もすでに頭の中にはあるよう。
フォロワーのコメントの中には、「絵が好き」という声もあるが、以前、出張編集部にホラー漫画を持ち込んだら「絵がこんなだからギャグ漫画かと思いました」と言われた経験もあるんだとか。そんな都会さんの今後の目標は、「画力を上げること。エッセイ以外にもいろいろなジャンルの作品を描いていきたいので、可能性が広がるよう欠点はどんどん潰していきたいと思っています」