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“杉谷いじり”で培った優しさと巧みな言葉選び…西武ウグイス嬢、異例シーズンのアナウンスに込めた想い

注目されるのは得意ではないが、ライオンズを好きになるきっかけになれば

 鈴木さんはこれまでにも、“杉谷いじり”についてメディアから取材を受け、名口上が生まれるとそのたびに、翌日のスポーツ紙を沸かせてきた。他球団の選手とともに注目されることは本意ではないだろうが、本人はどのように思っているのだろうか。

「私は裏方ですので、自分が注目されるのは正直、得意ではありません。それでも、野球を好きになる、ライオンズを好きになるきっかけはどこにあってもいいと思っていますので、私のアナウンスがきっかけのひとつになってくれるのであれば、幸せなことだと思います」

 全ては埼玉西武ライオンズのため。事業部に所属する鈴木さんは、球場アナウンス以外にも、試合日程が決まったら、相手チームとやり取りをし、試合で行うセレモニーや着用するユニフォームを決定するなど興行に関わる仕事をメインに、経理処理や請求書、契約書類の作成など、デスクワークなどその仕事は多岐にわたる。
 事業部としての立場からも、2021年シーズンは、楽しみなことが多いと目を輝かす。

「メットライフドームエリアは3年かけて改修工事を行ってきましたが、次の開幕戦にはそのすべてが完成し、グランドオープンします。ビジョンや音響自体もグレードアップしますし、それらを使った新しい演出にも注目いただければと思います。
 まだまだコロナ禍が続きそうで、すべての不自由から解放されることはないかもしれません。そんな状況であったとしても、ライオンズを身近に感じていただけるよう、私もファンの皆様とともに成長していけたらと思っています。とにかく、健康第一。あとはいつどんな時でも、同じサービスを提供できる状態であり続けることに注力して頑張ります。
 そして、お客様には、いつ来ても、同じように安心して、楽しく過ごしていただきたい。私たちにとっては年間70試合以上あるうちの1試合でも、お客様にとっては特別な1日かもしれません。だから決して1試合たりとも手を抜くつもりはありません。2021シーズン、是非とも優勝して一緒に頂上からの景色を堪能しましょう」

取材・文/河上いつ子

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