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「茶の間で新聞」って親父かよっ…モデラー描くガンダムの“人間らしい”生活「カッコイイだけがガンプラじゃない」

信念は「頑張りすぎず楽しむこと」

――さまざまな苦労を経て4コマをあげていることが分かりましたが、公開後の反響はいかがでしたか?
石澤ぐり概ね好意的に見ていただいているようなのでありがたいです。リプライでも「面白い」「ほのぼのする」「癒やされる」などと言っていただけたり。そういった感想は本当に嬉しいですね。小学生のお嬢さんを育てている方に「娘もいつも見ていて楽しみにしています」と言われた事もありました。特別、対象年齢は意識してなかったのですが「お子さんにも楽しんでもらえている」ことを知った時は、もちろんうれしい気持ちもあるんですが、どこか不思議さもありました。

――継続して作り続ける大変さはありませんか? モチベーションはどのようなところから?
石澤ぐりそもそも、あまり大変だと感じた事はないですねぇ…。楽しいんですよ(笑)。「見てもらえている」のはモチベーションにつながっていると思います。やはりSNSはダイレクトに反響を感じることができますし。ただそればかりにとらわれないようには気をつけています。反響ばかりを意識するようになると、きっと作品も駄目になっていくと思うので。
――リアルさを追求するモデラーさんとは少し違った形ですが、ガンダム愛にあふれた作品だと思います。「ガンプラ」を制作するうえで一番気を付けていることは何ですか?
石澤ぐりガンプラ制作で気を付けている事は「頑張りすぎない」ことですね。ガンプラを本格的に始めた当初は「スミ入れ」から始まって「スジボリ」や「合わせ目消し」「塗装」や「改造」も!と意気込んでいたんですが、これがまた疲れるんです(笑)。一体作るのにどれだけ時間がかかるんだ? と。勿論それが醍醐味だと仰るモデラーさんも多いと思いますけど、ちょっと私の性には合わなかった。なので今では割り切って、スミ入れと部分塗装、デカール貼り程度に留めています。信念は、多くの方もそうであると思いますがやはり「楽しむ」ということ。なんだかんだ趣味ですから、やっぱり楽しんでやりたいと思っています。

文/中山洋平

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