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スキャンダルではなく世界を見据えての独立 ビックスモールンが語る日本の芸能事務所の役割
チロきっかけは五輪マークのボディーアート動画でした。結果的にそれがグリの加入のきっかけにもなったんですけど。
ゴン最初は2人で表現しようとしてたんです。けど、どうやっても僕とチロの体だけで5つの輪を作るのは難しい。そこでグリに「ちょっと入ってみてよ」と僕が2人を持ち上げて、このネタが完成しました。
チロで、TikTokにもそのネタ動画をあげて。そしたらIOC（国際オリンピック委員会）から連絡が来たんですよ。
ゴンしかも事務所経由ではなく、僕のTwitterに直でDM（ダイレクトメール）が届いて。最初は「ウソでしょ」と思ってたんですが、JOC（日本オリンピック委員会）に確認したらホンモノだと。そして昨年5月、TikTokのオリンピック公式チャンネルの動画第1号として取り上げられたんです。
チロ去年、京都の屋外イベントでネタをやってたら、ニューヨークから来たという人が駆け寄ってきたんです。「TikTokいつも見てるよ！」と。この衣装なので、遠くからでも目視しやすいみたいで(笑)。
グリあと僕らのネタをマネした動画をあげてる方もけっこういますね。
ゴンそうこうしてるうちに、海外から仕事のオファーが次々と来るようになったんです。それもやっぱり事務所経由ではなく、僕のDMに直で。英語できないから、翻訳に必死なんですよ(笑)。
──でも事務所を通さないでオファーを受けたら、闇営業になりますよね？
ゴンいやいや、もちろん事務所には「こんなのが来てるんですけど」と話してました（笑）。それで決まった仕事もいくつかあります。
