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(更新: ORICON NEWS

「太ってたら嫌われるの?」摂食障害を経験したモデルが発信、広告パロディ”みんな尊い”に反響集まる

「雑誌『la farfa』は、日本におけるポジティブの先駆けだった」

『la farfa』9月号(C)文友舎

『la farfa』9月号は7月18日より発売(C)文友舎

――『la farfa』が刊行されたとき、すごい印象に残っています。渡辺直美さんが表紙をされていて。プラスサイズモデルの立ち位置としては、昔と今ではどのように変わってきましたか?

「創刊当初は、ぽっちゃり女子とかぽっちゃりモデルという言葉がよく使われていたんですね。でもそうすると、見ている人が『この子はぽっちゃり』『いや、ぽっちゃりじゃない』と、論争が起こるんです。ファッションじゃないところで話題になっているのをよく見ていました。体型の感覚が、人によって違うんですよね。そこで、私としてはもう肩書の名称を変えちゃおうと。欧米で使われている、”プラスサイズモデル”という表記に数年前に変えたんです。アパレルブランドも、“ぽっちゃり女子”という言葉ではイメージ的に使いにくい部分もあると思うんですよね。どちらかというと可愛らしいイメージだったので。対して“プラスサイズ”という言葉は大人向けのフォーマルにも、カジュアルにも対応できる。『VOGUE』 でも取り上げられていますし、“プラスサイズ”という言葉自体を見る機会が増えてきました」

――『la farfa』は吉野さんにとってどんな存在ですか?

「日本における、ボディポジティブの先駆けで、目印の旗みたいなものだと思っています。それができたことによって、アパレルの選択肢が増えただけではなくて、体型が近い読者さん同士でファッションの情報共有ができたり、SNSや雑誌のイベントを通して繋がって友達になって、一緒に買い物も行けるし、お互いの存在を「いいね!」と堂々と認め合えるようになった。ファッションはもちろんなんですが、コミュニティでもある。la farfaが出来たことによって、日本でもそういう文化ができたということが大きいと思います」

――プラスサイズモデルとして、今後の展望は?

「私は、もっと内面的な部分から勇気づけることが大事だと思っています。どんな体でも、ファッションの力が与えてくれる安心感や楽しさ、自由さを表現することと、コラムを書いたり、ユーモアな表現を交えて多くの人にボディポジティブを発信していく活動に今後もっと力を入れていきたいです。最近だと、誹謗中傷問題など色々な価値観が見直されてきていますよね。価値観や風潮って、時代によって変わるものだと思うから、「これっておかしいよね」と多くの人が気付いて話しあうことが増えれば、自分の体に対するネガティブなイメージを変えられる人が増えると思っています」

吉野なおさんのYouTube「 Naotube【吉野なお】」

『la farfa』HPはこちら
https://lafarfa.jp/(外部サイト)

『みんな尊い!広告』を作ったウラ話
https://lafarfa.jp/articles/detail/376931(外部サイト)

PROFILE/Nao
https://lafarfa.jp/models/detail/1 (外部サイト)

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